krkw iznの他者に対する感情イザナ〜(鳴き声)となったので自分なりの情報整理のためにも書き記そうと思いました。主に真一郎のことばかりです。
イザナがマイキーの話はしないでって言ってる事から、大切な存在にとっての1番は自分でありたいという並々ならぬ執着心と嫉妬を抱いているのは分かるんです。イザナの世界には当時真一郎しかいなくて、黒龍の話についても自分だけが貰える居場所だと思っていたら、嫉妬の対象でしかない万次郎との席を用意してあるって言われてからの狂い様は凄まじかったですね…。
本当の兄じゃないって知った時だって血の繋がりはなくても兄弟だろって言葉を受け入れられなかったのは、イザナにとって家族という存在がどれだけ特別で、それ以外に興味も無いし愛情を持つ事も無いんだろうなと感じました。
結果的に裏切られたという喧嘩別れの状態になってたけど、真一郎が亡くなってからは心ここに在らずという状態になっていたので、やっぱり愛していたんだなと思うんですね。裏切られたと傷付いた後に、その唯一だった真一郎にもう会えないと突きつけられた時、彼は何を思ったんだろう…。そして裏切られたとしても愛さずにはいられなかったんだろうな〜と考えてひたすら辛くなりました…。イザナは愛情深くて、愛に飢えているんだなと。
「友情や信頼なんて実のない幻想だ」って言ってた事や「喧嘩でまで負けちまったら全部なくなっちゃうだろ」って発言からも、自分が持ってるのは暴力だけ。力があるから周りは利害関係を持ってくれるって考え方がより一層イザナ自身を孤独にしているんだよな…と目頭が熱くなりました。他人との繋がりは力でしか結べないと思ってるイザナ…不器用すぎる。
それでも、そんな彼の隣に鶴蝶はいてくれたんですよね。その思想がどんなに歪んでいてもお前の為なら喜んで死んでやる。って言ってくれる位、イザナの事を特別に思っていてくれる存在はいたんだよ…。(そしてそう想われたのは、イザナが鶴蝶の命を拾ったからなんだよな…)そして何より真一郎やエマや万次郎もイザナが素直に心を開けば受け入れて、愛してくれたんだよなって思うし、万次郎は妹を殺されてもイザナに手を伸ばしてくれた訳で…(情緒がマッシュされる音)
そんな君だから他人を愛する事を怖がったり拒絶したり、お前だけだって"唯一"を作る事自体が嫌になってそうだなと思ってます。愛情を向けられてもどうせお前だっていつか裏切るし、オレはもう誰も心の中に入れない。って考えてるんじゃないかなと…それだけ真一郎の傷は深いと思ってるので。
…そう思っていたのに最後の最後に鶴蝶庇っちゃうんだもん。他人を下僕にしか見てなかった君が、他人を護るんだもん。そこに愛情は確かにあったんだよイザナ…。と文字打ちながら泣いてしまってるし、鶴蝶もその行動に驚いているし、イザナ本人も身体が勝手に動いちまったって言ってるもんなあ!!この時自分が鶴蝶を殺せって言ってるのに、いざ鶴蝶を失うって思ったら身体が動いちゃった訳でしょう?そんな無意識のうちに護りたいって思ってるのは、君がまだ他人を愛せるって証明なんだよな…。
そして何でイザナは死んでしまうんですかね。やっと他人を大切に思う心が自分に残ってるって本人も気付けたのに、その先の未来がないの本当に地雷です。せめて今までの自分の行いを悔いて欲しかったし、それがあっても幸せは手に入るって知って欲しかった。
だから私は今日もイザナの幸せを探してイザ幸を想うのです。