裏
イッサ
種族 ホタルイカ
低温か接触によって手足・頬・腹が光る。体温がイカ類の中でもめっぽう低く、外気温が30℃に達すると危険な状態になる。ぎゅってすると冷たい。日光にも弱い。出身は山に囲まれた極東地方。極東地方は寒く閉ざされていて、種族の上下間の格差が激しい。あまりにも寒過ぎる故、ホタルイカは冬を決まった場所(暖かい地下)でしか越せない。場所を確保するため、自ら最下級に成り下がった。
人間がいた時代、7回の隕石が降り注ぎ、上位次元から”選別者”という者が来た。
人類と選別者達の戦争が始まったが、人間が劣勢になってきた時、選別者から裏切り者が出た。人類が紡いだ物語の終わりまで、その後世への結果を見たい、そのためにここで人類を終わらせるわけにはいかないと思ったらしい。
どうにか人類は海面上昇まで生き延びたが、種を保存するリソースは既に尽きていた。
その裏切り者の選別者は肉体こそは滅びたが、魂は因子という形で残った。
そして、最近発見された人間の遺産が多く残っている列島こと旧人間界の調査が行われた。因子が発見され、イカに与える試み多数行われたが、被験者は皆重傷を負うか死亡し、途中に終わったはずだった。
しかし、シラユリを筆頭とした九龍研が試みを再開させた。その中で唯一適合したのが、「イドラ」という少年であった。
他の被験者とは違い、生まれる前から因子を与えられた。遺伝的な母親はシラユリ、父親は死刑囚の殺人犯。代理出産で産まれ、同じ腹の弟と3歳までを極東で過ごす。3歳からは九龍研で生活する。口枷をつけられ、職員は私的な会話は禁止されていた。そんな中でネクロだけは、口枷を外してあげて言葉を教えてあげたり、コミュニケーションをとっていた。たまに弟のチッチと合わせてもらっていた。極東では飢えのあまり異物を沢山食べては吐く生活をしていた。固形物が喉を通らなくなる。いろうでものを食べる。因子の力が強大が故に発作を起こし、死の淵を彷徨ったり、実験でのショックが大きく、細々と生きていた。
これを書いている赤さんが辛くなってきた頃合いです。弱ってるので今なら倒せます。
そんな生活が続き、いつ死んでも良くなったので12歳の頃、タコ側に売却される。タコゾネスとして育てられる。先生(救護の先生)に身の回りの面倒や基本的な教育をしてもらっていた。バトルと建築設計の才に恵まれる。バトルは特に、現役兵含めトップの成績だった。しかし、はじめての寮生活なので友達の作り方が分からなかった。ゲソにピアスを開け、毎日ケンカの日々を過ごしていた。成績が良いので誰も逆らえず、密かに嫌われていた。
16歳の頃、未だに訓練兵ながらも実戦部隊に派遣される。隊長にレイプされて精通する。愛情の経験がほとんどなく、日頃感じていた寂しさがトリガーになりセックス中毒に。
これを書いている赤さんのお腹が空いてきた頃合いです。たやすく罠にかけることができます。
18歳、訓練校卒業時、和を乱す問題児という理由で深海送りに。消毒中薄れる意識の中、幼い頃ネクロと一緒に聴いたシオカラ節のメロディを思い出し、運良く意識が覚醒する。ガラスケースを蹴破り外へ。深海を徘徊するうちに、ハイカラスクエアにたどり着いて、そこで力尽きる。九龍研に保護される。21歳までは、幼少期と同じ日々を過ごし、鍛えた身体も弱くなっていく。一度脱走を試みて、重りをつけた足を引きずり怪我をして、重い熱中症、日焼けによるやけどを引き起こし、腱を切られる。
21歳、訓練校での成績や、死んでも誰も文句は言われないという理由で(危険な)特殊駆動として職員に起用される。その時にネクロから「宇都宮 一茶」の名前をもらう。宇都宮の苗字はチッチと同じである。初めてまともに外に出る。3年のベッド生活のせいでろくに歩けなくなっていた。車椅子で外に出て歩く練習をしたが、日焼けが酷くかぶれてしまった。しかし、包帯でぐるぐるまきにされてもニコニコしていた。
23歳今に至る。幼い頃からの心的ショックから精神年齢は幼い。21歳からイカ語の勉強を真面目に始めたので、語彙力は小学生程度(タコ語は一般程度)。誕生日にネクロから貰ったポケット辞書が手放せない。タコ語の方が流暢なため、ふとした時にタコ語が出ちゃう。仲良くなる手段を知らないので一部には嫌われてる。他の人の一番になりたい。友達との約束はいつまでも覚えている。逆に、約束を忘れてしまうと幻滅してしまう。友達の約束がある日に急に出れなくなってしまうと暴れる。最近、鎮静剤の投与が増えている。チッチが探し回ったのを知っている為、「記憶喪失」という事にして12歳〜18歳の過去を隠している。
因子の影響を色濃く受けている。裏切りの選別者は足が速く(機動力全般が高い)、第六感、学習能力、戦場分析に長けていた。実際イッサは、バトルでリミッターがつけられるほど足が速く(なお体力がないため逃げても目を離さなければ追いつける)、イカ潜伏の場所をカンで当てたり、空中のなにもないところを見つめたり(たまに会話やジェスチャーをする)、心的ショックが大きい中でも学習能力を失わなかったりしている。あまりにも時間が経ちすぎたのか、記憶や経験は因子からなくなっていた。
宇都宮秩父
0歳 誕生
どっかの道端で産まれる。イドラに食べ物を譲って貰っていた。
2歳 孤児院に引き取られる
イドラ回収の時に、シラユリに殺されかけたが、ネクロが庇う。一緒に住ませてやることはできなかったが、せめてもと、最寄りの孤児院に預けられた。病気で苦しむイドラを見て、医者になると決心する。
17歳 3号になる
イドラが行方不明になり、警察なども動かないので(空き時間で)自力で探していた。その中で、タコ側に行ける、ヒーローという職を発見し、3号になる。少しタコ語を勉強した。
3号になってから割とすぐにイドラは戻ってきた。ヒーローとしては大して言う事もなく、普通だった。
19歳 職員として起用される
学校では飛び級に飛び級を繰り返していた。その結果、19歳で職員になれた。経歴から、特殊医療を任せられる。
凛堂白百合
妹がいた。性暴力を受けていたが、だいたい10ウン歳の時に親を殺して施設に送り込まれる。そこから半強制的に軍の訓練施設に送られる。
軍では戦績を多く残し、妹を残してどんどんと地位を上げていく。司令官として大ナワバリバトルに参戦していた。
「自身の隊を誰一人死なせなかった」ことが取り上げられ、政府の旧人間界調査隊の隊長に選ばれる。妹も調査隊隊員に任命される。何回か行ったが、行方不明者はほとんど出なかった。
しかし、ある調査にて壊滅した。シェルターに満身創痍で帰ってきたら妹が真っ二つになっていて、他の仲間も無様に死んでいた。生き残ったネクロと共に帰還する。この事がきっかけで、政府による旧人間界研究は中止された。
軍を辞め、政府の旧人間界研究の後続組織「九龍領域外研究所」を設立する。九龍研は旧人間界関連事業以外にも、タコ界隈などの調査や依頼事業を行う。旧人間界研究にて行われていた“因子研究”を引き継いだ。因子研究体、イドラを代理出産させ、いずれ回収するつもりでいた。
イドラを見て、ネクロは研究に反対していたが、「全ては自分がやった事、後戻りなんて出来ないし、他人に言われて止めるつもりもない。」と言っていた。
4号はただ単に暇を持て余していたから。有給を使い2日で電気ナマズを取り戻す。自称14さい。
ネクロ
元諜報員。スナイプが得意だった。ある事から旧人間界調査隊に入った。そこからシラユリと行動を共にする。イドラ売却の際には猛反対し、一旦九龍研を辞めた。その後、職員の誘いもあり復帰する。特殊駆動に配属される。
ガラテア
イカ界育ちのタコ。ごく普通の一般タコデザイナーだった。しかし、ありもしない記憶や、夢を見るようになり、夢と現実が分からなくなり仕事を辞めた。精神科をハシゴしたが、治療が見込まれなかった。そこでシラユリが声をかけ、九龍研の治療を受けつつ一員になった。夢や記憶には人間界に纏わるものが多く、人間語翻訳辞書を作った。
タコのくせに不真面目。頭のおかしいパーティーグッズや大人のおもちゃまで作る。技量、このコミカルな性格共に技術班の者達から信頼されて、技術班主任に推薦された。