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    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

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    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

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    私とワルツを

    TLの4コマを題材に書かせていただいたやつ

    #原作軸千ゲ
    originalStoryAxis1000Ge

     ……なんだか目が冴えてしまって。
    仮に作った陣幕から外に出ると、まさに降ってきそうな星空だった。
    空を埋め尽くす天の川の煌めきで、地上まで明るく見える。……話には聞いていたが、こうして見るとその輝きに圧倒されてしまう。
    北半球では見られない、南十字星やケンタウルス座も見ることができた。
    こうして目覚めるまでは、星を見るような余裕すらなかったから、なんだか不思議なノスタルジィに駆られてしまう。

    星々の奏でる音が聞こえてきそうな、静かな夜。闇夜を煌々と照らす灯りもなくて。
    けれど、ひどく穏やかで。
    ……なんだか、村を思い出す。
    こちらの星も綺麗だけれど、やはり、村で見た星空が。そして、その闇を祓った微かな光が、今でも胸に焼き付いていた。
     ……7年、か。
    そう胸中でつぶやいたところで、肩にぱさりと外套をかけられた。
    「 ゲン」
    呼びかけに視線を動かすと、いつのまにか隣に千空がいて。気配に気づかないほど物想いに耽っていた自分に苦笑する。千空は纏っていた外套を半分、ゲンの肩にかけて。それを互いのちょうど中間地点で、きゅっと結んだ。
    「 冷えるだろ」
    寄り添う体温が、じんわり肩から伝わってきて。
    ぽう、と胸に灯が灯った気がした。
    「 ありがとう。……マント、ゴイスーあったかいね」
    「 おう。何せスイカ様謹製だからな。おありがたくあったまっとけ」
    そう言って、千空は体温を分かち合おうとするかのように、ゲンの身体を外套の中に抱きこむ。
    「 うーん、あったかい!スイカちゃん天才!…それに、こーゆー彼氏っぽい千空ちゃん、久々だね」
    彼氏、と改めて口に出すと、なんだか少し気恥ずかしくて。それを見透かしたように、千空はわらった。
    「 7年ぶりだかんなあ。……なんだ?もっとぽいこともすっか?」
    千空にしては珍しい種類の軽口に、どきりとして。
    「 んえぇ!?するする!」
    つい、脳直で返事をしてしまう。
    「 ……んじゃまあ、リクエストにお応えして」
    ゲンの肩に触れていない方の手で、そっと長い髪を掻き上げて。
    頬に手を添えると、そっとくちびるを重ねた。触れ合った瞬間、目が合ってしまって。
    かあ、と頰が熱くなる。
    篝火のようなあかい目が、こちらをいとおしげに覗き込んで。
    また、くちびるが重なった。
    ……角度を変えて、何度も。
    重ねられるくちびると、触れ合う肩から伝わる、ほんの少し早い鼓動が、あたたかくて、うれしくて。
    千空の背に腕を回して、こちらからもキスをした。ぱさりと外套が落ちる音がして。
    星々が音楽を奏でる中、まるでワルツを踊るように、そうしてふたりで寄り添っていた。
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