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    ヨワネ

    @b1ueeyesk1

    Xやpixivでじゅじゅつの二次創作(小説)を投稿しています。基本短いお話。こちらでは、過去作品含むXで投稿した作品をまとめて置いています。

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    ヨワネ

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    #じゅじゅプラス
    longevityBonus
    #五条悟
    GojoSatoru
    #百合
    Lesbian

    【五の彼女が女補助監督に狙われている話】                          最近入った若い補助監督。
    仕事をテキパキとこなし、伊地知を始め、他の補助監督は大助かり。猫の手を100個は借りたかった現場なだけに彼女の株はぐいーんと上昇!そんな彼女の噂は五条の耳にも入り。へー、そんなにすごいんだぁ。でも、なんか煮え切らない。いつもはヘラヘラするくせに顔がスンッの五条。

    そんな彼に周りは首をかしげる。
    「どうしたんでしょう……」
    「さぁ?」
    彼女のもとへと向かった五条。廊下を歩いていると角に彼女の姿が。
    あ、いたいた!
    おーい!
    声をかけようとしてストップ。
    さっきまで噂をしていた補助監督と一緒だった。

    (……なにを企んでる)

    実はその補助監督が彼女にだけ対応がキツいと知っていた。もし泣かせたらぶん殴ってやる。暴力で解決させる気満々である。そ〜っと2人の様子を眺めると、

    (……ぇ、)

    まさかの壁ドン。
    え、これどういう事?なんで僕の彼女が壁ドンされてるの?しかも顔近くない?

    キスしそうなくらいの距離にいる2人に、見てはいけないものを見ている気持ちになる。思わず携帯を取り出し動画に。顎クイまでする補助監督に、さすがに察した。

    (もしかして、僕の彼女……狙ってる?)

    それなら今までの行動に合点がいく。
    やたら自分に甘い声を出したり、彼女には当たりが強かったり。

    それは彼女から自分を遠ざける計算だとしたら……

    (ひ、秘密の花園じゃん……!!)

    グイグイ迫る補助監督と、困ったように顔を逸らす彼女。

    (クソッ、なんてムラムラする顔なんだ!!)

    そんな顔をさせていいのは僕だけなんだぞ!!
    なんて思いつつ動画を回し続ける。

    「あれ?五条さん、そんなところでどうされ……ひぃいいい!!!」

    振り向いた五条を見て悲鳴をあげる伊地知。
    す、すみません!!わざとじゃないんです!!
    不機嫌モード全開の五条に、やっちまったと後悔する。しかも2人にまでバレ補助監督にはキッ!!と睨まれ、彼女には半泣きで怒られた。

    「あんたなんかに、彼女は渡さないんだから!!」
    「あ"?上等だ!!」

    おわり。
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    lll_suki

    PROGRESS6月25日(日) 東京ビッグサイトにて行われるプチオンリー「極上の1杯を貴女に」で頒布を予定している、名探偵コナン/降谷零 夢小説のサンプルです。
    本文中、何度か視点が切り替わります。

    [あらすじ]
    黒ずくめの組織の壊滅まであと少し。
    妻を守るために自身の死を偽装し別れた降谷と、彼を亡くした日常のなかで必死に生きようとする妻が、もう一度出会うまでのおはなし。
    ハッピーエンド。
    拝啓 春へ置き去りにしたあなたへ おしまいはほんとうに突然で、それはよく澄んだ、春のおわりだった。

    「ご無沙汰しております」
     警察官の夫と、私と、それから子犬のハロ。ふたりと一匹暮らしのマンションに突然訪れたのは、篤実そうな男性だった。
     夫の部下だという男性は、『風見』さんと名乗った。彼と顔を合わせるのは確か、これが二度目。高い背丈と、あのひととは正反対に吊り上がった瞳がつよく印象に残っている。
     どうぞこちらへ。そう室内へ促した私に、春の空気をまとった彼は、ただ首を横に振った。
    「きょうは、こちらをお届けに伺ったんです」
     そうして手渡されたのは、真っ白な陶器の蓋物だった。私の両手のひらにちょうどぴったり収まるほどの、つるりと丸くて軽いそれ。薄い生成りで包まれているのに氷みたいに冷たくて、受け取った途端、言いようのない焦燥感が背を駆け抜けた。
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