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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    エガキナ
    公認イベント
    伽藍堂の×丁目
    よその子さんの名前出てます

    吐露 サクリが行ったあと、コートを握ったまま固まっていた創を呼び、近くの人気のない公園のベンチに座った創とフレイ。フレイが自動販売機で飲み物を買ってきても創は何も言わずにコートを見ていた。フレイは少しため息を吐いて創に話した。
    「……旦那、大丈夫だから、な?」
    「……俺、アイツにも、八重さんにも言われた事、何も言い返せなかった……。……八重さんはともかく、アイツにあんな一言、言われるなんて……」
    「……」
    「……フレイはなんでサクリに任せたんだ。お前が本当の琥珀の作品のニジゲンだろ、なんでサクリの事信用したんだ。俺を置いて、琥珀を探すことだって出来ただろ」
    創は答えを知りたいのだろう、フレイの顔をじっと見ていた。フレイは創の顔を見つつ、何故、と改めて自分の気持ちを考えたあと口を開く。丁度心地の良い風が吹いて、木々の葉の擦れた音と創とフレイの髪が揺れる。
    「……そりゃ、最初はアイツの事気に食わなかった。俺が琥珀の旦那のニジゲンなのに、旦那の隣にはアイツがいて、居場所がないような、そんな気持ちにはなった」
    懐かしいな、とフレイは最近の出来事のはずなのに遠く感じていた。この世界に顕現して、自分らの事を聞いて、自分を作ったツクリテである琥珀との出会いは驚きだったのと、それと同時にこの人がとの出会いは嬉しかった。まさか自分より先に他の作品のニジゲンであるサクリとバディを組んでるなんて思いもしなかった。
    だから最初の頃はとにかくサクリに突っかかるような態度をしていた、今でさえもサクリに絡むが、最初の頃の方が酷かった気がする。とフレイは思わず笑いつつ言葉を続けた。
    「けどさ、琥珀の旦那はちゃんと俺に話してくれた。何でサクリと組むことになったのかって理由と、決して俺の代わりの存在じゃないって事と、ちゃんと俺の事を信用してるって事も、全部話してくれた」
    「……」
    フレイは飲み物を飲みつつ目を伏せながら話していた。どこかその話を懐かしむように話すフレイに黙って聞いていた創、フレイは少し笑った後、創と目を合わせるように真剣な顔をして話す。
    「確かに今でもムカつくけど! それでも……正直俺より相手の方が強いし、状況分析も相手の方が出来てると思う。……俺だって、アイツの嫌な所ばかり見てるわけじゃない。だから、俺はサクリ──サクリフィキウムを信じてみようと思う。だから、アイツに任せたんだ」
    「……」
    創は真っ直ぐな目をして言ったフレイの顔を見て、どこか琥珀と似た所を感じ取った。琥珀も創にサクリのことを話してくれた時も同じ目をしていた、なんて創は思い出していた。ニジゲンは作者に似るのだろうか、なんて思ってしまうほどに。
    フレイも複雑だっただろうに、顕現したら琥珀の隣には別のニジゲンがいて。なんでと思ったのに、最後にはその別のニジゲンであるサクリの事をフレイなりに受け入れて、ましてや信じると言ったのだ。創は琥珀といい、このフレイといい、自分に果たしてそう思えるのか、と思わず感心してしまった。
    「……はい、これが俺の気持ちね。……話変わってたけど、創の旦那は不安だったんだろ。前と違う琥珀の旦那で。知らない旦那で、でもさ、知らなかったらこれから知っていけばいいんだよ。少しずつ知らなかった事を知ればいい、埋めていけばいい。……創の旦那もいやだろ、このままずっとさ、琥珀の旦那と気まずそうにして、前みたいに話せなくなるの」
    「……いやだ」
    このままずっとは創も嫌だった、せっかく琥珀と再会できたと言うのに、自分が勝手に壁を作って琥珀を見ようとしないのは嫌だった。創はコートを見た後、フレイに話した。
    「……俺、琥珀に謝りたい。……フレイ、ごめんな。お前の前で琥珀に酷いことを言った」
    「……あの時ばかりは創の旦那に一発殴ろうかと思ってたけど。……琥珀の旦那にさせるわそれ」
    フレイはケラケラと笑いつつ、もう琥珀が怒ってない事はあえて創に話さなかった。後は二人がきちんと話せばいい、その為にはここで自分らに出来ることを、とフレイは創の背中を強く叩いた。
    「創の旦那! 俺らに出来ることしようぜ!」
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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