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    これを完成させて次の空攻め秘境に出したい
    エロ本の予定なんでエロ以外のシーンも頭空っぽにするんだぞ
    ちょっとエッチ

    #空魈
    AeXiao
    #Aexiao

    空魈乳牛②二人の出会いは特別なものではなかった、と魈は思う。

    ◇◇◇

    絶雲牧場は璃月の珉林地方に位置するテイワットで最も大きな牧場だ。そこでは沢山の乳牛たちが放牧され、それぞれのペースでミルクを生産している。乳牛たちの大半は寿命の長い仙人か仙人の血を引くものであり、絶雲牧場の顔ぶれは数百年前からほとんど変わっていない。
    そんなある日、いつものように牧場の外れで過ごす魈の前に異邦人が現れた。顔見知りの乳牛たちの中にはない金の髪をもつ少年は、なにやら探しているようできょろきょろと視線を彷徨わせていた。長い髪を後ろで一つの三つ編みにしている彼から何故だか目が離せなくてしばらく眺めていると、眼下に広がる雲海に気づいたようで目を輝かせてそちらへ駆けていった。うるさい訳ではないのにまさに目は口ほどに物を言うといった様子は魈の興味を引くのには十分だった。
    「おい」
    声を掛けると金髪の彼は驚いたように振り返った。
    「あまり身を乗り出すと落ちるぞ。それとここは牧場だ。あまり立ち入るものではない」
    「えっと、ごめんね。ここには鍾離先生という方を訪ねに来たんだけど迷っちゃったみたいなんだ」
    そう言って眉を下げる彼の言葉を聞いてなるほどと思う。絶雲牧場はその広さ故に凡人が訪ねに来ても乳牛の一人にも会えずに去ることも多いのだ。
    「ならば我が案内しよう」
    「いいの?」
    「構わない」
    「ありがとう! 俺は空。君は……」
    それからというもの魈は空が訪れれば直ぐに気付けるように、牧場の高い場所から下を見下ろすことが増えたのだった。
    魈の日常が変化したのはその出会いからしばらく経ってからのことだ。そもそも魈は乳牛として牧場に所属しているものの、他の乳牛たちのようにミルクを生産している訳ではない。自身も乳牛であり絶雲牧場のオーナーでもある鍾離が言うには、魈の身体の作りに問題はなく、来るべきときが来れば自然とミルクも出るようになるだろうとのことだ。
    その鍾離は璃月に生きる命を、自然を、歴史を愛しており、鍾離一人で牧場のミルク生産量の半分以上を賄っている。魈はそんな鍾離の命により牧場の、ひいては璃月を脅かす妖魔を屠る言わば用心棒のような役目を果たしている。
    空が度々鍾離のもとを訪れるようになってからしばらく経ったある日のこと。その日は妖魔が活発で、それを退治した魈は普段より酷い業障の痛みに襲われていた。かと言ってその苦しみに対処法はなく、いつものように牧場の隅の物陰で蹲り目を閉じて発作を起こさないよう耐えていた。
    「魈!!大丈夫!?」
    いつの間に現れたのか、空の声がすぐ近くで聞こえた。しかし魈に声を出す余裕はない。息を整えようとしても上手くいかず、呼吸の仕方すら忘れてしまったかのように苦しくなっていく。
    「落ち着いて、ゆっくり息を吐いて」
    空が背中をさすってくれる。あまりの痛みに冷えきった身体に温かい手のひらを感じた瞬間、それまで感じていた苦痛が軽くなった気がした。
    「俺にできることはある?どうしたら魈は苦しくなくなる?」
    「……もう少し、そのまま……」
    「うん。ここにいるよ」
    それからしばらくの間、空は何も喋らず魈のそばで過ごした。時折優しく背や髪を撫でながら。それはまるでこの世界に二人しかいないように錯覚するほど静かな時間だった。
    魈の呼吸が落ち着き、やがて強ばった身体の力が抜けていく。
    「……もう大丈夫だ。お前が我に触れてから、何故だか楽になったような気がする」
    「そっか」
    魈の言葉に、心底ほっとした表情を浮かべて空は笑った。
    「それなら良かった。あぁ、でも……まだ少し顔色が悪いかな」
    「問題ない」
    「無理しない方がいいと思うけど……。そうだ!」
    何か思いついたらしい空は魈の手をとり優しく握った。
    「俺が触ることで軽くなるなら、こうすればもっと良くなるんじゃない?」
    「……っ」
    「魈が嫌だったらやめるから」
    その言葉を聞いて思わず引き止めるように繋ぐ手に力を込めてしまった。
    「ふふ、嫌じゃなさそうだね」
    そう言って笑うと、空はもう片方の手でまたゆっくりと頭を撫で始めた。心地よい感覚に身を任せていると次第に瞼が落ちてくる。
    「寝ても大丈夫だよ」
    「我に睡眠などいらぬ……」
    とは言うものの、今まで苦痛に耐えていた反動からか意識はすぐに遠退いていった。夜が明けて魈が鳥の囀りで目を覚ました時、隣に空の姿はなかったが彼の特徴的な外套が掛けられており、まるで空と手を繋いだ時のような心の温かさを感じるのだった。
    その一件以来、空は牧場を訪れる度に魈をも訪ねるようになり二人は友人となった。

    ◇◇◇

    それから何ヶ月か経ったある昼時のこと。その日の魈は少し調子が悪かった。璃月郊外での妖魔退治を終えて水を浴びはしたものの、牧場まで戻る気になれず木陰に座って休んでいた。するとふっと身体の怠さが軽くなって、ここ最近で見知った気配を感じた。気配の主も魈に気付いたようで、こちらに近づいてくる。
    「こんにちは、隣いいかな?」
    「ああ」
    「……魈、もしかして体調悪い?」
    隣に腰を下ろすやいなやそう言って心配そうに顔を覗き込む空に、魈は自分でもらしくないと思いながら胸が苦しい、と呟いた。
    「え!だ、大丈夫!?背中とか摩る?」
    途端に慌て出す空に気分が少し上向く。魈には最近考えてしまうことがある。先日は寝入ってしまったが、もしあのまま寝なければ自分たち二人きりの世界はもっと続いて、魈は空の、空は魈の友人よりもっともっと特別な関係になれたのではないか、と。
    「この前のように、手を……握ってくれるか」
    「もちろん」
    空が微笑んで手を差し出す。それに自分のものを重ねて、目を閉じる。触れたところから伝わる体温に、身体の中のなにかが満たされるように感じる。
    「どうかな?少しは楽になった?」「…………」
    返事をせずに空の肩にもたれ掛かる。突然のことに驚いたのか一瞬固まるが、すり、と頭を擦り寄せられた。自分の行動を受け入れ応えてくれたのが嬉しくて口角が上がってしまうのを感じる。
    「あのね、ちょっと思いついたことがあって」
    「……うん」
    「俺が触ると楽になるってことは、魈のことギュッて抱き締めたらもっと良くなるんじゃないかなって」
    「それは」
    抱擁といえば、一般的に家族や恋人といったような間柄での行為のはずだ。そんな提案をするということはもしかして、空も自分と近づきたいと思ってくれているということだろうか。
    「我は俗世に疎いが、その行為はおいそれと他人にするものではないというのは知っている」
    「うん」
    「お前は……お前は誰にでもそうするのか?」
    空の目が真ん丸に見開かれた。次いで眩しそうに細められる。
    「ううん。魈にだけだよ」
    「!」
    「一目惚れなんだ。でもそれだけじゃなくて。会って話す度にどんどん君のことを好きになって」
    心臓の鼓動が速くなる。対する空の眉は八の字に下がった。
    「友達よりももっと近いところに行けたらって思って……それで、弱みに付け込むようなことをしちゃった。ごめんね」
    いつもの様子から一転して萎れた花のような様子になってしまった空。魈だって同じ気持ちなのに勝手にしょげているのがなんだか可愛らしくて、思わず笑ってしまう。
    「何を謝ることがある」
    「え」
    「我も同じことを考えていた」
    空が勢いよく顔を上げる。その瞳は驚きに満ちていて今にも零れ落ちてしまいそうだ。
    「お前ともっと近く、友人よりも特別になりたいと」
    目の前の柔らかそうな頬がみるみると赤く染まっていく。
    「ほ、本当に?」
    「嘘などつくはずもない」
    「そっか……!」
    感極まったように呟く空にぎゅっと抱き締められ、ぐりぐりと先程より力強く頬擦りされる。金色の髪からは太陽の匂いがした。
    そうしてじゃれあっているうちにふと胸に違和感を覚えて魈が視線を下げると、自分の乳房と呼ぶには控えめな両胸の先、乳首にあたる部分が濡れていた。
    「な、これは……」
    「魈!? ミルク出ちゃってるよ……!」
    空も異変に気づいたようであわあわと焦りだす。
    「ど、どうしたらいい? タオルとか? 空き瓶の方がいい? あるかな……」
    魈よりも慌てて鞄をかき回すその様子は、魈の心を少しだけ落ち着かせた。そうだ、確か牧場の乳牛たちは搾乳器を使ったり手で搾ったりしてミルクタンクに注いでいたはずだ。ならば……
    「なにか容器はあるか?」
    「えーっと……はい、水筒! 俺あっち向いてるね!」
    言うが早いかくるりと魈に背を向ける空。どうやら目隠しになってくれるようだ。その気遣いをありがたく受け取り、上衣を捲り上げる。片手で水筒を胸に宛てがい、もう一方の手で下から掬い上げるように持ち上げる。
    「ぅ……」
    じわり、と胸の先端から白い液体が滲んで水筒へ流れ込む。しかし初めてだからなのかその速度は遅く、もう片方の胸からはミルクが垂れてしまっている。
    「大丈夫? 俺に手伝えることがあったら言ってね」
    魈の焦りを感じとったのか、空が後ろを振り返らずに声を掛けてくる。
    「あ、ああ……思うように搾れなくてな。水筒を持っていてくれぬか」
    「わ、わかった!」
    魈へ向き直った空の視線は魈の胸に注がれるものの、すぐに明後日の方へと向けられた。気を取り直して両手で搾る。先程よりも出る量が増え、ちょろちょろと水筒を満たしていく。これならば、と思ったところで空の視線が再び胸にあることに気づいた。
    「どうした?」
    「ぇあ……! えっと、出ちゃってるミルクが勿体ないな、と……」
    「ふむ。それは……そうだな」
    「いや……ごめん。それだけじゃなくて……その、エッチな目で見てました……」
    耳まで真っ赤にして白状する空につられたのか魈の頬も熱をもつ。
    「そ、れなら……直接飲むか?」
    「ぇ……え!?」
    「どちらにせよ、出し切るまでこのままだ。お前が勿体ないと言うなら、我は構わない……」
    熱に浮かされてとんでもないことを口走っていると頭の片隅では理解している。だが、夜叉の本能がこの好機を逃すことを良しとしない。
    「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……いただきます」
    空の手がそっと乳房に添えられ親指が乳輪を軽く押し潰す。そのまま優しく揉み込まれて、じわ、とミルクが滲み出す。空が身を屈め、形の良い唇が乳首に吸い付く。まだ口付けもしていないのに、と自分の身体に少々嫉妬した。
    「ん……」
    ちゅ、ちゅう、と控えめな音が響く度に乳が吸い出される。時折空の舌や歯が乳首に触れてこそばゆくて身体が逃げようとするのをなんとか堪えた。
    「痛くない?」
    「問題ない……ん、」
    不意に空の顔が上がり、二人の視線が交わる。その目はいつもと違って蜂蜜を煮詰めたように色濃く、とろりと艶めいて見えた。
    「しょう……チューしていい?」
    「……うん」
    魈が何かを考えるより先に、その唇は是と答えていた。熱っぽい手を肩に感じる。空の顔が近づいてくるのがスローモーションのように感じられて、目を逸らすことも瞬きすることもできない。しっとりとした唇が魈のそれにそっと押し当てられた。
    「ん……」
    ゆっくりと唇が離れ、至近距離で再び視線が絡む。空の目が伏せられ、先程ミルクを吸っていたときのように魈の下唇に吸い付き、ちゅ、とリップ音を残して離れていく。ほんのり甘いようなミルクの匂いが鼻腔をくすぐる。空が飲み下した自分の乳が美味なものであればいいとぼんやり思った。
    「ふふ、ミルク味のチューだ……」
    いつもの軽やかな笑顔とは違う、重さのある色っぽい笑みを浮かべる空にどくりと心臓が跳ねる。
    「そ、んな顔もできたのだな」
    「魈もね」
    胸の頂に口付けを落とされ再びミルクが漏れた。先程よりも出が悪いのか、下乳を優しくさすられ乳輪まで空の口内に含まれてしまう。はむはむと唇で食まれ、そろりと舌で舐め上げられる。敏感な先端への濡れた刺激に声が漏れてしまうことこそ堪えられたが、この距離では腹に力を込めたことには気づかれてしまっているだろう。
    ちゅぱ、と音をたてて唇が離れていく。
    「美味しいから全部飲んじゃったみたい」
    「そうか……」
    「こっちはどうかな」
    は、と我に返る。空とともに水筒を覗くと四分の一程がミルクで満たされていた。他の乳牛たちと比べるとその量はあまりにささやかだが、おそらく初めはこんなものだろう。それに、ミルクを漏らさずに牧場まで戻ることができれば良いのでこれで十分と言える。なんとか窮地を脱したようで肩の力が抜ける。
    「俺が飲んだのもこれくらいだ」
    「ああ、一先ずはこれで良い。あとは……」
    「服を洗わないと、だね」
    魈の白い衣は、乳首の位置にミルクの染みができている。このまま歩くのは憚られるので先程水浴びした川で洗うことにする。服を整え、空が貸してくれた襟巻きで染みを隠して水場まで移動した。
    「俺も水浴びるし、俺が洗うよ」
    魈が脱いだ白い衣をするりと抜き取ると、空はそのままざぶざぶと川へ入っていく。外套や靴、大まかな装飾は外しているものの、殆ど服を着たままと言える状態だ。
    「な、空!?」
    「大丈夫大丈夫。俺は風元素使えるからね」
    確かに風元素を行使すれば濡れた服を乾かすなど簡単ではあるが。とはいえ空は旅人。普段ならこういった風邪をひいてしまいそうな真似はしないはずだ。
    「はい、濡れタオル」
    「あ、ああ……」
    釈然としないまま差し出されたそれを受け取り胸を軽く清める。空はごしごしと魈の服を擦って汚れを落としている。やがて綺麗になったのか、軽く絞って広げたそれを掲げる。
    「見ててね……ほら!」
    空の操る元素がふわりと風の形をとって舞い踊る。水分を拡散することで衣服を乾燥させたようだ。
    「はい、どうぞ。すごいでしょ!生活の知恵ってやつ」
    空が得意げに笑う。魈にとって元素力といえば専ら戦闘の際に行使するものであり、日常生活に役立てることなど考えもしなかった。
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