自白 湯船に浸かってリラックスしきったところで目を閉じたら、そのまま眠ってしまいそうになる。
この家を買う時に聞いた、日本では、風呂場の死亡事故が交通事故より多いらしいという話が脳裏をかすめたところで、ギョンフンのノックの音に起こされた。
さっきソファでせっかく気持ち良さそうに眠っていたのに、自分が声をかけたせいで起こしてしまったのか。男同士なのをいいことに「開けていい」と答える。
もう少し親密になりたいと思う気持ちが酔いで解放され、断られるかもしれないと思いつつ「入れば」と誘った。
微妙な表情をされたものの、ギョンフンは素直に提案を受け入れた。
ギョンフンの入れ墨は上半身の方が多くて、この前シャツを脱いで見せられた時ほどの驚きはない。それより、常々思っていたスタイルの良さに改めて感心する。
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