urogiaya ◇CP有の絵などはここ◇R-18原稿の進捗やらくがきは修正不要な程度にトリミングするかR-18指定でワンクッションしています ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 104
urogiaya☆quiet followDOODLE※rntk (rnいない) 急に泣かしたくなったので show all(+1 images) Tap to full screen (size:724x750).Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow urogiayaPROGRESS※レナダニ 薄い本ゆえ1ページ目から盛り上がりまくっています🔥 urogiayaPROGRESS※漣タケ レナダニ本原稿より ようやくこちらに進捗を投げられるところまできました 2 urogiayaINFO漣タケ絵チャ会(6/16開催)の入り口ですhttps://draw.kuku.lu/p/rntklove/PWは漣+タケふたりの誕生月を並べて四桁 urogiayaPROGRESS※漣タケ(レナダニ)原稿より およそそんな表情で言う台詞ではない urogiayaDOODLE※漣タケ キスの日 勢いでやっといて照れる urogiayaPAST※漣タケ 過去の漫画からキスシーンだけ集めたコラ作りました😘 recommended works komaki_etcDOODLEキスの日漣タケキスの日 手を繋ぐのすら、いっぱいいっぱいなのに。 目の前の相手は真剣だ。 俺はこれ以上後ずされないと観念し、壁に体重を預けながら、おそるおそる顔を上げる。 顔を真っ赤にしたアイツは、俺の頬に手を添えると、ゆっくりと顔を近付けてきた。 「キスの日?」 「ああ。キスシーンのある映画を日本で最初に上映した日らしい」 円城寺さんは、ぜったい面白がっている。 俺と、俺の隣に座るアイツがわたわたするのをカウンター越しに見るのが、近頃のこの人の趣味なのだ。 「なっ、……そーかよ」 わかりやすく動揺するアイツの横で、俺はなんとか態度に出さないよう、ラーメンを啜る。 キスなんて。 手を繋ぐのすら、いっぱいいっぱいなのに。 「オイ。……腕、当たってる」 1588 komaki_etcDOODLE梅雨の漣タケ永遠 低気圧が都心を覆う。紫陽花すらどこか憂鬱そうだ。 家の中から、窓の奥の曇天を見上げる。分厚そうで重苦しい。カーテンを開けても閉めても部屋の暗さは変わらない。仕方なく電気を付けるけれど、煌々とした人工的な明かりは、余計気分を落ち込ませた。息がしづらい季節だ。 アイツも大人しい。散歩も、外で昼寝も出来ないから、鬱々としているのだろう。雨宿りと言わんばかりに俺の部屋に来たはいいものの、ずっと窓の外を見るばかりで、会話もなかった。雨粒はガラス窓を伝い、氷砂糖のようなすじを残していく。そこだけ視界が歪んで、外の明かりがぼやけて広がっている。内側からそれをなぞっても何も変わらないのに、辿らずにはいられない。傘を内側から覗いている時も似たような感覚になる。ビニール越しの雨粒は、指で叩くと落ちていくから。 1188 komaki_etcDOODLE漣タケコンドーム 部屋の掃除をしている時に、コンドームの新しい箱を見つけた。 薬局で買ったのか通販で買ったのかはわからないが、薄い袋に包まれたままの黒い箱が、四箱も。 ――コンドームって、まとめ買いすると安くなったりするのか……? ベッドサイドのミニテーブルの小さな引き出しにそれは乱雑に突っ込まれており、隠す気もさらさらなさそうであった。俺は引き出しの中身を整理するために、一度全てを取り出す。 新しい箱の他に、開封済みの箱も出てきた。ジェル付きのと、薄さに拘ったのが。使い比べてみようとして、大して違いが分からなくて、暗がりの中で手に取ったやつを使っているから、減り方も半々だ。 六つの箱と、使いかけのローションをベッド上に並べて、俺は一人で赤面する。だってこれじゃあ、まるで、やることをこんなにも楽しみにしてるみたいだ。 931 komaki_etcDOODLE漣タケ見失ってしまいそうな幸福を インスタントラーメンに湯を注いでいたら、案の定アイツも「オレ様も食う」と言い出した。 「オマエはさっき菓子を食ってたろ」 「別腹」 どうせこうなると思って、ケトルには余計に湯を沸かしてあった。アイツは備蓄品を入れてある棚からカップラーメンを取り出し、線まで湯を注ぎ入れる。あとは三分、待つだけ。 がっつり食べたい時は円城寺さんのラーメンに限るけど、どうしようもない夕方の小腹には、この程度でいい。麦茶をコップに用意して、蓋を剥がして、手を合わせていただきますを言う。 俺が麺を啜りだしたのと同時くらいに、アイツも蓋を剥がした。三分待ちきれなかったのだろう。 「まだ硬いだろ」 「ヘーキだっつの」 ズルズルと勢いよく口に吸い込まれていく麺から汁が飛ぶ。仕方ない、ラーメンを食う時の宿命だ。机は後で拭けばいい。 2326 komaki_etcDOODLE漣タケ/ワードパレットお題:頬にキス・髪を撫でる・空き缶空き缶 ふと、夜中に目が覚めた。覚めたというより、いったん睡魔に身を任せて、それが過ぎ去っただけにすぎない感覚。 射精後というのはどうにも眠くなる。全身から欲求が抜けた途端、泥に片足を突っ込めば最後、あっというまに引っぱりこまれてしまう。がくん、と沈んでいくのは一瞬だ。自分が息をしているのすら不思議なくらいの気絶。これだけはどうにも抗えない。 自分と世界の境目がゆっくりとはっきりしていき、輪郭を帯びていく。暗闇の中でも目は冴え冴えとして、このまま電気を付けずとも歩き回れそうだ。 隣ですうすうと寝息を立てているチビをちらりと見たのち、起き上がる。うすらかいた汗に、喉の渇きを覚えた。飲み物が何かしらあるはずだ。起こさないようそろそろと歩く。全身を気怠さが包んでいた。冷蔵庫の前で、大きく伸びをする。 1482 komaki_etcDOODLE漣タケおやすみ 事務所のソファで寝ていたら、枕代わりのクッションの下で、スマホがブルブルとうるさくて目が覚めた。朝のアラームとして置いているだけなのに、なぜ夜中に起こされなきゃならないんだ。表示を見ればチビからだったので、画面に指をスライドさせ着信に応じる。 「……んだよ」 「悪い。寝てたか」 チビの声が片耳に響く。寝起きの頭はまだふわふわとしていて、まるで目の前にいるかのような錯覚に陥った。 「何の用だ」 「オマエ、今日はどこ泊ってんだ」 「事務所」 「そうか、ならよかった」 今夜は少し冷えるから。そう言ってほっと息を吐くチビが見える。大きなお世話だ、多少の肌寒さなど寝ていれば紛れてしまうのに。 「用がねーなら切るぞ」 「……なくちゃだめか、用」 1688 komaki_etcDOODLE漣タケ。事後。 1278 komaki_etcDOODLE漣タケ。一緒に風呂に入る話マスカラ 撮影で、赤いマスカラを塗った。撮影後に化粧を落とすとき、赤い涙を流してるみたいになって、すこし怖かった。 家に帰り、風呂に浸かっていると、アイツが無遠慮に浴室に入ってきた。追い炊き機能もない、狭い狭い浴槽に、無理やり身体をねじ込んでくるから、窮屈で仕方がない。だけど俺は文句も言わず、ただされるがままになっていた。身体はもう充分あたたまっていたけど。 「狭い」 「男二人で入るのには無理があるだろ」 アイツが濡れた手で豪快に髪をかきあげる。ヘアアレンジでもされない限りなかなか見ることのない彼の額が、てらてらと美しく濡れた。 「何見てんだよ」 「向かい合わせに座ってんだから仕方ないだろ」 アイツの体積の分だけ溢れたお湯が、排水溝に流れていく。どこまで流れていくんだろう。下水へ、川へ、ダムへ、海へ。ゆらゆらと揺れる水面を、ぱしゃ、と手で掬う。アイツが入ってるせいで肩までつかれない。 1524 komaki_etcDOODLE漣タケ。とりとめない話みかん 店内ではなぜか「ももたろう」の曲がかかっている。俺はその軽快でチープな音楽を聴きながら、野菜売り場で困惑していた。 どうしてもみかんが食べたいのに、高いのだ。想像の倍くらいするやつしか売ってない。あのみずみずしい、爽やかに甘い果実の味を想像して涎があふれ出る。我慢できなくて、仕方なく一番安い詰め合わせを買った。隣に並ぶいちごの粒が、いつもより大きい気がした。 なぜみかんが食べたくなったかと言うとテレビでやっていたからで、なぜテレビを見ていたのかというと、アイツが帰ってこなかったからだ。騒がしいはずの夜がなんだかさみしいというのは随分癪だった。 出演したドラマの打ち上げと言っていた気がする。横柄な態度を取っていないか、迷惑をかけていないか、そんな心配をしていると、自分は彼のなんなのだという気分になってくる。俺が気にすることではないのだ。アイツだってきっとわきまえる時はわきまえる。 2419