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    rin_sd07

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    rin_sd07

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    甘め
    お前が言う未来──俺にとっては、お前と過ごす時間の延長だよ。

    #シャソニ
    chasonny

    無題頭がぼーっとする。性行為の後には毎回のことなので、もう慣れっこだ。
    甲斐甲斐しく世話をする恋人を横目に、ぼんやりと天井を眺める。
    そのうち腹部を撫でられ、くすぐったさよりも温もりの方が勝つ。つい口元が緩んでしまったのは、その仕草と柔らかい表情が見えたから。

    「くくっ・・・お前にもムードを作ろうって気持ちが、あったんだな。」

    からかうように言ってやれば、恋人のシャドウはこちらに視線を向ける。

    「それくらいの配慮は出来る。君こそ、雰囲気を重要視するとは思わなかったが。」

    「おいおい、俺を何だと思ってんだよ・・・。」

    「恋人だろう。それ以上でも以下でもない。」

    フン、と鼻を鳴らし得意そうに言われた。せっかくのムードが台無しだ。

    「お前なぁ・・・。で、さっきからその手は何してんの?」


    「こうしていると・・・君と過ごす時間が、この先も何かに繋がっていく気がするんだ。」

    「未来を語るなんて、らしくないじゃないか?」

    「ふっ、らしくないと言われるほどに・・・僕も変わった、という事だ。」

    未来を考える余裕があるのはいいことだ。そう思えるほどには、自分も絆されているらしい。
    やれやれ、と声に出さずにシャドウに近づき抱きしめる。

    「だいぶ欲張りになったな、シャドウ。」

    「・・・君が変えたんだ、責任はとってもらうぞ。」

    「へっ、そう言われると悪い気はしないね。」

    シャドウを見ると頬と耳が赤くなっていた。おそらく自分も同じだろう。
    今がずっと続けば、未来になる。そう信じるのもひとつの幸せだ。
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