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    葡道萄化

    にーさん×弟+補+爆ばっかり、六つ子×ムツゴで11.22.33.44.55.66。他は13.24.56。左右は問わない。人体の関節やバランスとか全部解らない自己満足絵とか、メインはいつか書きたい設定の服とか纏めたい、ちなみに10年前から書きたいって言ってる。他あげた作品について語る、使い方間違ってるのは解ってる。沢山のにーさん書きたいのに全然進まない。この十年で絵も愛も性癖も書き方も成長が見られない、唯一成長したのは個々の解像度。にーさんの性格が大分悪くなった。

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    葡道萄化

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    あとがきとか。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12233911

    #あとがき
    postscript

    高校の頃に書き始めて、後半手前で埃を被っていた作品。僕の癖が詰めに詰められたお話。

    蜻蛉に魅了された純粋な子供が、やがて社会に飲まれつまらない大人になる。淡々と上司の命令に従い、昇進の為には結婚してないとというルールの為に結婚する、妻が出来てからも男はどう変わるわけでもなく女は家で男を支えるべきという当たり前の女のモラル、男は稼いで当然のモラル。男女の価値は明確に示されている。
    妻が死んでも涙も流さなかった男は定年後、自分の建てた家で一人趣味に選んだ盆栽を手にする。
    自分に張り付いた、余計なモラルを切り落とし、自分の為のルールを作り上げる庭。男の心が安らぐのはいつぶりだろうか?
    そしてふと舞い降りる転機は赤、野生の蜻蛉に触れあの日の悔みが薄れる。まるで許しに来たというように蜻蛉は触れ、離れていった。
    そこで男はようやく虚無の吐き出し方をしる、雫となった後悔が落ちていく。男はようやく大人になったのだ、悲しみも弱さも悔しさもそんな事で泣くとは男らしくないと縛られた雁字搦めな自分から、自身の心と向き合った。


    妻の名前は「茜」という、物静かな女性だった。彼女は優しく慎ましく決して責苦を口にしない女だった。物語は男の独白と後悔、懺悔で締められている。男は蜻蛉をまるで静かに側にいた妻に重ね一人悲劇に酔いしれているに過ぎない、許された気になった懺悔になんの意味があるのか、それを言う相手などもう居ない。惜しむらくは女が先に死んだ事である、もし生きていたら、墓前に立つのが女の方であれば女は男に謝ってほしいと言っただろうか?無論と趣味事に勤しみ、自身の庭を造る程の金を使い、まるで重荷を下ろすように懺悔して、あまりにも自己満足である。
    女は、助けを呼ぶことも無く死んだ。
    叩き落とされた赤、自由だった生き物は地面に伏す。女は捕らわれ生涯を終えた、女の羽を捥いだのは間違いなく大きな力を持つ男だった。


    独りよがりの懺悔、許されたいだけの自己満足、それを許す世界のルール、人間の感情を求めない社会モラル、大好きですね。これ程明確にわかりやすい構図だと夫々の役割が書きやすいですし、そんな規則に従っただけの人間が自分は悪くないと言うように助かりたがる懺悔が愚かで虚しく大好きですね。
    昭和臭い雰囲気で、全体的に重く簡易的に書かれてます。男の独白なので男の思い出に強い所が中心です。妻の葬儀の事なんか覚えてないだろ、絶対と思うような皮肉には自分に言われた悪口を中心に覚えていただけ。どうあってもエゴな男。
    結局彼は最初から最後まで他人に興味のない奇妙な生き物です、彼の心を動かすのはひたすらな美しい赤。だから彼は無意識にあかねと結婚したのです。


    締めが微妙なので書き直そうか悩んでます、あと個人的にとっても好きなので表紙誰かに頼もうかと思ってます。
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    nmm_0416

    MEMO新刊のあとがきが書けなかったので、イラスト本の解説のようなものです。
    本を作るぞ!となってから考えたこととか紙や加工のこだわりのこととか。裏話的なのが読みたい方だけどうぞ!
    今回は「影山、ちゅーして!」のお話。
    「影山、ちゅーして!」のお話ひなたくんのお誕生日に向けてtwitterで更新していた1日1コマ漫画をまとめた本です。

    お誕生日漫画完結のタイミングで、仲良しのフォロワーさんから「紙にしてください!きっと正方形の絵本みたいな漫画本にしたらかわいい!!」と言っていただいたのをきっかけに、その案をそのままありがたーーく頂戴して作らせていただきました(ありがとうございます!!)

    なるべくツイッター連載の雰囲気そのままになるようにということを意識していて。
    影山くん視点で始まるお話なので、絵で見てとれるひなたくんの表情と言葉のほかにツイートで影山くんの言葉を補足していたので、その部分をどうしようかな〜と結構ギリギリまで悩んでいました。
    手書きで追加することも考えたんですが、すでにひなたくんのセリフがイラストにしっかり入っている絵ばかりだったので、悩んだ末、ページ上の余白に小さく書体で入れることにしました。
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