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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    アイドラ

    よその子さんお借りしてます

    お誕生日おめでとう! 世良が動画で料理動画を配信しており、度々ゲストでコメントも盛り上がっている中、世良は今日という日が特別な日ということを把握していた。コメントも察しているのか、まだゲストがきていないというのに盛り上がっている。世良はコメントを送っている人達に笑って言う。
    「皆! 今日は何の日か分かってるかもね。でもゲストにはまだ内緒にしてるから、お口チャックでお願いね! ではゲストを紹介します! RITTERの久間田初雪先輩です!」
    拍手とともに入ってきたのは世良のライバル的存在である先輩でもある初雪だった。初雪は世良に少し微笑みつつ席に座る。
    「もう何度も来てるな、RITTERの久間田初雪だ。コメントもありがとう」
    「初雪先輩何度も来てくれてありがとうございますー! んで、今日なんで呼ばれたか分かってます?」
    「……なんだろうか?」
    やはりわかってなかったか、と世良はスタッフにお願いをする。すると照明が暗くなったかと思うと、スタッフが大きなケーキを持ってきた。初雪は顔色が変わってないように見えたが、世良からしたら驚いてるなと笑う。
    「白石、これは」
    「先輩! 誕生日おめでとうございますー! ほらコメントもお祝いコメントがいっぱい流れてますよ」
    世良が指を指した方にむかって初雪がみると、コメントの一つ一つがお誕生日おめでとうの言葉で溢れていた。世良がスタッフから受け取ったプレゼントを受け取り、初雪に渡す。
    「はい、俺からは何故かエビのぬいぐるみです! もー! スタッフ狙っただろこれ!」
    「可愛いな、友達ができたぞ」
    そういって初雪は懐から出した可愛らしいくまのぬいぐるみをだした。お互いぬいぐるみのサイズは手のひらぐらいの大きさだったが、可愛らしい光景にコメントは興奮したような勢いだった。
    「というわけで! 先輩の誕生日なので、今回の料理は誕生日にピッタリなご馳走を作ります! その後は俺の歌が待ってるから、皆も魅了してもらうと嬉しいな」
    世良はそう笑うとキッチンスタジオへと移動する、初雪は沢山食べるのを把握していたため、食材の量も山のような多さだった。これを全部料理するのか、と世良は笑いつつ包丁を握る。
    「全部美味しかった、ありがとう」
    「全部食べきれた先輩まじ凄いですね……」
    テーブルに埋まるかと思った料理がどんどんと消えていく様子を何度か見た事あったが、相変わらず慣れない。けれど、美味しそうに食べてくれるのは、料理を作る自分にとって清々しい気持ちだって。世良はエプロンを脱ぐとマイクを手に持つ。
    「では、さっき言った通り、先輩に歌を一曲。この曲、今日のために書き下ろししたんですよ」
    世良はそう笑うとイントロが流れる、曲調的に明るい曲だ、と初雪は思った。世良が口を開き、歌い始める。最初からHackを出しているのか、世良の思いが初雪を包むかのような感覚に襲われた。
    「先輩! 誕生日おめでとうございます!」
    間奏の合間に世良が笑顔で初雪に言った。
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