自分で描いといて何なんだけど白いラブカことサーペント君があまりにもキモカワで愛着湧きすぎて動かせなくなりそうなので再考しようと思う。
大きさは諸事情でボディ(尾叉長?)5mくらい、しっぽ含めて全長10m以内に収めたいんだけど、現生している鮫のサイズってどのくらいなんだろう?とちょっと調べてみる。
ホホジロザメ 全長6m(最大)
イタチザメ 7m超
シロワニ 3m
メガマウスザメ 5m
ジンベエザメ 5.5-10m(サメ界最大)
勿論もっと小さい、1m以下のものもたくさんいる。あのでっかいジンベエザメでも10mなんだ。映画『ジョーズ』のホホジロザメはフィクションなので8mと大きめ設定。そしてサーペント君のモデルになった
ラブカ 2m(最大)
ちっちゃい。可愛い。ちなみにラブカの生まれたての赤ちゃんは全長55cmとのこと。彼らはママのお腹の中で卵から孵ってしばらくそこで育つんだけど、妊娠期間はなんと3年。なんてかわいらしいいきものなんでしょう。滅多なことできないな。
サーペント君の大きさを約5mと決めてから、身の回りの物のどんなものが5mくらいなのか調べてみた。
タクシーの長さ
一般道の道路の破線の長さ(車線境界線)
大相撲の土俵の直径
駐車スペースの長方形の縦の長さ
高知県の坂本龍馬像
(出典:webサイト「サイズ屋 モノのサイズの実例集」)
これを見てからタクシーを見かけるたび目で追ってしまう。体感的には結構大きい。あれくらいのボディに細長いしっぽつけて7m弱くらいにしたら、理想のサイズだ。
あとこれも悩みどころで、あのまん丸の目。あれのせいで無駄に可愛いと言うか、怪物じゃなくてただのラブカに見えてしまう。本当はもっと、カグラザメ科やツノザメ系みたいなちょっと不気味かつ神秘的な目にしたい。エジプトの壁画みたいな。でも絵に描くと(下手なだけなんですけど)どうしてもあの虚ろで、どこ見てるか分からない目にならなくてもどかしい。「焦点の合わない目」は彼の最大級のチャームポイントにしたいので、練習するか良いモデルを探すしかない。
動きに関しても悩んでるところで、本来のシーサーペント(大海蛇)はヘビなので、海面からザバーッて顔出しても不思議はないんだけど、でかい魚は顔ぐらいは出せても、ネッシーみたいに首をにゅーって出したり、空中へ飛び出したり跳ねたりはできないよね?となると、やっぱり顔がちょっと水面から覗くくらいのアクションが相応しい気がする。
※と思ってググってみたら、ホホジロザメのジャンプ画像が出てきてびっくりした。サメってあの巨体で跳べるんだ。すごい。勇気が出てきた。
そんな感じで描き直してみる。そうなると文章の方も直さないといけないから、デザインが決まったらそっちも修正する。縛りがある程度ないと逆に想像が広がらないので、こういうのをあーだこーだ考えるのは楽しい。どうしても行き詰まったらそのときは「ムキになるなよ、フィクションだ」で押し通せばいいと思う。戸田奈津子訳的に。