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    7ちゃん

    松ぬいと共に生きる、内向型ぬいぐるみ依存症な成人腐女子!
    相棒CP同軸リバ民。←ここ重要!!
    たまに 見せない構図なR18描くよ注意。
    ウマ娘ではタキオンのモルモット。
    ここでは主に完成させたいなーと思うらくがきを載せるじぇ!
    小説は表紙ができたらピクシブに載せるよてーい★

    (画像を追加・差し替える機能に今更気づいたにょで、
    2020年11月20日以降の投稿は完成したら完成版を先頭として追加します)
    (その際、旧らくがき下書きは2枚目としてとっときます)

    ツイッター https://twitter.com/neko7chan

    インスタ http://instagram.com/neko7chan

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    7ちゃん

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    表紙がまだできあがってないので
    ひとまずポイピクに載せる事にしたルドルフ×シリウスR15注意

    彼女らの様子を覗き見する3人。


    ピクシブに載せたタキモル♀のお話の続編だよ。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16644482

    ちょっぴりメタい。

    #ルドシリ
    rudosili.
    #ウマ娘百合ティーダービー
    umaMusumeYuriTeeDerby

    もうひとつの独占力============================================

    シリウス:後輩達から慕われる『問題児の王』。
    ルドルフとは幼馴染だが、自ら自由を棄てて生徒会長・皇帝になり、
    全ウマ娘を幸せにする理想を掲げている事を気に食わないでいる。
    唯一ルドルフを怒らせて本性を引き出せる人物。


    ルドルフ:皆から慕われる『生徒会長』。
    シリウスとは幼馴染だが、生徒会長・皇帝になって以来冷たくされている。
    それでもシリウスの事を好いてる故か、
    挑発に乗ると猛獣・暴君の如く独占力モードになる。



    タキオン:限界速度を常に研究している、
    モルモット君にぞっこんなウマ娘。
    普段はそんなに嫉妬深くないが、
    独占力モードになると愛が一気に重くなる。


    カフェ:見えないものがみえる、霊感ウマ娘。
    タキオンに誤解されない様に区別を付ける為、
    タキオンのトレーナーを『モルモットさん』と呼ぶ。


    デジタル:ウマ娘全て推し!なヲタクウマ娘。
    ウマ娘のカップルをネタに描くが、それを公開したり売るつもりはないのだが、
    何故か当人やタキオン達に見つかってしまい、
    どうしても拡散してしまうらしい。

    =============================================

    ーーー独占力ーーー

    それはレース中距離でのみ発揮するだけではない。

    愛する者に向け、

    愛する者にちょっかい出した者に
    向けるものでもあった。

    そしてその後のしわ寄せは、

    ーー些細な復讐をした相手によって起きる場合があるーーー

    =========================


    「ほわああああああああ!!
     タキオンさん!聞いて下さい!聞いて下さい!!

     このままだと私、
     ビッグバンを起こしてしまいそうなんですううううぅぅぅ!!!!」



    それはある夕方の事。

    カフェの部屋でもある私の研究所に、
    デジタル君が興奮しながら訪ねてきた。



    「落ち着きたまえデジタル君、
     君が語りたいのは大体わかる。

     君の言う『百合ティーダービー』なるモノだろう?
     何故私に聞いてほしいんだい?

     そういうのはカップル大好きな
     私のトレーナー君に聞いてもらえば良いじゃないか。」



    「はい!本来はそうですけれどもぉ~…
     今回はタキオンさんにも教えなければならない内容なのでっ!!」


    「んん?私に関係がある内容なのかい?」



    「はいっ!それはそれはもう
     タキオンさんに知らせるべき内容なんです!!

     はうぅ~、今もう言いますねっ!!
     私、とんでもなく尊過ぎるモノを見てしまったのです!!

     そう…!ルドシリを見てしまったのですっっっ!!!!」



    「は……?」


    一瞬何の事かと思ったが、

    オタク用語でよく考えてみよう。

    デジタル君の言ってるこの用語は、
    どこかの2人の名前を略して

    ルドシリというカップルを指しているのだろう。


    デジタル君が萌えてしまったという
    その二人の名前はおそらく…


    「まさか…
     ルドルフ会長とシリウス君かい?」


    「そうですっ!!
     その通りです!!!

     実は昨日 夕方頃、
     何故かスタミナ切れて倒れそうになってる
     シリウスさんを助ける会長を見かけまして・・・!!!!」



    「……ッ!」


    その報告を聞き、
    私はサーッと血の気が引くのを感じた。


    間違いない、
    トレーナー君に飲ませた
    『独占力X』の効力によって

    以前ちょっかいかけてきたシリウス君を間接的に
    威圧でスタミナを奪ったあの出来事だ。


    まさか、シリウス君には相手がいたのか?
    しかもその相手は、トレセン学園の会長だと…?


    「…で、具体的にどんなルドシリな出来事だったんだい?
     詳しく教えてくれたまえ……;;;;;」

    -------------------------------------------------------

    タキオンの間接的な威圧スキル『独占力』により、

    スタミナを著しく削られて倒れている
    シリウス達を介抱するカフェ。


    1本しかないコーヒー牛乳を与え、
    スタミナが回復したシリウスは元気になり、

    取り巻きのウマ娘達をタオルで拭いたり
    日陰で寝かせたりし、懸命に応急処置をとる。


    「サンキューな。
     おかげであいつらを手当できた。

     借りができちまったな。」


    「いえ…たまたま通りかかっただけなので……
     借りはいりませんよ……」



    「ハッ、そう言うなよ漆黒の摩天楼さんよぉ?
     このままじゃ気が収まらないんだからーーーーー」


    そうクイっと顎を持ち上げるが、


    「手負いの獣…恩返しとは建前に……ですか?」


    「----ッ!」



    何も動じず意味深な言葉を紡ぐカフェは、
    静かにシリウスを威圧する。


    ------------------------------------------


    「なるほど、まさか
     カフェもナンパされそうになったとはねぇ。」


    「はい!しかしカフェさんは
     カフェトレさんとの愛を貫く如く、
     鋼の意志をお持ちだったのです!!

     くはぁ~~~~っカッコイイッッッ!!!!!」


    「で、どのタイミングで
     会長は登場したんだい?」


    「よくぞ聞いてくれましたぁ~~~!!
     それは突然、唐突だったのです!!!!!」


    興奮するデジタル君に、
    話が逸れない様に質問で軌道を戻す。

    ふむ、突然か…。


    ------------------------------------------


    「私にはトレーナーさんがいるんです…
     ナンパは止めて下さい……」


    「あーそういう事か、わかったよ。
     じゃあ借りは無しにしとくが、

     くれぐれもこの惨状を会長にチクるなよ?
     色々面倒だからな。」


    そう釘を刺そうとするが、

    「いえ、もう遅い様です……」


    「なに?」


    振り返ると、シリウスにとって
    こんな無様な姿を一番知られたくない
    生徒会長シンボリルドルフが居た。


    「これは一体?
     見えない何かに誘われてる気がして
     来てみたら……。」


    「なっ…!?」


    「すみません…私に口止めする以前に、
    『おともだち』があなたを心配して
     会長さんをここに招いた様です……」



    「「………」」


    気まずい雰囲気の中、



    「それでは…
     私はこれにて失礼しますね……」



    「!?(おいっ!?更に気まずくさせんな!)」
    「(なるほど、後は任せたという事だな?)」


    そんな2人の気を知ってか知らずか、
    カフェはそのままタキオンの研究室へ向かうのだった。







    「ーーーで、『皇帝サマ』は
     この現状を見てどう思うんだ?」



    「君達をすぐ保健室へ運ぶがーーー」


    「ホントにそれだけで良いのか?」


    「…何が言いたい?」



    「見てわかる通り、私達は
     無断でコースを使用していた。

     独占力をお持ちなアンタはわかると思うが、

     あの科学者さんの威厳にやられて
     皆動けなくなっちまった。

     今なら私達を制裁できるんじゃねぇのか?」



    「…君達の処遇は後だ。
     今は保健室へ運び、手当するのが先決だろう。」



    「ハッ、相変わらず『皇帝サマ』は傲慢だな。
     そうやって私達を助けて良い事したと、自己満足するんだろう?
     そして恩を売って媚びを売らせるつもりか?」



    「そういうつもりはないが…
     話し合いは後にしよう。

     こうしていがみ合っている間に、
     彼女達の体力は徐々に減っていく。

     彼女達の為にも、
     ここは意地を張らないでくれ。」


    「ちっ…わかってるよ。
    『皇帝サマ』の言う事はごもっともだ。」




    そうして2人は
    気絶しているウマ娘達を保健室へ運ぶ。



    ーーーーーーー数分後ーーーーーーー




    「手を貸してくれてありがとう。
     おかげで君のウマ娘達を無事に手当てする事ができた。」



    「礼を言われる筋合いは無ぇ。
     こっちは仕方なく運んだだけだ。

     アンタの庇護下に置くのは癪だが
     あいつらを休ませる場所が保健室しかなかった、それだけだ。

     ーーーで、この後の処遇はどうすんだ?
     また反省文でも書かせる気か?『皇帝サマ』よぉ?」



    「いや、今回は反省文を書かせないでほしいと担任に頼むつもりだ。

     タキオンの威厳でスタミナを大幅に削られている上に
     メンタルもやられているらしく、絶不調まで陥っている。

     こんな状態で反省文を書かせるのはあまりにも酷過ぎる。

     理事長に掛け合って、
     至急バイタルドリンクとやる気スイーツを手配するよ。」


    「…!そんなにか……」

    ルドルフが迅速にスマホで理事長に連絡し
    事情を説明する中、

    シリウスは呆然とする。


    恐るべし、タキオンの独占力。

    あいつらの顔色が
    やけに悪そうだったのは、

    スタミナ切れだけじゃなく
    メンタルもやられてたのか…!

    あの時ちょっかいを出さなければ
    あいつらは…っ

    タキオンの独占力は予想以上に
    範囲が広かった。

    周りを巻き込む程、
    私に敵意を向けていたという事か…。

    くそっ!


    タキオンへ怒り、そして自分への怒りを隠せずにいると、
    その怒りが余計にスタミナ消費を早めてしまい…


    「よし、これで君のウマ娘達はひとまず大丈夫だ。

     近い内にバイタルドリンクとやる気スイーツが届くそうだ。
     さすが理事長だ…感謝しかない。

     …シリウス?」


    「…っ」


    突然ふらついてしまうのだった。



    「大丈夫か、シリウス?」


    咄嗟に肩を抱き寄せるルドルフに、
    シリウスは払いのける。

    「離せ、これ以上アンタに借りを作る訳には…」


    「そうもいかない、
     カフェのコーヒー牛乳で何とか持ち直してるとはいえ
     万全じゃないのは見てわかる。

     君も休むべきだ。」


    「ハッ…アンタの目は節穴か?
     保健室はいっぱいだ。空きが無ぇ。

     てめぇの手を貸りるまでも無い、
     このまま寮に戻…って、おい!?」




    スタミナ切れで
    抵抗する術もなく、

    ひょいっとそのまま
    お姫様抱っこされてしまう。


    「わかった、寮へ運べば良いんだな?」



    「離せっ!途中から行く方向が違うだろ!?
     どこへ連れていく気だ!?」


    「無論、私の部屋だが?」



    「…っ!?」


    一瞬、何故自分の部屋に連れていくのか困惑したが
    すぐ察する。


    「…なるほどな、同室のナカヤマに
     私の無様な姿を見せない為か。

    『皇帝サマ』はどこまでお優しいんだか。

     けどよ、理由はそれだけじゃないんだろう?
     なぁ…?」



    「……。」


    ふと、そこで無言になるルドルフは、
    シリウスを抱えたまま

    部屋に入るのだったーーーーーー


    ===================================================


    「はぁあああああああああ尊いッ!!
     尊いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」



    「ふむ、その一部始終を
     ずっと見守ってきたと…」



    デジタル君の萌え報告を聞き、
    私は頭を抱える。


    なんてことだ。

    どうやら私の独占力は、
    メンタルも大幅に削ってしまったらしい。

    しかもシリウス君には
    会長という恋人?がいたのか…!!


    迂闊だった。

    こんな事なら事前に
    シリウス君のウマ娘関係を調べるんだった。



    これは相当な処罰を喰らってしまうかもしれない。

    私の研究ラボは剥奪され、
    レース出禁になってしまうか…!?

    そうなったら仕方ない。

    トレーナー君を無理やり連れてってでも
    海外で研究を続けるしか…


    「タキオンさんとカフェさんのおかげで、
     ルドシリな展開にしちゃうなんてええええええ!!!!!

     タキオンさん、カフェさん、貴女方は正にキューピット!!!!
     大ッ変!目の保養になりましたあああああああああああああ」




    「いやいやデジタル君、
     そこは私に怒る所じゃないのかい?

     物理的じゃなくても、
     私はウマ娘達のスタミナだけではなく
     メンタルもうっかり削ってしまったんだ。

     つまり精神的に傷つけてしまったに等しい。」





    「それは…それはわかっているんです!
     萌えている場合じゃないと!

     でも怒れないのです…!
     憤りが吹き飛んでしまう位、

     それ程萌えてしまったのですからあああああああああ

     あああああああああああ全国のウマ娘ちゃん!
     ごめんなさい ごめんなさい 申し訳ありませんんんんんっつtっつっつ」



    「お、落ち着きたまえデジタル君!
     頼むから!」


    かなり興奮気味なデジタル君を何とか落ち着かせる。
    まだ肝心な部分を聞いていないので……

    「…で、結局その後2人はどうなったんだい?;;;;」


    「それは…わかりません!
     ドアの向こうで聞こうとするのは
     2人の聖域に踏み込む事になりますので、

     潔く身を引きました…っ!!!!!」



    「聖域…
     つまり、そこからはプライベートだから
     これ以上踏み込んではいけないと判断したわけだね……

     ふぅン……;;;;;」





    「申し訳ありません…っ!
     正直、私も2人の様子を知りたかったのですが……っ
     ここはぐっとガマン!ガマンなのです!!!!」



    「私『も』?
     いや私は『どんな処遇を受けてしまうのか』それが知りたいだけでーーーー」


    そう誤解を解こうとするが…




    「その真相…私も知りたいです……。」


    「「!?」」


    ふと、何も気配も無く
    背後から話しかけるカフェに

    私達は思わず振り向く。


    「実は…あの後の2人の様子を、
    『おともだち』が見ていました……

     ここは説明ではなく、
    『おともだち』が見た映像そのものを
     あのテレビに映します…」


    「なんと!?でかしたぞ
    『おともだち』!!」



    「はわわわわわあああああ
     し、知ってはいけないような、でも知りたい様なあああああああ!!!!!」


    「ふふ…では一緒に見ましょうか……

     あ、『おともだち』が結界を張ってくれてるので
     外には漏れません…ご安心を……♪」



    「あぁ!是非とも見よう♪
     二人の関係をじっくり観察したいからねぇ…♪

     おっと、その前にデジタル君!この鎮静剤を飲む様に。」


    「ひょえ!?わ、私なんかに飲み物を……!!??」


    「今の君には恐らく(色んな意味で)耐えられないかもしれない内容だ。
     どうか迷わず飲んでほしい。」



    「わ、わかりました…!
     1摘1摘・・・味わって飲みます・・・
     頂きます・・・っ!(ゴク…ゴク… ぴかーーーー」

    =================================================================

    ーーールドルフの部屋ーーー


    スタミナ切れを起こした
    シリウスをベットに寝かせ、

    ルドルフはせっせと書類を作成する。

    その作業は数分で終わり、
    シリウスがちゃんと寝ているかどうか
    振り向くが…


    「何だよ、その心配そうな目は?
     まるで横にもなっていないのかと言ってる様だな?」


    「そうだな、せっかく用意した
     バイタルドリンクにも手をつけていない。
     不安にもなるさ。

     無理に寝ろとまでは言わないが、
     寝ないならせめて飲んでくれないか?」


    「嫌だね。『皇帝サマ』の差し入れなんか飲むわけ無ぇだろ。」



    「…どうしたら飲んでくれる?」


    「『どうしたら』?そんなのわかってるだろ?
     なぁ…?”ルドルフ ”。」





    ダンッーーーーーー!


    「…ッ////(ゴクン……」

    「あまり私を無礼(なめ)るなよ?シリウス。」



    それは一瞬の事。

    挑発に乗ったルドルフは
    煽りまくるシリウスを壁ドンして唇を塞ぎ、

    バイタルドリンクを無理やり飲ませるのだった。


    「ーーーーぷは……っ////

     …ハハッ、ハハハッ!
     生徒会長とは思えない行動っぷりだなぁ!?

     やっと本性を現したか!
     ルドルフ!!」



    「全く…こうでもしないと
     素直に聞き入れてくれないのか?」



    「今更聞く事か?それ?
     前にも言っただろう?

     おキレイなだけの『皇帝サマ』、『生徒会長』の言う事なんか聞かねぇ。

     己のエゴを認め、
     本性剥き出しになってくれれば素直になってやるってな。

     私を独り占めしたくて自ら二人きりの空間を作ってるクセに、
     ここで『生徒会長』ヅラしている必要あるか?」


    「……」


    「どんなに隠そうとしてもわかる。

     お前はタキオンに怒りつつ内心感謝している。
     こんな機会、滅多にないからな。

     独占力が滲み出ているぜ?

     弱っている私を介抱し、
     部屋に連れ込んで………だろう?」



    「…そうだな、シリウス。君の言う通りだ。
     今私は、お前が欲しい。」


    ギシッ…と
    シリウスの上に乗っかり、

    自らブレザーを脱ぎ捨てる。


    「ハハッ!ようやく素直に認めたか!
     さぁ、来いよ?私を求めるままに!喰らい尽くす程にな!!

     それでこそ私のルナだ!!
     そして今度こそ主導権(リード)を握っ…て!?」


    ゴトリーーーーー


    流石皇帝シンボリルドルフ。
    やる気は満々で、

    乗っかりながら
    片手に持ってる大きな袋をベッドの机に置いた。

    中身はタキオン特製の『チョコドリンク』で、
    10本程入っていた。


    「…何だこれは。

     わざわざタキオンに頼んでまで
     私と長くヤりたいって事か?」




    「君の言う通り、これはタキオンに頼んで作ってもらった
     スタミナチョコドリンクだ。

     流石にバイタルドリンクをうまぴょいに使いたくないからな。」





    「へぇ…?意外だな。
     てっきり媚薬でも作って貰って私を落とすのかと思……んぅッ!?////」


    不意に、ゴクンと再び飲まされる。
    今度は先程言ってた タキオン特製のチョコドリンクだ。


    「うん…、疲れがとれるし
     プロティン多めで糖質控えめだから太る心配も無さそうだし、

     これなら長く続けられそうだ。
     
     安心しろ、明日のトレーニングに支障が無い様に
     優しくするからな…♪」


    「ハッ…!そんな気遣いしてると、逆に喰われるぜ?」


    「そうか…ならば気を失う程抱いてやろう。
     せっかく保ってきた理性を崩したのはお前だ。

     覚悟するんだな、シリウス。」


    「ふん、そうはさせ……ァッ!?/////」



    ーーーーと、ここでテレビ画面がデジタルの鼻血でバシャッ★と真っ赤に染まった。


    =======================================================

    「ふぅン…////

     こういったうまぴょい動画は見慣れないから
     開始直後から鼻血が垂れたよ(袖で拭き拭き

     鎮静剤を飲んだデジタル君は良く耐えた方だよ。
     シリウス君の嬌声で、とうとうライフがゼロになってしまった様だがね。」


    「私も見慣れません…////
     やはり画像よりも刺激的ですね……(テレビを拭き拭き

     というか、媚薬ではなくただのチョコドリンクを頼まれてたんですか…」
     

    「あぁ、媚薬を使ってしまっては
     本当の意味で分かり合える事はできないから要らないそうだ。

     その代わり、持続的に続けられる
     スタミナ回復ドリンクを作ってくれと言われたのだよ。

     まぁそういう訳で好きな相手が気難しいらしいから、
     勝手にチョコ成分を加えさせてもらったがね。

     しかしまさか好きな相手がシリウス君だったとは…」




    「なるほど…チョコレートは
    『好きな人と一緒にいる時の幸せな気持ち』が
     高まると聞きますからね……♪

     で、どうします…?このまま視聴を続けますか……?」



    「もちろんだとも!
     何せ、まだ私への処遇の話が出てないのだからね!

     それを事前に知らないと、
     不安で眠れないのだよ~!!」



    「そうですか…では続きを見ましょうか……
     これはもう夜更かし確定ですね……ふふっ♪」


    こうして二人は
    萌死したデジタルの介抱をした後
    視聴を続け、夜更かし気味になった。

    そして視聴し続けて数時間後・・・・

    -----------------------------------------------


    「やっとうまぴょいし終えましたね…////
     シリウスさんがぐったり寝落ちた後、

     書類に何か追記している様ですが……」


    「ふわぁ~…ようやく終わったねぇ。
     眠くても見入ってしまったよ~////」



    「あ、ちょっと静かにしてください…
     会長さんが何かつぶやいてるそうです……」


    「なに!?もしかして私への処遇がついに明らかに…!?」


    「どうやらそうみたいですね…
     では耳を澄ましてみましょう……」





    『ふむ、今回の一件として
     倒れてしまった多くのウマ娘に配布したバイタルドリンクとやる気スイーツ代を
     タキオンに請求し、

     後は別としてチョコドリンクをまた沢山作ってもらおうかな…ふふ♪』




    ようやく決まった処遇に、
    タキオンはガーン!と困惑する。


    「Σえぇ~~~~~!!?
     そ、それはあんまりじゃないのかい!?

     せっかくデイリーレースやクライマックスで稼いだマニーがぁ~~~!!」


    そう嘆くタキオンの悲鳴が、
    旧理科準備室中に響き渡るのであった…。

    ============================================================
    おしまい★


    「むしろその程度で済んで
     良かったと思いますよ……?

     請求される様になったのは、
     私達トレセン学園に居続けているとはいえ、
     もう卒業生で21歳ですからね…。

     それにチョコドリンク作成の依頼が来るという事は
     マニーが貰えるわけですから、

     結果プラマイゼロなのでは……?」

    ============================================================
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