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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    アイドラ小説
    chic初ライブ

    学院の敷地内にある講堂、入口の看板には今日ライブをするユニットの名前が書いており、その脇には受け付けの人達がチケットを受け取ってはペンライトを渡していく。看板に書かれてたユニットの名前は【chic】と書かれていた。chic、ソロで活動していた世良と真がユニットを組んだのだ。今日はそのchicの初ライブ、という訳だ。初ライブにも関わらず会場は人が、お互いにソロで活動していた頃のファンが主だった。そんな様子をステージ脇からそっと覗く世良と真。思っていたよりも人がいてどこか眺める世良と、少し顔のこわばる真。そんな真を横目でちらりと見る世良。
    「……真もしかして緊張してる?」
    「え?まぁ……1人で歌ってた時と違うし」
    そう言って誤魔化すように笑う真をみて少しため息を吐くと、真の手を取りステージ脇からすこし離れたところに連れていく。突然手を引っ張られた真は為す術もなく世良についていくしかなかった。そして立ち止まると真と向き合う世良。世良の真剣な表情に目が離せなかった。
    「真、俺も緊張してる。今あの会場にいる人たちは、俺がソロ時代の頃のファンもいるだろうし、もちろん真のファンもいる。逆に、俺や真のことを知らないって人もいると思う。真が不安なのはよくわかるよ、けど、これだけは聞いて。真は、俺が選んだ相棒だ。俺の相棒に誰も文句を言わせるつもりはない」
    「……世良……」
    「真なら大丈夫、むしろ俺のファン取られちゃうかもね」
    そう言ってからかうように笑う世良に真の強ばった表情が和らぐ。その様子を見て少しほっとした、誰だって初めてのライブは不安と緊張が募る。失敗したらどうしよう、そう思わない人の方が少ないだろう。相棒の不安を少しでも取り除きたかった。だって自分はリーダーなのだから、と世良は思っていた。スタッフの1人が話しかける、そろそろ出番だと。
    「……ライブが始まる、行こう、相棒」
    帽子をそっと被りそう言った世良の雰囲気はどこか変わったように見えた、なるほど、世良はスイッチが入るとこうなるのか、と真は思いつつ同じように帽子をかぶる。
    「……うん、行こう。……隣には相棒が、世良がいる。……よし!」
    真が気合を入れていると世良がそっと拳を差し出してきた、なんだろうかと世良をみると世良はウィンクんする。それで何となくして欲しいことがわかり真は笑うと同じように拳を差し出すとコツン、と合わせた。世良は満足そうに笑うとマイクを片手にステージ上へと歩く、緊張している割に堂々と歩く世良の背中をついて行くように歩く真。世良は後ろで見て笑うとそのまま歩き、ステージに行くと観客からの声援が耳に入った。照明も何もかも、慣れていたはずなのに初めて見るような光景で目を細めそうになる。おそらくそう思うのは、隣に相棒がいるからだ、と世良は笑いながらライブを始めた。
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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