【友人くん】

年齢：25歳
種族：人間
居住地：彩珠島
職業：DTMエンジニア

◆現在の生活
彩珠島で一人暮らし。
DTMを駆使し、音楽制作をメインに活動している。
現在はイルの音楽活動を全力でサポート中。
ある意味博打な音楽の道へ引き込もうとしている自覚があるため、いざとなればイルを養う気でいる。

◆性格・特徴
明るくノリが良く、常に笑顔を絶やさない性格。
初対面の人ともすぐに打ち解けることができる。
周囲を和ませるムードメーカーであり、友人や仲間たちとの時間を大切にする。
意外と顔が広い。

◆過去の経歴
バンド活動を夢見ていたがいいメンバーに巡り会えず、苦い経験を経てバンドを諦める。
その後、DTMに転向し、自宅で音楽制作を行うようになった。

【イルディオ】
年齢：外見は23歳程度（実年齢は不明）
種族：吸血鬼（雑種）
居住地：彩珠島
職業：ボーカリスト志望

◆現在の生活
異世界から迷い込み、政府の勧めで彩珠島へ移住。
現在は彩珠島のアパートで暮らしている。
動画投稿サイトで「IL」という歌い手として活動。自身のオリジナル曲やカバー曲を投稿し、フォロワーを増やしている。
彼の歌声には独特の魅力があり、多くのファンを惹きつけている。

◆性格・特徴
寡黙で物静か。内に秘めた情熱を持っている。
表情があまり変わらないため周囲からは冷たく見られることが多いが、実際は心優しい性格。
音楽に関しては非常に情熱的で、トレーニングには真剣に取り組む。

◆能力・特技
【超感覚】
優れた聴覚と感覚を持ち、音楽の細かなニュアンスを捉える才能がある。

「彩珠島（いりすじま）」設定異種族居住区「彩珠島（いりすじま）」設定

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▼世界観
ある時世界に突然「穴」が開き、異世界から異種族たちが迷い込んでくるようになった。
彼らは元々フィクションと考えられていた存在であり、元の世界へ帰る手段は見つかっていない。

▼対策と居住区の設立
各国は異種族たちの受け入れについて協議を重ね、人間社会での生活が困難な彼らのために専用の居住区を設けることを決定した。
日本では過疎化が進んでいた小さな島「彩珠島（いりすじま）」が異種族居住区として指定され、異種族と共に暮らす特別な地域となる。

▼現在の彩珠島
最初に異種族が迷い込んできた日から十数年が経過し、彩珠島では人間と異種族の共存が進んでいる。

【セイナージュ】（セイナ）
種族：人魚族
年齢：人間換算で17歳前後
性別：女性
居住地：海辺にある水棲種族用アパート
通学先：彩珠学園 高等部（異種族特別クラス）

◆現在の生活
異世界から彩珠島付近の海に迷い込み、そのまま彩珠島へ移住。
現在は彩珠学園の高等部に通い、人間や異種族の学生たちと共に学んでいる。
勉学と共に、たくさんの友達を作ることが目標。

◆性格・特徴
おっとりとした優しい性格でやや天然。
感情が波のように穏やか。怒ることは滅多にない。
話すスピードはゆっくりめ。
聞き上手であり、人の話を聞くのが好き。

◆ 能力・特技
【癒しの歌】
歌声には聞く者の心を穏やかにし、傷ついた心や疲労を和らげる力がある。
能力の発動は無意識的なことが多く、本人はまだ完全には使いこなせていない。

眠り姫　深夜に差し掛かり、ルシファーの部屋の窓からネオンカラーに染まりきった街が見えた。多くの罪人や悪魔達が夜更かしをして遊び回っている。私は暫くその景色を眺め、窓に背を向けてベッドの方へ歩いた。

　ベッド脇に置かれた椅子に腰掛けて頬杖をつく。視線を下にやれば、ベッドの上でルシファーが死んだように眠っていた。わずかに揺れる胸のみが、ルシファーの生を証明している。私はルシファーの白い頰に触れた。温かくも冷たくもない、無機物のようだった。





　ルシファーが目を覚まさなくなってからもう三ヶ月は経っていた。原因は分からない。ある日から急に起きなくなって、それからずっと眠り続けている。

　ホテルの住民達は私とアラスターを除き、皆その状態のルシファーを案じた。ありとあらゆる手を使い覚醒させようと躍起になったが、ルシファーは手をピクリと震わすことすらしない。瞼の下に赤い瞳を隠したままだった。