昭和・平成事件異聞 帝銀事件
昭和23年、帝国銀行椎名町支店。
東京都防疫班を名乗る男が持ち込んだのは、青酸毒だった。12名が毒殺され、現金と小切手が奪われた。
帝銀事件(ていぎんじけん)とは
1948年、東京の帝国銀行椎名町支店に現れた男が伝染病が発生したと行員らを偽って毒を飲ませ、12名を殺害。現金と小切手を奪った大量殺人事件。
画家の平沢貞通が逮捕され死刑判決を受けた。平沢は獄中で無実を主張し続け、死刑が執行されないまま1987年に95歳で獄死した。実に獄中39年である。
事件は第二次世界大戦後の混乱期にGHQの占領下で起きた。多くの謎が残り未解決事件ともされる。通常の青酸毒は服用して数秒で作用する。ところが帝銀事件では銀行員全員に服用させるため、数分後に効果があらわれる特殊な青酸毒が使用された。これは旧日本軍の陸軍登戸研究所が開発し731部隊も人体実験したとされる軍用の青酸ニトリールの可能性が高い。また、犯人の毒による大量殺人に対する心理的抵抗が異常に少ない点などから、当初から元731部隊員による犯行説が有力だった。警察は当初、旧軍の化学戦関係者を洗い、その後731部隊など生物戦関係者に捜査の重点を移している。...more
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