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    ヨワネ

    @b1ueeyesk1

    Xやpixivでじゅじゅつの二次創作(小説)を投稿しています。基本短いお話。こちらでは、過去作品含むXで投稿した作品をまとめて置いています。

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    ヨワネ

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    #五条悟
    GojoSatoru
    #七海建人
    sevenSeasBuilders

    〜五条に自分の想いを見抜かれていた七海の話〜                        「あれ〜、七海じゃん!」

    次の任務まで時間があり、珈琲を飲み自分時間を楽しんでいた七海。そこに聞きたくもない声が聞こえてきてテンションはダダ下がり。ズカズカと向かいのソファに腰を下ろす五条を見て、はぁ、とため息をついた。

    「なぜあなたがここに?」

    出張だったはずだと告げると、どうやら変更があったらしく、調整に入っている間、彼女とイチャイチャしていたという。

    ……地味に生々しい。
    ゲンナリするが、彼女はあいかわらずとのことで安心した。最近忙しく会えずにいたから。
    ふと蘇る彼女の笑顔。


    「良かったですね」

    彼女があなたを選んでくれて。
    気づいたらそんな言葉を口にしていた。言いたいことを理解したのか、五条はニヤリと笑い、まぁね〜と答えた。

    「あいつと一緒に行くと思ったけど、僕を選んでくれたのは今でも嬉しいよ」

    なんせ彼女が好きなのはあいつだと思っていたから。

    「だからこそ離すつもりはないし、もし仮に奪われそうになったら相手が誰だろうと潰すつもり」

    そしてこう続けた。

    「もちろんお前でも容赦しないから」

    近づいてくる足音。それは、伊地知が迎えに来たもので。彼と共に立ち去る背にぽつりと呟いた。

    「言われなくてもわかっていますよ」

    これからも、この想いは伝えないつもりだ。

    おわり。



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