雑42×高30←息子13雑42/高30/息子13(元服前)
高は稚児ではなくなったが、側近であり主従前提の衆道関係は続いている。
雑にそっくりに育った息子はまだ13歳にも関わらず、15,16歳の背丈と肉体で、もちろん体術にも優れている。
長期任務から帰った後、息子は宿舎で父が高を抱いている声を聞いてしまい、
二人の関係を初めて知る。
その後。
子:どうして陣左は父上を慕っているの。父上は陣左を捨てて母上を選んだのに
高:その名は、雑渡様だけが呼んでいい名前です。おやめください
子:陣左、私が強くなれば私だけを見てくれるのか?
高:坊、私が生涯かけてお守りすると決めたのは雑渡様だけです
子:陣左!
思わず平手打ちをする高。
子:っ…!
高:はっ…申し訳ございません!お怪我は
と頬に触れようとするが、逆に息子に腕をつかまれる。
子:私はお前を手に入れるよ
<設定メモ>
雑27で結婚。28歳で息子誕生。
妻は雑と高の衆道関係を承知している。
武将の末娘の妻は、最低限の役目を果たし、家を出れればいいと思って割り切っているタイプ。
■雑42/息子13/高30
雑は組頭として忙しくしていて家にあまり帰らないが、
休みや仕事の合間には息子に稽古をつけてくれる。
高は小さいころから遊び相手になってくれて、成長してからは自分にも稽古をつけてくれて、昔から慕っている存在。
息子はたまに忍びの宿舎に覗きに行くが、父のそばにはいつも高がいる。
高の稽古はそこそこ厳しいが、自分を成長させてくれようとしているのはよくわかる指導で基本は優しい。
そんな高が、自分といる時には見せない柔和な表情を自分に父に向けている。
そういう時は、父と高の間に入ってないけないような空気が漂っている。
ある時、父の長期任務が終わった頃合いなのに
父が屋敷に帰ってこないことがあった。
気になって忍びの宿舎にある父の部屋に向かうと、父が高を抱いている声を聞いてしまう。
こんなに甘い高の声と優しい父の声を聞いたのは初めてで、同様する息子。
驚きなのか嫌悪なのか、すべてなのか、それ以外の感情なのかわからない。
もちろん雑も高も息子の気配に気づいているが、特に問題ではないのでスルー。