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    秋日子

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    秋日子

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    書き下ろしで入れようとしてたけど行き詰ってるので進捗さらす

    ハンの事が凄く好きなルス 砂漠の夜は驚く程寒い。日中の強い日差しが嘘みたいに冷たい風は、アルコールで火照った体を冷ますにはちょうど良い。程よく酔いの回っていた様子の彼は、仲間達には何も言わずにそっと外へ出た。風にでも当たるんだろう。俺はその背中をこっそり追いかけた。少しの下心を伴って。

    「綺麗だろ」
     後ろから声を掛けると、ハングマンの肩が面白いくらい跳ねた。少し意地悪だっただろうかと思いながらも、珍しい焦った様子に思わず破顔する。
    「今日はよく晴れてたから、夜空も格別」
    「…だな」
     小さく頷いてそう言ったハングマンが、ビールの瓶を傾ける。俺は出来るだけ自然に、彼の隣に立った。
    「楽しんでる?」
    「ああ、もちろん。…いい気分だ」
    「俺も」
    「だろうな」
    「分かるか?」
    「お前、任務の前と後、全然違う顔してる自覚あるか?」
     ニヤリと笑ったハングマンがそう言って、驚かされた事への意趣返しとでも言うように肩を小突く。親し気なそんな仕草に嬉しくなって、俺は笑った。
    「憑き物が落ちたって言うのかな、体が軽いんだ。もう何十年も、こんな気分は味わってない」
     「大袈裟だな」と言いながらも、ハングマンは思う所でもあるのか小さく頷く。彼にはマーヴェリックとの事を詳しく話した訳ではなかったけど、訓練から任務成功までの仮定で、恐らく何かしら察してはいるんだろう。それはあの作戦に参加した仲間達全員に言える事だった。まあ俺の態度が、それくらいあからさまだったというのはある。この男も例に漏れず何かを察しているだろうに、深くは立ち入って来なかった。それもなんだか、俺の気持ちを浮足立たせている要因の一つだ。
     受け入れられている。それを、心から穏やかな気持ちで受け止められる。
     そんな精神状態でいる事自体が酷く懐かしく、俺はこのところずっとふわふわした気分だった。
    「ほんとに…いい夜だな」
     俺の気持ちを察したようにそう言ったハングマンを見遣る。黒のTシャツにジーンズを履いた姿はいつもの軍服と違ってラフで、そんな彼を見ている事が不思議だった。決して短くない付き合いのはずだが、プライベートの時間を共有する事は過去に一度もなかったのだ。
     思えば彼も、あの任務以降どこか変わった気がする。ずっと俺に向けられていた鋭さが、無くなったとでも言おうか。長年抱えて来た蟠りの解けた友人同士のような距離感。まだまだ知らない事は互いに多いけれど、それでもこうして、酒を飲み交わす事は出来る。それが、酷く居心地がいい。そして俺は、彼も同じように感じてくれているのではないかと、密かに期待している。
     今回の集まりは、任務後特別休暇に入った作戦参加メンバーで、マーヴェリックのハンガーを見学させて貰うという名目での打ち上げだ。上級将校などはおらず、上官はマーヴだけ。気軽な集まりだったけど、博物館でもなかなかお目に掛かれないレアな機体に乗れる上になんなら操縦も出来るかも知れないとあれば飛び付くかと思ったのに、意外にもあまり乗り気じゃなかったハングマンを半ば強引に誘ったのは他でもない俺だった。
    『お前も来るだろ?』
     当然のようにそう声を掛けた時、こいつは少し戸惑ったようだった。来たくない訳じゃない。多分、遠慮。いくら同じ作戦で命を掛けた者同士とは言え、俺達はそもそも訓練以外で顔を合わせる事もないような間柄だったのだから、彼の反応はむしろ自然だった。でもだからこそ、これを機に彼の事をもっと知りたいと思っている俺にはこの打ち上げは絶好の機会だったのだ。今となってはこれほど興味を引かれる存在もいない。そんな奴を、今の俺が放っておくはずもなかった。
    『マーヴェリックが楽しみにしてる。自慢の機体にも乗せて貰えるぞ』
    『いいのか?』
    『なんでダメだと思うんだ?』
    『そうだな…お前とマーヴェリック、水入らずの所へ行くのは気が引ける』
    『今更だな。それにどうせみんな来るんだ、一人増えても変わらない。だろ?』
    『…』
     ハングマンが気にしているのは、もしかしたら作戦で飛んだメンバーに自分も混ざっていいのか、という事だったのかも知れない。彼は予備機としては飛んだが、選抜メンバーではなかった。他の面子がたまたまそうだったから、気後れでもしたのだろうか。コヨーテを誘ったのは彼の参加が決まった後だったから。
    (ハングマンが気後れね…するわけないか。でも)
     彼が時々試みる“これ以上は踏み込まない”という僅かな抵抗を、俺は知っていた。何の為なのか、どういう意味があるのか、俺は彼のそういう態度を感じる度に少しだけ焦れったく感じるのだった。
     お前も俺と同じじゃないのか。もっと互いを知りたいと、思っているんじゃないのか。
    今までの俺達とは全く違う関わり方をしていける。そのチャンスが今目の前に来ているのに、これを逃す手はない。ここで身を引けば、きっと俺達はこの先もずっと、せいぜい顔を見れば思い出話をする程度の同僚で終わってしまう。俺はそれが嫌だった。だから甘い言葉で彼を誘う事も厭わなかった。
    離れていれば何をしているのか気になるし、目の届く場所にいればその姿を追う。
    もっと、彼を知りたい。俺を知って欲しい。
    そもそも俺は、彼のフライト技術にはいつだって度肝を抜かれていた。ただ今までの俺はそれを認める事が出来なかったのだ。彼はあまりにも、マーヴェリックに似ていたから。
    意味なんてない馬鹿な意地だったんだ。ハングマンを認めれば、マーヴェリックを認める事になる気がしていた。
    「…これからどうするんだ?」
     静かに訊ねるハングマンの声は、聴いた事がない程穏やかだった。この男は、こんなに静かな気配を纏う事も出来るのか。どんな顔をしているのかちらりと視線を向けたけれど、逆光で表情はあまり見えなかった。
    「さあ…どうするかな。恋でもしてみるのもありかな」
    「フェニックスでも見放すような連絡無精の男が、恋ねぇ」
     辛辣な物言いに苦笑いを零す。これから口説こうって相手からの評価としてはあまり笑えないが、事実なので仕方がない。今までの俺なら確かに、来る者拒まず去る者追わず、連絡が取れなくなればそれまでというような付き合いしかしてこなかった。洋上勤務に入れば自然と切れるような関係ばかり。今思えば、俺が彼女達にそうなるように仕向けていたのだろう。それでいいと思っていたし、大して寂しいとか虚しいとか考えた事はない。
     けど今は違う。彼と任務で行く洋上は楽しいだろうな、なんて浮ついた事を考える程には、俺はジェイク・セレシンに惹かれている。
    「お前はどうなんだ? 浮いた噂の一つも聞いた事ない」
     少し不躾にそう言えば、ハングマンはちらりとこちらを見て残り少ないビールを一気に煽った。
    「俺に興味なんかなかっただろ。噂を聞いた事がないんじゃなくて、気にした事がなかったんだよ、お前」
     別にどうってことないと言う風に返された言葉は何処か少しだけ寂しそうに響いた。自惚れだろうか。だがそう言われてしまえば図星で、俺は慌てて続けた。
    「そんな事ないと思うけど…まあ積極的に知ろうとは思ったことないよ、確かに。けどそういうって事はあるんだろ? 今は?」
    「残念ながら俺はフリーだ。文句あるか?」
    「…え? ない!」
     大きな溜息をついてさも心外だとでも言うように答えたハングマンに、俺は思わず元気に返してしまった。噂は聞かなくとも、相手の一人や二人いるだろうと思っていたから完全に予想外だった。
    「意外だな、引く手数多かと思ってた」
    「さあ…俺だってそう思うが? まあ現実なんてこんなもんだ」
    「なんでだ? 俺みたいな根無し草ってわけでもなさそうなのに。さてはお前も連絡無精?」
    「俺はマメ過ぎる程マメな男だ。無精なんて言葉は最も似合わない」
    「じゃあなんで? 女癖が悪いとか?」
     軽率な俺の発言に、ハングマンは瓶の縁を舐めると少し考えるようにして黙り込んだ。彼がこの手の話をあまりしないのは知っている。知っていて敢えて馬鹿のふりをして踏み込んだ俺に、彼はどう応えるのか。それに興味があった。
    前までならきっと、怒って全力で拒絶して来ただろう。でも今は?
     少し頬の赤いハングマンのいつもより乱れた前髪が、砂漠の夜風にふわりと揺れている。まるで何かを探すように何処か遠くを見つめている彼の言葉を、俺はただじっと、黙って待った。
    「…恋愛なんて非効率的だろ。好きになった相手に好きになって欲しいなんて、叶いっこない」
     ハングマンはそう言うと、肩を竦めて笑って。その顔は何故か、俺の心臓をいとも容易くぎゅうっと締め付けた。
    彼の恋愛観は、もっと成熟しているものだと思っていたのに。まるでひとりぼっちの幼い子供のよう。泣き出したいのを必死で我慢してぽつんと佇んでいる少年のような彼の寂しさが、澄んだ空気の中で何にも隠されることなく真っすぐに俺の心に届く。まさかと思って息を飲んだ俺に、ハングマンは続けた。
    「俺の好きになる奴は大抵、最初は俺の事を好きだと言う。けど長く一緒にいる内に相手は気付くんだ…何かに。それで、最後には俺の事を嫌いになる。もしくは例えば、俺の好意に気付いたらそれを他の奴に押し付けようとする。…俺からの好意は迷惑らしい」
    「…なんで、そんな」
    「知るか。だが経験則だ。俺は性格が悪いから、好かれても困るんだろう」
     諦めたように言ちるハングマンが嘘を言っているとも思えず、俺は言葉を失った。
     だってそんなのあんまりだ。確かに彼は口も悪いし性格も多少キツいが、それ以上に彼には人間としての魅力がある。実力もあっておまけにこの容姿だ。彼から好意を向けられて、嫌がる子の方が珍しいだろうに。
     そこまで考えてふと思い至る。口ぶりからしてもしかして、彼の恋愛対象は女性ではなく、男性なのだろうか。そう言えば過去にそんな事を聞いた事があるような気もするけど、当時の俺はさして興味もなく、その記憶は曖昧だった。
    男は自分より優れた相手に劣等感を抱かずにはいられない生き物だ。何もかもで上回る彼といるのはきっと辛くなる。自分より上手である彼を抱く事に優越感を抱く男は多そうだが、そんなものは愛情とは呼べないから。そういう男と長く付き合う程、ハングマンは愚かではないだろう。そういう事なら、彼が恋人と長続きしないのもなんとなく理解は出来た。
    「“お前は本当に性格が悪い”。これが最後に好きだった奴から言われた言葉…それ以来、人を好きになるのもなられるのも馬鹿らしくなった」
    「…もったいないな、なんか」
    「だが事実だ。俺はまあ、性格が悪い。今更良くなるとも思わん」
     達観した風を装っていても打ち消しきれていない哀愁は、いつもの彼の姿からは想像も出来ない。彼が何を愁い、何を疎み、何を望んで何を求めているのか。分かりやすい男だと思っていたのに、それが分からなくてもどかしい。
    今まで彼を振って、酷い言葉を言った男や、傷つけた奴らの事なんか忘れてしまえばいいのに。
    (俺だったら、絶対にそんな事しない。あいつと恋人になれるなら、あらん限りの愛情をもって彼を愛して、喜ばせて、笑わせてやるのに)
    (少なくとも、あんな風に悲しそうな顔はさせたくない)
    その夜、俺は同じ屋根の下で眠る彼の気配を感じながら、浅い眠りの中で何度も何度もそんな事を考えていた。


    翌朝目が覚めると、まだ早い時間にも関わらず部屋はもぬけの殻だった。どうやら俺だけが寝こけていて、誰も起こさなかったらしい。人の気配に全く気付かなかったのは軍人としてどうかと思うが、昨夜は寝つきが悪く、朝方ようやく眠りに入ったせいだと思う事にする。
    外のダイニングスペースではコヨーテとペイバック、ファンボーイがコーヒーを楽しんでいた。コヨーテの持参したコーヒーグラインダーはアウトドア用品で、小型の水筒程の大きさでありながら豆から挽いた本格的なコーヒーを楽しめるという優れものだ。これが驚くべき事にインスタントとは比べ物にならないくらい香りがいい。コヨーテが付随されているハンドルをぐるぐると回して手動でミルを挽いている姿はあまりにら(・)し過ぎて(・・・・)、思わず魅入ってしまうのだと昨夜ハングマンは笑っていた。彼は本格派なのだろう。確かに、インスタントのコーヒーよりもそちらの方が似合う気がする。
    「よお、お早いお目覚めで」
    「他の奴らは?」
    「マーヴと一緒に朝から買い出し。昨日食料はあらかた食っちまったからな」
    「お前ら今日はどうするんだ? もしまだ泊まってくなら、シーツ片さずに置いとくからさ」
    「俺らとボブ、あとフェニックスは、お昼食べたら帰るけど」
    「コヨーテは?」
     目を向けると、口角を上げるだけの笑みを浮かべて「ハングマン次第だな」と答えた。こいつらは本当に四六時中一緒なのだ。

    「昨日、ハングマンと何話してたんだ?」
     ペイバックとファンボーイがその辺を走って来ると言うので、俺とコヨーテだけがハンガーに残った。
     多分初めてだ。何を話すかなと彼の淹れたコーヒーを飲みながらぼんやり考えていた俺に、コヨーテはごく自然にそう訊ねた。
    「何って? 雑談だよ。楽しんでるかとかなんとか」
    「それにしては随分話し込んでたじゃないか」
    「…お前に話す義務があるか?」
     あまり棘のないように努めて穏やかにそう返せば、コヨーテも責めるつもりはないのだろう、笑みを浮かべたままで、けれどもどこか牽制するように言った。
    「義務はない。だが俺はあいつの友人として、あいつを傷付ける奴を見極める必要がある」
     まるで幼い兄弟にでも言うように当たり前のように牙をむいて来る彼に、意表を突かれる。ハングマンは立派な成人男性であり、友人に盾になって貰わなければいけない程弱くもないだろう。
     けれどももしかしたらそれは、今までハングマンの受けて来た仕打ちに対する防衛反応なのかも知れなかった。俺だってフェニックスを傷付けそうだと思う相手が近くにいれば、忠告の一つくらいはするかも知れない。今の俺なら、だ。
    「…俺は彼を傷付けそうか?」
    「分からないから、見極めようとしてる」
    「お前が? 見極めてどうする? 俺を止めるのか? それともあいつを止める?」
    「…あいつがお前を好きだとでも言いたげだな」
     言われて、ハッとする。確かに、俺は何処かで彼も自分の事が気になっているのではないかと思っているのだ。
    いや違う。そうなればいいと期待しているんだ、俺は。
    「…ルースター、お前は悪いやつじゃないと思う。だが恋愛に関しては及第点さえ取れないって自覚、あるか?」
    「今までの俺は確かに…まあ、褒められたもんじゃなかったかも知れないけど…でも人は変わる。そうだろ?」
    「確かに変わる。だがそれはお前があいつを傷付けないって保証にはならない」
    「そんな保証になんの意味がある? お前が保証出来る男なら安心か? だったらお前が愛してやれよ」
     俺の尤もらしい言葉を、コヨーテはただ黙って聞いている。まるで野生動物のそれのように何かを探るような眼差しと気配。彼がハングマンの為を思う気持ちは本物だろう。今までハングマンが傷ついてきた姿を一番近くで見て来たのも、きっと彼なのだろうから。
    「…そうだな、お前の言う事も一理ある。愛は人を傷付け、苦しめる事も多い…だがルースター、これは…お願いだ」
    「お願い?」
    「…興味本位で、奴に近づくな。あいつの心は鋼で出来てるわけじゃない。周りからは性格が悪く見えたって、傷つけば痛いし、涙も流す。だから…もしお前があいつとの関係を今より少しでも進めようと思うなら、傷つけないでやって欲しい。それだけだ」
    「…うん、わかってる」
     俺の答えに、コヨーテは無言で、ただ小さく頷いた。それは正しく、願いだったんだろう。
     この、目の前の男が友人を傷付けるような事がありませんように。
     彼がもうこれ以上辛い思いをしませんように。
     そんな切実さが伝わって来る眼差しに、俺は少しだけ、気を引き締めた。
     お互い、いい歳だ。俺も、ハングマンも。
     彼が俺の気持ちにどう応えるかは分からないけれど、子供のようにはしゃいで、想いのままに気持ちをぶつけてしまえばいいという訳でもない。純粋過ぎる感情は時に鋭さを持ち、相手を切り裂く事もある。そうして傷だらけになったハングマンの心。そこに触れる俺の手は、汚れていちゃいけない。真っ新な硝子ならつかない汚れも、傷のたくさんついた硝子にならついてしまう事もあるのだ。
     そうして汚された硝子を挟んで彼の見る俺の姿は、俺の思うものとは全く違うものかも知れないのだから。
     
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    秋日子

    DOODLEお昼に言ってたやつ
    山も落ちも意味もないけどエロくはない
    原稿の息抜きに筆慣らし
    https://twitter.com/mtw________
    いいからさっさと告白しろ「なあコヨーテ、例えばなんだが」
     二人だけのシャワールームで、ハングマンはブースの仕切りに凭れて突然切り出した。
    「例えば、いい感じだと思っている相手の部屋でポルノを見つけてしまって、容姿に自分と共通する部分が多いなと感じた場合、それは脈ありなのか?」
    「なんだって?」
     シャンプーを洗い流していたコヨーテは、思わず聞き返した。つまり、相手はゲイで、ハングマンに似た容姿のポルノスターを好んでいるから脈があるのではないかという、そういう事か。そしてその相手は十中八九。
    「ルースターってゲイだったのか」
    「え、なんでルースターだって分かった?」
    「分かるだろ」
     ハングマンの片想いの相手があの髭の同僚である事はもう随分と前から知っているし、二人が特殊作戦以降いい感じなのも知っていた。だって全部、この目の前の男が包み隠さず教えてくれるから。例え確信をついて『俺はルースターが好きなんだ』と言われずとも、そのくらいは分かってこそ親友というものだ。というかこのハングマンという男は、気を許した相手にはどこまでも緩い。色々駄々洩れになってしまっている事は指摘せずに来たが、この調子だときっとルースターにもバレているだろう。そこまでいくともう、そのポルノさえわざとなのではないかと思えて来る。
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