urogiaya ◇CP有の絵などはここ◇R-18原稿の進捗やらくがきは修正不要な程度にトリミングするかR-18指定でワンクッションしています ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 104
urogiaya☆quiet followDONE※rntk 夏の終わりに書いていた短いおはなし。おかげさまで季節感まる無視です。文章は全然慣れていないのでなかなか公開に踏み切れなかったのですが、何となく今でした。 show all(1289 chars) Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow urogiayaPROGRESS※レナダニ 薄い本ゆえ1ページ目から盛り上がりまくっています🔥 urogiayaPROGRESS※漣タケ レナダニ本原稿より ようやくこちらに進捗を投げられるところまできました 2 urogiayaINFO漣タケ絵チャ会(6/16開催)の入り口ですhttps://draw.kuku.lu/p/rntklove/PWは漣+タケふたりの誕生月を並べて四桁 urogiayaPROGRESS※漣タケ(レナダニ)原稿より およそそんな表情で言う台詞ではない urogiayaDOODLE※漣タケ キスの日 勢いでやっといて照れる urogiayaPAST※漣タケ 過去の漫画からキスシーンだけ集めたコラ作りました😘 recommended works こめこDOODLE熱バトル暗転後の漣タケあの距離はキスしてたよ komaki_etcDOODLE漣タケで目を開けたままキス目を開けたままキス 二人きり、の時にしか、見せない表情がある。 頬が赤らんで、睨むように視線を交わして。 部屋には二人分の呼吸音だけが響いて。 ゆっくり、ゆっくり近づいて。肩に手を置き、後頭部に手を支え。溶けてしまうほど見つめ合い、そのまま顔を傾けて、ゆっくり、ゆっくり近づいて。 息と息が交ざる。呼吸が一つになる。湿った唇は思っていたよりも柔らかく、そこから身体が繋がっていく感覚。情熱に浮かされている時の強引なキスもあるけれど、こんな風に大切に、宝物をおそるおそる扱うかのような静かな夜だってある。 頬に触れ、指先でなぞると、低い声が漏れる。ああ、今どんな顔をしてキスに及んでいるのか。ちらりと覗いてみると――彼は、目を大きく開き貫くような視線で俺を見ていた。 752 komaki_etcDOODLE漣タケ、デレ期のタケル。二人とも成人してお酒飲んでます晩酌 酒が飲めるようになったからと言って、家で大量に飲むということはお互いしなかった。 それでもやはり、晩酌というものは、とっておきのひとときという心地がして楽しく酔えた。事務所の誰かが出演しているバラエティーを流し見しながら、更けていく夜に身を委ねる。 ソファにどっかりと座ってハイボールを煽っていると、チビが梅酒の缶をそっと机に置く音がした。いつもソファの下に小さく座るチビは熱心にテレビを見ていることが多いので、時たま足で蹴ってやると迷惑そうにそれを振り払うので愉快だ。しかし今夜は、テレビに自分達が映っている。振る舞いには自信しかないが、どのように編集されているかは見ておきたい。オレ様の出番だけ著しくカットしているようなことがあれば、下僕に文句を垂れなければならない。 1095 komaki_etcDOODLE漣タケ寝坊 朝、オレ様の方が先に目を覚ますことは珍しかった。 チビは毎朝ロードワークに行くから、その支度の音で起き、勝負を仕掛けるために一緒に出ていくことが多い。どうしても眠気が勝ったらそのまま惰眠を貪ることがあるけれど、ともかくチビは、いつもオレ様よりも早く起きるのが日課だった。 それがどうして、今日はこんな時間まで寝ているのだろう。起こした方がいいのだろうか。鼻に手を当て、息をしているのを確認し、なんとなく安心する。こんだけ温かいのだから、そりゃ息もしているはずだ。 「オイチビ」 「ん……」 「起きなくていーのかよ」 そのまま鼻を摘まみ、チビがもごもご動くのを見ていた。苦しそうな顔をしたのち、オレ様の手を振り払い、うっすらと大きな瞳を開ける。チビは童顔だ。無防備な寝顔は、殊更幼く見える。 1944 komaki_etcDOODLE漣タケ同棲コーヒー 荷ほどきをしている手を休めて、ベランダの窓を開けた。さあっと新しい風が駆け抜けていく。まだカーテンも付けていない窓辺は陽射しをそのまま迎え入れて、ぽかぽかとあたたかかった。 テーブル、椅子、食器棚。二人で選んだ家具たちが、所在なさげにうかうかしている。これから馴染んでいくんだろう。そして、置かれているのが当たり前になっていく。ソファをひと撫でして、おおきく伸びをした。この空色を選んだのはアイツだ。 ただ暮らせればそれでいい、と思っていた俺たちを、事務所の人々は強く説得し続けた。何年も住むことになるんだから使い勝手のいいものを、ストレスのない快適さは自分で作るものだ、と。言われてみればそれは全くその通りで、俺はもうすっかりこの部屋が気に入っている。こげ茶で揃えた家具たち、そのなかでひとつだけ明るい色のソファ。二人で暮らすのにちょうどいい広さの部屋。 2858 komaki_etcDOODLE目が見えないタケルBGM:美しきもの(サンホラ)美しきもの 紫陽花を二輪、手に持って帰る。適当な植垣から折ってきたが、どこかの家の庭だったのかもしれない。申し訳なく思う心も薄くなる。じんわりとした世界に、肌が汗を纏いだす。 「ただいま」 「おかえり」 小さな声で呟いても、必ず返事が返ってくる。オレ様の帰りを今か今かと待っていたのかと考えてしまう。きっとたまたまだ。たまたま起きてて、たまたま耳を澄ましていただけだ。そう思わなければやってられない。 「今日はなんだ?」 「ん」 ベッドの横まで行って、紫陽花を渡す。チビは花の部分を触りながら、首を傾げては戻し、傾げては戻ししていた。 「紫陽花か?」 「そうだ」 「何色だ? 水色?」 「そうだ」 ぶっきらぼうにしか答えられないオレ様に構わず、チビはぱあっと顔を綻ばせて、大事そうに紫陽花を抱えなおした。 1436 komaki_etcDOODLE漣タケ指輪 晴れだか曇りだかよくわからない午後、行き交う車の多さに辟易していた。 横浜の、大通りから横に逸れたこじゃれた小さな道に、その店は面していた。紺色の軒下に、眩い黄色のランプで店名が灯されている。 チビが来店時間を予約していたからか、女性の店員が待ち構えていたように出迎えた。白いシャツに黒い腰エプロン、まるでカフェの装いだ。店内には青いタイルと霞んだ色のドライフラワーが溢れ、ここだけ異国のようだった。 「本日はご来店ありがとうございます」 室内では僅かにピアノクラシックが流れていたが、全体的に静まり返っている。店員もヒソヒソ声の音量で話した。隠れ家、秘密基地、そんな言葉が似合う場所だった。 指輪を買いに行きたいと言ったのはチビからだった。これからも一緒に歩んでいく、約束がほしいと。証を形にしたいと、そう呟いたベッドの中、オレ様は「好きにしろ」と言いながらチビの髪を遊んでいた。 1812 komaki_etcDOODLE漣タケゲーム実況「こんばんは、みんな、聞こえてるか?」 ヘッドセットのマイクに向かって声をかけると、数秒のラグののち、コメント欄に「聞こえてる」との書き込みが多数現れる。よし、準備は万端だ。改めてマイクに向かって、「これからゲーム実況配信をはじめます」と伝えた。 今回挑戦していくのはホラーアクションゲームだ。いわゆるゾンビ的な敵が続々と襲ってくるのを、手元の銃やらで倒していく、初見注意、叫び声注意、と表記はしたものの、俺は視聴者が期待しているようなリアクションはなかなか取れない。気を抜くと淡々と進めてしまうから、うまくトークを織り交ぜて、時折大げさに驚いてみせながら、順調にゲームを進めていった。 「あれ? この部屋、なんで開かないんだ?」 1507 komaki_etcDOODLE漣タケ。初日の出の中でキスする話1月1日 正月っていつも晴天のイメージだ。雨の降る元旦を経験したことがない気がする。 今年も、初日の出をベランダから見ていた。コートを着て、毛布をかぶって。白い息がゆっくりと宙を揺蕩う。 隣に並んだアイツは、何故だかとても大人しい。いつもと同じ朝日じゃねーか、位は言いそうなものを。じんわりと広がってく空の黄色の中、アイツは鼻を赤くして黙っていた。 「……キレイだな」 「……ん」 小さな声で呼びかけると、毛布が少し揺れた。寒さで喋りたくないのかもしれない。それとも、一年のはじまりの、どこか荘厳な光にあてられているのだろうか。 祈りが届く気がして、はあ、と息を大きく吐いた。口の中が熱くなって、その熱さが外に出た途端白く変わって。白が消える頃、アイツの顔が正面にあった。俺のことをじっと見る瞳の色は、日の出の色とそっくりで、俺は息を吸うのを忘れて見入ってしまう。 716