Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    surume1018

    @surume1018

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 49

    surume1018

    ☆quiet follow

    モブ煉

    催眠かご都合血👹術

    #モブ煉
    mobPurgatory

    Age verification
    Tap to full screen (size:3071x4230).Repost is prohibited
    🍌🙏💕🇱🙏💘☺💴👏😭🙏🙏🙏🙏🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    ほしいも

    DONE高校生の猗窩煉
    ■現代パロディ
    金獅子よろしく、派手なたてがみに風を受けて歩く背中が大小。学生服に包まれたその身体に、どれほどの思いが詰まっているのか知る由もない。
     ニュートラルに入れた原付きをキックで押して二人の獅子の背へ距離を詰める。二人の影をバイクの車輪で踏み、小さな獅子の肩に腕を回して引き留める。「ひっ」と息を飲む声が立つと、すかさず大きな獅子に手の甲を抓られた。「おはよう」と快活さを潜ませて、おざなりな挨拶がなされると、続いてか細い声もそれに続く。

    「杏寿郎お前、小芭内に自転車を譲ったそうだな。」
    「ああ、俺にはもう必要ないものなのでな!」
    「ふうん…。」
    「なんだ、君には立派な原付きがあるだろう?自転車ほしかったのか?」
    「要らない。」
    「じゃあなんだ、その文句ありそうな顔は。」
    「別に~。」

     この数日、駐輪場で会うことがなくなっていたのは、そもそも自転車通学から徒歩通学へと切り替えていたのだと知ったのは、杏寿郎と会わなくなってから四回目の登校日だった。中等部に居る瓜二つの弟と並んで下校する後ろ姿を見付けて合点がいった。そして今朝もこうして、二人並んで登校している。その後、毎朝杏寿郎が乗って登校し 1815

    ほしいも

    DONE卒業文集と猗窩煉
    ■現代パロディ

    学校の先生の煉獄くんと恋人の猗窩座くんです。
    0.7mmの太めのゲルインキボールペンが、丁寧に、慎重に、真四角に切り取られた名刺大の画用紙の上を走る。少しだけ右上がりの癖はあるが、とめもはらいも大胆で強弱の付きにくいボールペンでも不思議と筆書のような趣が見える。教本に載っているようなバランスの良い筆致だ。
    「何書いてるんだ。」
    「そくてんきょし。」
     三文字目の三画目、横一文字を引っ張ってペン先を離した隙に返事が届く。「則天去私」書こうとしている熟語の読みは分かった。俺が聞きたかったのは、なぜ恋人が居住まいを正して、息を止める程真剣に、良く分からない四文字熟語を小さな紙に書いているのか?という事だ。
     煉獄杏寿郎の書く文字は美しい。母親が書道の師範をしている影響は勿論あるのだろうけれど、それ以上に彼の心根の素直さや、快活で迷いのない性格が滲んでいるような字だと思う。筆圧が高く、ノートの端が丸まってくるのが悩みだとぼやいていたが、その濃い筆圧すら愛おしい。今だってボールペンを握る手に緊張も合間って必要以上に力がこもっている、桜色の爪の先がほんのり白くなっていて、一筆にどれだけ集中しているかが伝わってくる。

    「集中したら腹が減った! 1683

    ほしいも

    DONEモデルの猗窩煉
    ■現代パロディ

    モデルの煉獄杏寿郎と刺青いっぱいの彼氏
    「いいのか、杏寿郎。」
    「いいんだ。」
     恋人の胸に背中を預けて、抱き締められる。この時間が好きだ、彼の甘やかで心地がいい声がより耳の近くで響くから。背後から回された両腕が、腹の上で組まれる。十本の指先は藍色に染まっていて、さっき塗ったばかり赤色のマニキュアが目が覚めるような彩りを放っている。祈るように指を絡めて組んだ彼の手に触れて、その甲を撫でる。肌の色こそ藍色に塗り替えられているものの、伝わる体温は変わらない、違うのはその見た目だけだった。二人で、テーブルに広げられた雑誌へ視線を向ける。見開きに男性が立っている、モノクロの写真で薄暗い部屋の中、ライティングも抑えていて、湿った質感の空気が伝わってくる写真だ。大きな文字で煉獄杏寿郎、俺の名前が記されている。

     今時、モデルのような人気商売をしている者はソーシャルメディアから逃れられない。プロモーションとして事務所任せではなく、商品である自分自身も有効に活用すべしと何度となく声をかけられた。それでも、自分のアカウントを作ることはなかった。興味がないというのも半分、その界隈に明るくないので過ちを犯してしまいそうだというのが半分、建前を抜 2285