・これ(https://onl.la/MLZreCa)に関する徒然

・真っ先に「ここが書きたい」と思いついていたのは一番最後の「王馬に頭をすり寄せて寝る夢野+その心地よさの描写(ぎゅっと触れ合った時の布地ごしの体温・好きな人の匂い)」なのだけど、こう書くと2〜3行で終わるそれだけの状況がどうしてこんなに嵩張るの！？と書きながらびっくりしていた。
書き始める前はssメーカーにした時に1ページにおさまると本気で思ってた。(それくらいなら文を書く練習になるかなとか、気軽に取り組めるかな…とか思って書き始めたのに…)分かってはいたけど、改めて文を書くと言うのは難しいんだなあ…。

・王馬どんな匂いするのかわからない。無臭かなと思ったけど、遺伝子合う人の匂いはいい匂いだと言うし、最後は夢野に王馬の匂いを好ましく感じながら眠ってほしかった。最初は柔軟剤って書いたんだけど、寝る前に風呂に入ってるだろうし、と思い後から石鹸にしたのだけど、それはそれでちょっと若い？幼過ぎたような気もする。大人王馬までいくと香水をつけていると思うけど、そこまでのつもりじゃないし、今回はある程度作品の雰囲気的にもナチュラルな香りがしてほしかった。

・私は王夢の2人は本編の状況と描写だけで考えると甘い描写が全然想像できないのだけど(正直残酷でまさに愛も青春もないシチュエーションばかり考えてしまう)、それが最初から恋愛を期待されている紅鮭軸や、最初からみんなと思い出を重ねて平和な世界で生きていける育成軸だと2人の会話や行動はどこまで変わるのだろう、とよく想像するので、先に思いついた情景にプラスしてそれを少しアウトプットできたらいいなと思って書いた。(正直2人がただ寝っ転がってるだけの話に解釈もアウトプットもない気がするが…)日々思考は変わるので、数ヶ月後にはまた全然違う王夢を書いてしまったりするのかも。

・世界観設定は深くは考えてはいないけれど、育成軸で卒業後1〜2年くらいのつもり。「夢野には、世界線違いの朧げなコロシアイの記憶のカケラがあって、王馬をみると不安に感じる時がある。」「5章時点までで彼に感じた恐れや怒りだとか、コロシアイ中の混乱が心に傷をつけている。」「“紅鮭/育成軸のただ楽しい平和な時間”と心の傷とのギャップで、夢野と王馬はお互いをどこか受け入れ難く思っている」ぐらいのぼんやりとした設定？加減。(記憶や、お互いの受け入れ難さに関しては王馬もほぼ同様)
「(好きになっても)(この関係を続けても/大切にしても)いいんだよね？」と夢野が少しずつ王馬に歩み寄る感じを書きたいなあ、書けているといいなあ……という気持ち。最後夢野がぎこちなく腕を伸ばしたのは描写上は王馬だけど、王馬自体へというよりはこの関係性を受け入れた感じに読めるようになっていると嬉しい……。

・当初は王馬目線を最後に少しだけ書き加えたいなと思っていたけれど、ssメーカーに通して見たら結局夢野の部分だけで4pになったので、1pだけ別ツイートにはみ出すことになるのもなぁ…となりカット。王馬は本編において夢野を気にしつつもその気持ちが表に出て周りに察されることがないように、近づきすぎないように動いていたと思うから、今回の育成軸にもその名残がある(という設定で書いている)のだけど、起きた時に腕の中にいる夢野をみながら「こんなに近づいていいのか、許されるのか？(許されたい)」と考えることになるといいなと思っていた。でも、王馬に独白させるのって難しいしどちらにせよ書けなかったのかなとも思ったり。彼の思考を凡人が想像すると薄っぺらくなってしまう……。

・私の脳内の2人はいつもおっかなびっくり「いいのかな？」とお互いの距離を測ってしまうけど、「いいんだよ！！！！！」と強い肯定がしたい……幸せになってほしい……楽しい毎日を送ってほしい……王夢……。