【巡る列車と①】白「え、一緒に活動しないか…?」
???「はい〜。丹波が思うに、世界の数が多すぎるんじゃ現地調査に行くのに負担がデカすぎるんじゃないかと思いましてね?」
白「いやいや…それだと列車の依頼が来た時どうすんの…」
丹波「そこは安心を!なんもこの列車!圧倒的に知名度が低い!
…だから暇な時がほとんどなんです〜。」
白「なんて言えばいいのか…」
丹波「そこで丹波。考えたんですよ〜、せっかく列車が暇してるんなら何処かで役立てられたらとね?」
白「でもあの列車って作者が創り上げた特別仕様の列車なんだよね?…そう目的外の事で動かしちゃってもいいわけ…」
丹波「大丈夫!というか、あんまりに動かしすぎないとそれはそれで列車に良くないんで〜。
作者にも説明して了承得たしさ?」
白「そうなんだ…ならいいけども。」
丹波「それと、一応本当の依頼以外では列車の名前を変えることにもしたんですよ〜
…その方がいいでしょ?」
白「まぁそうだね。あの列車、知る人ぞ知る列車だから、あの名前のままだと狙われかねないしね。」
丹波「そう!でもこの列車は基本、誰も使い続けられないんだけどね?」
白「…そうだったね。許可を得られた人じゃないとダメなんだっけか。」
丹波「その通り。扱うのにぴったりな人じゃないとすぐに影響が出ちゃいますからね〜」
白「…影響?」
丹波「おや、知らなさそうですね〜?」
「扱う人は丹桂の夢見列車と合う人じゃないと乗客と同じ影響を受けてしまうんですよ。
つまり、相性が良くないと乗客の依頼を受け終わった時に、車掌さんも記憶を失うわけだから、記録そのものがつけられなくなっちゃうわけなんです〜」
白「うわそうだったのかあの列車…」
丹波「まぁ数回程度の扱いならば、影響はその程度で済みますけどね。
何十回何百回と扱ってしまうと、人によっては何もかも曖昧になって…まぁ、それこそ夢の中を彷徨う者のようになってしまうんです!大変だ〜!
…現実と夢とが混ざっちゃいますからね。」
白「さらっと恐ろしいこと言ってる…」
丹波「ま、そんなだから余計にあの列車のこと知ってて悪巧みしてる人には知られたくないんですよ〜
ジブンは別にいいですけど、その人が大変なことになってしまいますから〜
てか、後処理が面倒。」
白「面倒て…まぁ確かに報告とかしなきゃならなくなるだろうし…」
丹波「その通り!それだけは勘弁ですよ〜」
【丹波 紡】(たんば つむぎ)
白と同時期に生まれた糸の神。基本神には名字がないものの、「名字ある方がそれっぽくなる」という理由で本人が名字を決め、名乗るようになった。
独特な言葉遣いとオーラがあり、また、最高神と仲良しだからなのか、似てしまったようで楽観的なところがある。
普段は丹桂の夢見列車の管理をしている。しかし丹桂の夢見列車そのものの知名度が低いことが原因で、あまり列車を動かす機会が少なかった。そこで、【地図情報管理局】で活動をしている白の協力をすることで列車を動かす機会を増やすことに。基本は調査地へ行くことに活用している。また、車内でも生活が出来るよう、一部車室を増設し泊まれるようにしている。
【白】(つくも)
紡と同時期に生まれた付喪神。よく最高神のやらかしの処理の担当にさせられたりと何かと苦労人。
ヒトニタモノであり、本当は面倒くさがり屋で何もやりたくないが、色んなことに巻き込まれやすい体質のせいでよく面倒事に巻き込まれる。
普段は【地図情報管理局】で活動をしており、主に様々な場所の地図情報の正確性の確認や生態系記録をしている。何かと楽しんでいるようだ。
紡からの提案で、現在は列車が移動手段となっている。これまでの移動と比べるとだいぶ楽になったらしい。また、一人でないため楽しいそうだ。