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    POI11718042

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    POI11718042

    ☆silencio seguir

    ヤバ社長に「お願いではなく命令してる」という感じのを言わせたかっただけの小説。
    あとシャベリーさんが人間というのを知らなかった時なので怪人っぽく書いてしまった。

    パワードスーツ型のごつい身体を縮こませ、鉤爪型の手で器用にパソコンのキーボードを叩いている。彼こそヴィランとしてその名を活動拠点の福岡ないし、全国にその名を轟かせる株式会社「悪の秘密結社」の社長であるヤバイ仮面。
    常に社員の誰よりも先陣を切ってヒーロー達と相対するのだが、今はその覇気がまったく感じられない。
    「おーい……メイド執事……」
    顔を上げて、会社の部長でありヤバイ仮面の秘書も務めているメイド執事に情けない声で呼ぶ。
    「自業自得です。いつも言っているではありませんか、決済書類等は余裕を持って終わらしておきましょう、と。なのに毎回、期限ギリギリ……夏休みの最終日まで宿題を溜め込む小学生ですか?」
    けれど、メイド執事からぴしゃりときつい返しが帰ってきて、バイザーの目がバッテンになってがっくりと項垂れる。
    そんな情けない社長の姿にメイド執事は溜息を漏らす。普段のやる気を事務作業にもいくらか割いてくれればいいのにと思いながら、定時に終わらせる為にもまた尻を叩かなければとぐっと拳を握り締める。
    「メイド執事、飲み物を持って来てくれ」
    「畏まりました」
    ヤバイ仮面に一礼してメイド執事は部屋を出て行った。ヤバイ仮面は首に手を当てて傾ける、ごきりと思った以上に鳴った大きな音に溜息を吐き出して、もう一度パソコンに向き直り打ち込みを再開した。

    給湯室でお茶と茶請けを用意したメイド執事はそれ等を盆に乗せて部屋に戻る途中、会社の入口の扉に封筒が挟まれているのを見つけた。
    「おや?」
    給湯室へ行く時には挟まれていなかった筈、と首を傾げながら封筒を抜き取る。投函用のポストがあるにもかかわらず、わざわざ扉に挟むなんておかしいと考えながら手首を返す。裏には差出人が書かれていない、表にはお世辞にも綺麗とは言えない字で宛名として社長の名前が書かれている。
    「……ふむ」
    メイド執事は封筒も携えて足早に部屋へと向かった。
    「社長、失礼します」
    ノックの後にメイド執事は中に入ると、ヤバイ仮面は稟議書に目を通していた。デスクの上には片付けたであろう書類が積まれている。これで今日は定時に帰れそうだ。
    「お茶をお持ちしました、少し休憩でもどうですか?」
    「ああ、悪ぃな」
    盆をデスクの上に置くと、乗せていた封筒を手に取りヤバイ仮面に差し出す。
    「それと社長、入口の扉にこんな物が挟んでありました」
    メイド執事の言葉に目を通していた稟議書から顔を上げ封筒に目を向ける、コンビニでも売られている様な至って普通の封筒だ。
    差し出された封筒を受け取り、ヤバイ仮面はデスクに軽く叩いてから上を千切って中に指を入れると封筒の中身を引き出す。折り畳まれた紙と同時にチェキカメラで撮られた写真が出て来てデスクに落ちた。
    「──っ!?社長!」
    落ちた写真に、メイド執事が息を呑み、ヤバイ仮面に目を向ける。折り畳まれた紙を広げて書かれているだろう内容に目を通していたのだろうが、ぐしゃりと無造作に握り潰していた。
    「……ネクタリス呼んでこい」
    「か、畏まりました……」
    一先ず一礼してメイド執事は入って来たよりも足早に部屋を出て行った。ヤバイ仮面は用意してくれた湯呑みに手を伸ばして一口だけ啜り、一息吐いて盆に戻す。サイドテーブルの充電器に差し込んでいたスマホを手に取り手早く操作すると耳に当てる。何回かのコール音と共に、相手が出た。
    「あ、修羅ちゃん、今夜空いてる?悪いんだけど、ちょっと付き合ってくれない?」
    話しながらヤバイ仮面はデスクに落ちた写真に目を向ける、そこには公休を取っていた筈のシャベリーマンが何処かの床に転がされている姿が写されていた。

    パワードスーツ型のごつい身体を縮こませ、鉤爪型の手で器用にパソコンのキーボードを叩いている。彼こそヴィランとしてその名を活動拠点の福岡ないし、全国にその名を轟かせる株式会社「悪の秘密結社」の社長であるヤバイ仮面。
    常に社員の誰よりも先陣を切ってヒーロー達と相対するのだが、今はその覇気がまったく感じられない。
    「おーい……メイド執事……」
    顔を上げて、会社の部長でありヤバイ仮面の秘書も務めているメイド執事に情けない声で呼ぶ。
    「自業自得です。いつも言っているではありませんか、決済書類等は余裕を持って終わらしておきましょう、と。なのに毎回、期限ギリギリ……夏休みの最終日まで宿題を溜め込む小学生ですか?」
    けれど、メイド執事からぴしゃりときつい返しが帰ってきて、バイザーの目がバッテンになってがっくりと項垂れる。
    そんな情けない社長の姿にメイド執事は溜息を漏らす。普段のやる気を事務作業にもいくらか割いてくれればいいのにと思いながら、定時に終わらせる為にもまた尻を叩かなければとぐっと拳を握り締める。
    「メイド執事、飲み物を持って来てくれ」
    「畏まりました」
    ヤバイ仮面に一礼してメイド執事は部屋を出て行った。ヤバイ仮面は首に手を当てて傾ける、ごきりと思った以上に鳴った大きな音に溜息を吐き出して、もう一度パソコンに向き直り打ち込みを再開した。

    給湯室でお茶と茶請けを用意したメイド執事はそれ等を盆に乗せて部屋に戻る途中、会社の入口の扉に封筒が挟まれているのを見つけた。
    「おや?」
    給湯室へ行く時には挟まれていなかった筈、と首を傾げながら封筒を抜き取る。投函用のポストがあるにもかかわらず、わざわざ扉に挟むなんておかしいと考えながら手首を返す。裏には差出人が書かれていない、表にはお世辞にも綺麗とは言えない字で宛名として社長の名前が書かれている。
    「……ふむ」
    メイド執事は封筒も携えて足早に部屋へと向かった。
    「社長、失礼します」
    ノックの後にメイド執事は中に入ると、ヤバイ仮面は稟議書に目を通していた。デスクの上には片付けたであろう書類が積まれている。これで今日は定時に帰れそうだ。
    「お茶をお持ちしました、少し休憩でもどうですか?」
    「ああ、悪ぃな」
    盆をデスクの上に置くと、乗せていた封筒を手に取りヤバイ仮面に差し出す。
    「それと社長、入口の扉にこんな物が挟んでありました」
    メイド執事の言葉に目を通していた稟議書から顔を上げ封筒に目を向ける、コンビニでも売られている様な至って普通の封筒だ。
    差し出された封筒を受け取り、ヤバイ仮面はデスクに軽く叩いてから上を千切って中に指を入れると封筒の中身を引き出す。折り畳まれた紙と同時にチェキカメラで撮られた写真が出て来てデスクに落ちた。
    「──っ!?社長!」
    落ちた写真に、メイド執事が息を呑み、ヤバイ仮面に目を向ける。折り畳まれた紙を広げて書かれているだろう内容に目を通していたのだろうが、ぐしゃりと無造作に握り潰していた。
    「……ネクタリス呼んでこい」
    「か、畏まりました……」
    一先ず一礼してメイド執事は入って来たよりも足早に部屋を出て行った。ヤバイ仮面は用意してくれた湯呑みに手を伸ばして一口だけ啜り、一息吐いて盆に戻す。サイドテーブルの充電器に差し込んでいたスマホを手に取り手早く操作すると耳に当てる。何回かのコール音と共に、相手が出た。
    「あ、修羅ちゃん、今夜空いてる?悪いんだけど、ちょっと付き合ってくれない?」
    話しながらヤバイ仮面はデスクに落ちた写真に目を向ける、そこには公休を取っていた筈のシャベリーマンが何処かの床に転がされている姿が写されていた。


    (どうしてこんな事に……?)
    埃臭いコンクリート床に転がされたシャベリーマンは途方にくれていた。手首と足首には結束バンドで拘束されて、身動ぎするだけでもかなり痛む。
    今日は久し振りの公休だったので、人の姿に擬態して日用品の買い出し等に出掛け、色々と忙しなく動いてはいたが満喫はしていた。
    その帰り道だった。
    「ねえ、おじさん。シャベリーマンでしょう?」
    「え?」
    不意に、愛らしい少女の声で正体を言われてシャベリーマンが後ろを振り返ると同時に、スタンガンを首に押し当てられた。全身を貫く電流の痛みにシャベリーマンはその場でくずおれ、そのまま拘束されてしまったのだ。

    そして、今に至る。
    (我ながら情けない……)
    不意討ちとはいえ、抵抗もなく拉致されたなど会社の皆にバレれば、暫くは酒の席で笑いのネタにされる。それはそれで嫌な話だ。
    「そろそろ時間だけど、来るのか?」
    聞こえた声にシャベリーマンは顔を上げ、自分を拘束して此処まで連れてきた者達を見る。数は十数人で構成するのは比較的に若い部類の怪人達。組織というよりはチームというべきだろう。
    力が有り余っている若いのが力試しに喧嘩を売ったのだろうが、もう少し喧嘩を売る相手は見るべきだ。
    「来るさ。あの社長は部下を見捨てないらしい」
    「へぇ、こんなザコでも助けに来るんだぁ?随分と暇人なんだな、そのヤバイ仮面って奴」
    ヒール音を響かせ、先程の愛らしい声の主だろう少女がシャベリーマンの傍に歩み寄ると、爪先で床に転がっているシャベリーマンを突っつく。
    「おいっ!来たぞ……」
    その声に皆が一斉に入口へと目を向ける。
    重たい足音を倉庫内に響かせて中に入って来た。
    照明を弾いて鈍く光るシルバーグレイと吸い込む黒、差し色に走る紫色の装甲、纏う覇気に気圧されているのか若者達は息を呑んでいるのが見える。
    そのヤバイ仮面に次いで入って来た顔ぶれに、今度はシャベリーマンが息を呑む。
    「……たった五人とか、俺等をバカにしているのか?」
    (いやいやいやいや、現実見よう?!君達、現実を見ようよ!?)
    ぽつりと漏らした言葉にシャベリーマンは口に出さないが、盛大に突っ込みを入れた。
    修羅王丸、メイド執事、ネクタリス、社内で上から数える方が早い実力者ばかり、少数ではあるが精鋭を引き連れて来たのだ。社長の本気度が窺えた。
    ヤバイ仮面は片足に重心を置いた楽な姿勢で立っているが、バイザーに映されたネオンパープルの目は隙なく怪人達を睥睨している。その目が倒れている自分に向けられて目が合った。
    「ようシャベリー、無事か?」
    彼等を無視して、ヤバイ仮面はシャベリーマンに真っ先に声を掛ける。
    「は、はい、社長……」
    「そうか、そいつは重畳」
    シャベリーマンの言葉にヤバイ仮面は鷹揚に頷いてから、ネオンパープルの目が怪人達を捉える。
    「悪戯にしては随分と手が込んでいるな、うちの社員は返して貰うぞ」
    「『返してくれ』言って、はいそうですかって返すかよ!お前等を倒して、俺等が上に立ってやるよ!」
    「ヒーローに負けてばっかりの情けない連中なんかに負けるかよ!」
    吠える若い怪人達に、ヤバイ仮面以下の四人は何処吹く風の様子で聞き流している。そんな程度で怯む者は悪の秘密結社には居ない。
    「負けてばっかりか。まぁ、その通りではあるけど……ガキが簡単に勝てる程、俺等は簡単じゃねぇ」
    それにな、と言いながらヤバイ仮面は銀ダラブレードを肩に担ぐ。空気が変わっていくのを肌にひしひしと感じる、その後ろで各々が各々の得物を構えている。
    「俺はお前等に『返してくれ』とお願いしているわけじゃねぇんだ──」
    シャベリーマンは喧嘩を売った若い怪人達に同情する、今の社長は本気で彼等を叩き伏せようとしている。
    「──『返せ』と命令してんだよガキ共」
    静かな、鬨の声が倉庫に響いた。


    一方的、ワンサイド、そんな言葉が軽く思える程、目の前の光景は正しく蹂躙だった。
    複数の若い怪人達をヤバイ仮面たった一人で相手をしている。
    悪の秘密結社に喧嘩を売る、という暴挙をするぐらいには実力はあるのだろうが、此方側の方が踏んでいる場数は圧倒的に上だ。
    修羅王丸やネクタリスも相手をしているが、単にヤバイ仮面が相手しきれない取りこぼしを相手にしているだけに留まっている。
    「うーわー……」
    いつもなら軽く実況交えたりもするのだが、目の前の状況にシャベリーマンはドン引いて言葉が出なかった。
    「大丈夫ですか、シャベリーマンさん?」
    聞こえた声に顔を上げると、メイド執事が膝をつき気遣わしげに見下ろしている。
    「メイド執事さん、はいなんとか……」
    身動ぎするが結束バンドで拘束されていて手首が痛み、小さく呻くと、失礼しますとメイド執事が一言を掛けてレイピアの刃をバンド部分にあてて滑らせる。ぷつりと切れて漸く動ける様になり手首を擦る、鬱血痕が酷くて暫くは長袖の服を着なければと思っていると、派手な音が聞こえてそちらに目を向ける。
    「貴方は初めてですか?」
    メイド執事が尋ねる。普段と変わらない穏やかとも聞こえる声、目の前の光景との落差にシャベリーマンは戸惑う。
    「え、はぁ……そうですね……」
    「そうでしたか」
    「なんていうか……慣れてます?」
    「ええ、立ち上げ当初は襲撃が日常茶飯事でしたから」
    あの頃は大変でしたね、と懐かしむ様にしみじみと言うメイド執事。過去形とはいえ、襲撃が日常茶飯事というのは恐ろしい、流石は修羅の国。
    「あの頃は、出る杭を打とうと様々な怪人達が襲い掛かってきました。ですが、それ等全てを我々は返り討ち、時には彼等を取り込み、今では福岡を代表する組織になったのです」
    「そうだったのですか……ところで、なんであの二人だったのですか?」
    「修羅王丸さんは昔からよく手伝ってくれてましたから、ネクタリスさんはこういった荒事は大阪にいた頃から慣れているからです。私もなんだかんだと社長と一緒に対処していましたから──」
    振り向き様にレイピアが空気を切り、背後からナイフを手に持った怪人の喉元に切っ先が突きつけられる。
    「この程度の不意討ち、物の数ではありませんので悪しからず」
    突きつけられた切っ先に喉を引きつらせる怪人に、メイド執事は優雅に笑んで見せた。

    ブレードで薙ぎ払い、後ろからの攻撃は振り向き様に蹴り飛ばし、距離を詰めれば胸倉を掴んで地面に叩き付ける。
    複数で襲い掛かる怪人達に、ヤバイ仮面は丁寧に一人ずつ相手にして叩きのめす。
    これは戦いではない。
    奴等に己が上位である事を徹底的に叩き込む、謂わば躾なのだ。
    左腕に何かが巻き付く感触と共に後ろに引かれる、振り返ると仲間だろう少女が何かを引いている。感触と照明で僅かに光る線で鋼線だと理解する。
    「このまま、腕を引き千切ってやるよ!」
    強気な物言いで鋼線を引く少女。その気の強さにかつて居た新人社員を思い出し、ヤバイ仮面は一瞬だけ懐かしく思う。
    ぎりり、と音を立て本来稼働すべきではない方向に曲がっていく腕に、少女はほくそ笑み更に引こうと力を入れたが──
    「……え?」
    ──開いていた手を握った瞬間、力任せにヤバイ仮面が身体ごと腕を引く。
    「あっ──」
    少女の細腕では拮抗する事が出来ずにたたら踏み、顔を上げると勢いのついた拳が目の前にあった。目を閉じる事も、悲鳴を上げる事も出来ず少女は迫りくる拳がやけにゆっくりと見えていた。


    ぴたりと少女の鼻先で拳が止まり、その風で髪が揺れる。
    少女は力無く膝から崩れ落ちた。
    ヤバイ仮面は腕を身体に引き戻すと、倒れている怪人達の中でもリーダー格だろうと当たりをつけた青年の前に立つとしゃがみこむと、頭を鷲掴んで顔を上げさせる。恐怖等で引きつっているかと思ったが、人よりも少しだけ長い犬歯を剥き出しにして睨み付けているのは、別の意味で予想外だった。
    「この俺に喧嘩を売った気概は認めてやる」
    睨む青年に顔を近付ける。
    相手に己が上位ではあると躾はしたが、だからといって簡単に腹を見せる相手には興味はない。
    「だがな、噛み付き方がなってねぇ……次は正面から、堂々と噛み付いてこい。そうしたら、次はもうちょっと優しく叩きのめしてやるよ」
    睨み付けるのを忘れてぽかんとした顔をしている青年に、不敵に笑ってみせるヤバイ仮面。
    「そろそろ、この騒ぎに通報している人もいるだろうから……警察が来る前に行きな」
    鷲掴んでいた手を離してヤバイ仮面は立ち上がり、青年に背を向けた。
    「…………」
    無防備な背中、牙を剥いて襲い掛かる事も今なら出来る。
    だけど、青年は立ち上がると倒れている仲間達の方へ足を引き摺らせて歩いて行く。仲間達を助け起こしたり、互いに支え合いながら、ヤバイ仮面達が入って来たのとは別の入口から出ていった。

    出ていく彼等の背を見送り、修羅王丸は刀を鞘に納めヤバイ仮面に歩み寄る。
    「お主も、随分と丸くなったものよのぉ」
    投げ掛けた言葉にヤバイ仮面が顔を上げ此方に目を向ける。
    彼との付き合いは腐れ縁の様なものだが、そのよしみで襲撃を仕掛けてきた怪人達を迎撃する為の頭数として駆り出される時が往々にあった。そして、大体は二度と歯向かう事の無いように完膚なきまでに地に伏せさせていたのを覚えている。
    「以前なら、逃がすという選択肢を与える事すら無かったというのに」
    「そりゃお前、てめぇの力量を分からずに噛み付いて来る連中ならともかく、生え代わりの歯が痒くて噛み付いてきたガキ程度に本気出す方が大人げないってもんだ」
    そう言って肩を竦めたヤバイ仮面は社員達の元へ向かった。
    相手を敵と見なせば容赦はないが、そうでなければこの男は懐の深さを見せてくる。その深さに修羅王丸自身も甘えている部分もあるのを否めない。
    人より身体能力が優れている怪人の修羅王丸の耳が、パトカーのサイレン音を拾った。
    「お前等、撤収するぞ!今夜のは残業扱いだ!」
    修羅王丸はヤバイ仮面達の元へと向かった。
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