🟦⛓️キャラの好きな映画の紹介と感想.
【はじめに】
これほど大きなジャンルにハマるのが初めてで、あまりの供給の潤いっぷりに驚きました……。
公式キャラクターブックに一人一人の好きな映画が記載されており、映画好きなので大歓喜。
眺めていると、キャラがなぜこの映画を挙げたのか理解できる作品もあれば、少し不思議なチョイスもあってすごく楽しい。
載っている7〜8割ほどは鑑賞していましたが、未鑑賞の映画もあったので、「◯◯はこの映画が好きなのか~」と思いながら観ました。
まだ全作品は制覇していませんが、とりあえず感想をまとめていきたいと思います。
順番はキャラブに沿います。
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1本目:潔世一
『となりのトトロ』(1988)
可愛いですね。
説明不要かと思いますが、世界に誇るスタジオジブリ制作のアニメ映画です。
昭和30年代前半の日本が舞台で、不思議な生き物・トトロが登場するファンタジー作品。
潔くんも「鑑賞後に姉か妹が欲しくなる」と言っている通り、トトロと交流する天真爛漫なサツキ・メイの姉妹がチャーミング。
姉妹が夏の田舎でのびのびと遊びまわる姿は、大人になって鑑賞するとノスタルジックな気分になり、幼少期を思い出すような楽しさがあります。
基本的にのどかな田舎のちょっと不思議な日常が描かれているだけで、すごいクライマックスがあるわけでもないのに何度でも観られるし、何度でもワクワクする。
王道で定番すぎて、男子高校生なら挙げるのに躊躇しそうな作品ですが、この映画を好きだと堂々と言える素直さに、潔くんの魅力を感じます。
子供っぽいとからかわれても「好きなんだからいいだろ、お前はトトロ好きじゃないのかよ」と言い返して、相手にも「まぁ嫌いじゃないけど……」と言われていたら和みますね。
みんな大好きトトロ。
ちなみに、映画好きとしての推しポイントなんですが英語版のサツキ・メイの吹替を、あのファニング姉妹が担当しております。
幼き日のリアル姉妹ボイスが非常に可愛らしいので、英語吹替版もオススメです。
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2本目:吉良涼介
『実写版 るろうに剣心シリーズ』
(2012~2021)
「漫画の実写化は失敗する」というイメージに逆らうように大奮闘した、漫画原作の実写シリーズ。
かつて“人斬り抜刀斎”と呼ばれ、多くの命を奪った剣心は「人を殺さない」ことを誓い、出会った人たちを守るための強さを見つけていきます。
特にキャスティングと本格的なアクションが評価されていて、吉良くんのコメント通り、剣心役の「健がカッコいい」にすべてが詰まっています。
ただ頼もしいだけではない、傷と影を背負った大人のヒーローである剣心ですが、吉良くんが自身の短所に「他人の影が理解できないところがある」と話しているのが興味深いです……。
吉良くんが好きな映画を問われて「るろ剣」と言うと、男子からは「(アクションが格好いいから)分かる」と賛同を得られ、女子からも「(佐藤健が格好いいから)分かる」と黄色い声が出ていそうです。
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3本目:蜂楽廻
『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』(1996)
3本目にして知らない映画が出てきました。
クレヨンしんちゃんとは、なんとも自由な蜂楽くんらしいです。
私事なんですが、家庭の方針でクレヨンしんちゃんを見ることが禁じられていたので、人生初のクレヨンしんちゃん鑑賞でした。
キャラは大体知っていますが、まさか成人してしばらく経っているのに、クレヨンしんちゃんを初めて見ることになるとは思わなかったです。
人生は何があるか分かりませんね。
映画は、幼稚園の遠足で、しんちゃん達が新しくできた遊園地に向かうところから始まります。
クレヨンしんちゃんはおしりネタが大好きなスケベ小僧であるというイメージでしたが、想像以上にスケベで笑いました。
というかしんちゃん以外でも全体的に遠慮のない下ネタが多く、コンプラのコの字もないような時代を感じました。
平成初期のアニメの雰囲気、いいですね。
クレヨンしんちゃん、今までみた子供向けアニメで断トツでテンポがいい!
ポンポンと交わされる会話や、ノンストップなストーリー展開、意味深なシーンの完璧な〝間〟など、普通の実写映画と比較しても遜色がない。
劇場版だからかもしれませんが、最後まで飽きずに楽しめました。
なんてことは国民のほとんどが知っていると思うので、今更すぎてお恥ずかしいですが……今なお、大人気なことにすごく納得しました。
他のしんちゃん映画を知らないので浅い見解ですが、遊園地のあちこちにぜんまい仕掛けの人形がいたり、汽車で不思議な森を通ったり、魔法のトランプがあったり、とにかく子供がワクワクするようなシーンが多くて楽しい。
ギャグとアクション、それなりに不穏なシーンも盛り込まれていて、映画としての緩急も素晴らしかったです。
ラスボスの、レオタード姿のオカマのお二方が登場したときに強いデジャブを覚えました。
どこで見たのか覚えていないけど、何度か目にしたことのあるキャラなのは間違いないです。
強烈なキャラデザに負けないくらい中身も濃くて、とても良い味を出していました。
必要以上に子供の緊張を煽らないような配慮を感じて、素直にクライマックスのアクションシーンも楽しめました。
他の方のレビューを見てみると、深く感動するシーンは無くメッセージ性も低いけれど、クレヨンしんちゃんの映画の中でも特に「子供の楽しさ」に重心を置いている作品のようで、このカオスさとワクワク感にとても蜂楽くんを感じました。
好きな映画を問われて潔が「トトロ」と答え、それをからかわれたあとに蜂楽が「クレヨンしんちゃん」と答えて何も言えなくなってる周囲の反応が目に見えるようです。
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4本目:國神錬介
『アイアンマン』、『アベンジャーズ』シリーズ(2008~)
いいですよね、ヒーローもの。
アメコミのマーベル・コミックを原作とした作品群を、まとめて「マーベル映画」と言ったりします。
あまり映画を観ない方も聞いたことあるかもしれませんが、アイアンマンもマーベル、キャプテン・アメリカもマーベル、スパイダーマンもマーベルです。
それぞれが主役の映画を観ていたら、大乱闘スマッシュブラザーズのように大集結して結成したチームが「アベンジャーズ」です。
悟空とルフィとナルトが手を組んで、チームとして活躍しているようなイメージですかね。
國神くんが挙げている「アイアンマン」は、そのシリーズの最初に登場したヒーローです。
『マーベル観るなら、とりあえずアイアンマンから』と言われた方も多いのではないでしょうか。
「アベンジャーズ」はソロでも十分なほど格好いいスーパーヒーローが、何名も集まって無双するお祭り映画なのでものすごく熱いし、やはりそれぞれが主役を張ってた方たちなので、俺が主人公だ!と言わんばかりにゆずらない主張をします。
特に最初はかなり仲悪くて面白いです。
ブルーロックっぽさがありますね。
有名なスーパーヒーローがたくさん登場する王道のアクション映画なので、國神くんもお腹いっぱいに楽しめそうな作品です。
シリーズがたくさんあるので、とりあえず一つでも観ようかな~、という方には「アベンジャーズ」をオススメします。
キャラもビジュアルも洋画にしては分かりやすいので、知識ゼロでも楽しめるのではないかと思います。
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5本目:千切豹馬
『バタフライ・エフェクト』(2004)
最初にこのプロフィールを見たときに、「分かる~~!」と声出ました。
個人的にめちゃくちゃ好きな映画なので千切くんとは美味しいお酒が飲めそうです。数年後に。
こちらは、タイムループ能力のある主人公が、幼馴染であるヒロインの過去を変えて彼女を救おうとする話です。
バタフライ・エフェクトは気象学者が『蝶の羽ばたきが地球の裏側で竜巻を引き起こす』と提唱した『カオス理論』が元になっています。
もし蝶を一匹でも踏みつぶしてしまうと、未来が大きく変わるかもしれないということから転じて、小さな変化が時間の経過とともに大きな変化になる可能性を示す言葉です。
ヒロインを救うために主人公はタイムループをくり返しますが、何度挑戦しても彼女がさらに不幸になったり、予期せぬ殺人が起きてしまったり、未来はどんどん悪くなるばかり。
最終的に主人公がとった行動は……。
というストーリーで、小さな出来事があとからとんでもない爆弾になってしまう展開が恐ろしくも、秀逸な脚本に目が離せません。
千切くんがこの映画を挙げた理由としてこじつけるなら、過去の小さな出来事が人生に大きな影響を与えるのに抗う作品なので、あのときこうしていれば……という〝もしも〟の連鎖を断ち切る強さ、という点では共通しているかなと思います。
ただ、好きな漫画が「進撃の巨人」とのことなので、賢い千切くんは伏線が張り巡らされた緻密なストーリーが単純に好みなのかな、という解釈が個人的にはあります。
読書(小説)が趣味というのも、このラインナップならミステリー小説とか読んでそうだな……と思いました。
このあたりはぜひ、他の方のご意見も聞いてみたいです!
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思ったより結構な文字数になってしまいました。
需要があるかは分かりませんが、私が楽しいので気が向いたらまた続けたいなと思います。
もし、ここまで読んでくれた方がいれば、貴重なお時間を使って読んでくださったことに感謝を申し上げます!