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    昨日の自主練の手直し版。
    『縁取る』という表現を相互さんからいただいて広がりました!
    読んで感想いただけると嬉しいです😊

    #さねぎゆ

    同棲している恋人からの「明日は待ち合わせしねぇかァ?」という提案に、俺は「なぜ?」と質問で返す。

    「たまにはいいだろうがァ」と歯切れの悪い返事に少し疑問が湧いたが、昔を思い出して「懐かしいな」と返せば、「だろォ」と恋人は微笑んだ。




    待ち合わせに指定された場所へ向かう。
    恋人は俺よりも1時間以上前に家を出た。「色々寄ってから行くわァ」と言って。

    地図アプリが示したその場所は、大きな礼拝堂のある教会だった。
    重厚な扉を引くとギーっと音が響く。
    ゆっくりと中を覗き込む様に扉を開ける。

    最初に見えて来たのは、薄暗い中に並ぶ木製の長椅子。
    更に扉を開くと刺すような眩しい光が目に飛び込んで来た。それに俺は思わず眼を瞑る。

    開き切った扉から見えた室内は、中央に真っ白く大きな光を孕み、壁際の闇との対比を際立てていた。

    光の差し込む大きなガラス張りの窓には、十字架と薔薇の花や蔦のモチーフが施され、俺のいる入口まで真っすぐ伸びる艶めく通路にそのままの姿の影を落としている。

    闇と光の対比に眼が少しづつ慣れていく。

    高い天井まである窓からは、いくつもの光の環がまるで階段の様に俺へと伸びている。
    チラチラと舞う塵が光を纏い、神々しく光る。

    全てを消し去ってしまう様な強い光の中に立つ人影。

    俺の後ろでガタンと音を響かせて扉が閉まると、人影が纏う光が強さを増した。

    コツン、コツンと俺のブーツの音が響く。

    今にも光の中に吸い込まれて消えてしまいそうなその人影は、近づくにつれ光に縁取られたかの様に輝いて見えた。

    グレーのモーニングを着た俺の恋人。縁取る光と銀髪は溶け合っている。
    その恋人は優しく微笑み、俺に向かって手を差し伸べた。

    俺はその手に自分の手を重ね、数段の階段を上がり恋人と向かい合う。

    「自分だけ、、いい恰好して」

    「お前のも用意してあるぜェ」

    「なら先に着替えさせてくれ」

    「それは【返事】ってとっていいのかァ?」

    俺は彼の肩に手を当て顔を近づける。そしてその唇に【返事】を返した。
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    TRAINING昨日の自主練の手直し版。
    『縁取る』という表現を相互さんからいただいて広がりました!
    読んで感想いただけると嬉しいです😊
    同棲している恋人からの「明日は待ち合わせしねぇかァ?」という提案に、俺は「なぜ?」と質問で返す。

    「たまにはいいだろうがァ」と歯切れの悪い返事に少し疑問が湧いたが、昔を思い出して「懐かしいな」と返せば、「だろォ」と恋人は微笑んだ。




    待ち合わせに指定された場所へ向かう。
    恋人は俺よりも1時間以上前に家を出た。「色々寄ってから行くわァ」と言って。

    地図アプリが示したその場所は、大きな礼拝堂のある教会だった。
    重厚な扉を引くとギーっと音が響く。
    ゆっくりと中を覗き込む様に扉を開ける。

    最初に見えて来たのは、薄暗い中に並ぶ木製の長椅子。
    更に扉を開くと刺すような眩しい光が目に飛び込んで来た。それに俺は思わず眼を瞑る。

    開き切った扉から見えた室内は、中央に真っ白く大きな光を孕み、壁際の闇との対比を際立てていた。

    光の差し込む大きなガラス張りの窓には、十字架と薔薇の花や蔦のモチーフが施され、俺のいる入口まで真っすぐ伸びる艶めく通路にそのままの姿の影を落としている。

    闇と光の対比に眼が少しづつ慣れていく。

    高い天井まである窓からは、いくつもの光の環がまるで階段の様に俺へと伸びて 865

    ASIApixiv

    TRAINING視させていただいたMMDの映像があまりにも美しくて感動したので、さねぎゆでそれを表現する練習です。「明日は待ち合わせしねぇかァ?」

    同棲している恋人からの提案に俺は「なぜ?」と聞いた。

    「たまにはいいだろうがァ」

    いつもより歯切れの悪い返事に少しの疑問が沸いたが、確かに一緒に住む様になってから待ち合わせなどしたことはない。「懐かしいな」と昔を思い出して返事をすれば、「だろォ」と恋人は微笑んだ。


    待ち合わせに指定された場所へ向かう。
    恋人は俺よりも1時間以上前に家を出た。「色々寄ってから行くわァ」と言って。

    地図アプリが示したその場所は、大きな礼拝堂のある教会だった。
    重厚な扉を引くとギーっと音が響いた。
    ゆっくりと中を覗き込む様に扉を開けていく。

    最初に見えたのは暗い中に並ぶ木製の長椅子。
    更に扉を引いて見えて来たのは眩し光。それに思わず俺は眼を瞑った。
    扉を引きながらゆっくりと目を開ける。

    正面の十字架をあしらった大きなガラス窓から注ぐ真っ白い光。
    それは木製の長椅子に挟まれ、俺のいる入り口まで真っ直ぐに伸びる通路に、十字架を映し出している。
    キラキラと舞う塵すら神々しく見えた。

    その光の中に立つ人影。真っ白い光を背負うその人影は顔は影になり見えない。
    しかし光 749

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