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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    エガキナ

    星空 の続きになります
    よその子さんお借りしました!

    ##エガキナ

     迷った。リヒトは広い廊下でポツンと一人立っていた。今日は琥珀がエリーの所に作り置きを作るということで、なんとなく着いてきたのだ。なんとなくと、もしサクリに出会ったら、絵のことも聞こうかな、なんてそんな気持ちもあった。飾ってくれてたら嬉しいのだが、まず気に入っているのかも分からない。
     エリーの家──豪邸と言っていい家は、リヒトにとっては興味津々だった。こんな大きなところなら本が沢山置いてそう、なんて思ってしまうほどに。庭も広く綺麗で、薔薇の低木らしき植物もある。琥珀がエリーに挨拶をした所までは良かった。
     その後確かに琥珀の後ろを着いてきてたのだ、けれど、興味深そうにキョロキョロと周りを見ていたからか、ふと前を向いた時、琥珀とエリーの姿がなかったのだ。琥珀さん? と小さく声を出したが何も起きない。さぁ、と血の気が引いていく。そして途端にあわあわと慌てだして今に至るのだ。

    「え、ど、どうしよう」
     ここにフレイがいたら、と思ってしまうが、立ち止まっても何も解決しないと思い、とりあえず歩くことにした。広い廊下、曲がるところもあり、二人はどこに行ったのかさっぱり分からなかった。
    「こ、ここかなぁ……」
     曲がり角をゆっくりと覗く、廊下には誰もいない。エリーの豪邸には色んなニジゲンが住んでいるのだが、こういう時に限って、誰ともすれ違わない。
    「だ、誰かいませんか……?」
     ゆっくりと歩きながら声を出すが、リヒトの声に反応する相手はいない。あるのは誰もいない廊下と、重厚そうな扉だけだ。
    「ひょ、ひょえ……どうしよう……」
     部屋に誰かいないかな、とドアにノックをしてみるが反応はない。開けていいものかと迷ってしまう、数分迷った挙句、そっとドアノブを握って開けてみた。いや、開けたはずだった。
    「あ、あれっ」
     開けたはずなのに目の前にまた扉がある。リヒトは目を何度も瞬きし、思わずそっと扉を閉めてみた。なにか見間違いだったか、と思いまた開けてみたのだが、どう見てもまたそこに扉があった。しかも、ドアノブが壊れているのか、ドアノブがあるはずの場所に何も無い。

    「え、えっ? なにこれ……」
    「リヒトくんみーつけた」
    「うわぁ!」
     いきなり両肩を掴まれ、思わず飛び上がってしまい慌てて後ろを見た。するとそこにはエリーがニコニコと笑ってリヒトを見ていたのだ。
    「居なくなったから探しに来たんだよ」
    「あ、あう、ごめんなさい……迷って、えっと。あ、あれ、扉がない……?」
     ふと扉の方を見るとそこには壁しか無かった。まるで最初から扉など無かったかのように、思わずぺたぺたと壁を触ってみたのだが、何も変わった様子は無かった。
    「どうしたの?」
    「え、あ、え……?」
    「向こうで琥珀くん心配してたから、行こっか」
    「あ、は、はい」
     確かに開けたはずなのに、とリヒトは首を捻りながらエリーの隣を歩く。またチラリ、と後ろを向いたのだが、そこには扉はなかった。
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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