【RBB×TB】姫はじめ「あけましておめでとうございます♡」
お酒が入っているからか、いつもよりも柔らかい笑みをふわふわ浮かべている。その姿は愛らしいと思う……現在、押し倒されているという状況を除けば。
「……おめでとうございます、何でしょう新年早々この体勢は」
「姫はじめに決まってるじゃないですか♡」
そう言うと、戯れるように首をなぞる様に舌を這わせてくる。
「姫はじめは1月2日ですよ」
それを聞けば顔を上げて、きょとんとした顔をした。が、すぐに艶めかしく口角を上げて「ふふふ」と笑う。
「じゃあ2日まで続ければ良いってことですよね♡」
そういう事ではない。
が、その言葉は深く口付けられたことによって遮られた。熱い舌が勝手に咥内を弄るので、その舌を捕まえて吸い上げるとビクリと身体が揺れて嬉しそうな吐息が漏れる。
反撃と言わんばかりに伸ばした腕が自身を撫で上げ、布越しに僅かな刺激を与えてくる。
「ね、いいでしょう?」
その刺激に緩やかに熱が集まるのを感じ、ため息を吐く。そして、一気に体勢を逆転させて悪戯をする手を床に縫い付ける。
「貴方って人は……」
驚いた様子もなく、興奮と欲でどろどろに溶けた瞳でこちらを見つめる。
いつだってその双眸に呑み込まれてしまうのだ。