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    鶴田樹

    @ayanenonoca

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    鶴田樹

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    ここおぼ感想(多分最後になります)

    初日の感想読み返したらSCRAP&BILDって書いてて混乱しすぎだろって思いましたね、BUILDだわ。何やってんだ、元英語専攻…

    いや、あの豊前江を見たんだ、混乱するさ…許してほしい……それか殺して…


    線 と 水


    水心子「線、線を引いた」

    ☁「どうしてそんなことするんだろう、嫌いだなぁ」

    ソハヤくん「そういうのが必要なこともあるんだよ、守るためはな。」

    これはやっぱり緊急事態宣言で都市間の行き来ができなかったことも含まれていますよね。

    そしてそれが最後の、「ここに来たかったんだね、でも来れなかった、もしくは来ること、来ないことを選んだ。」その君の決断を僕は尊重するよ(うろ覚え)に続きますよね。

    私自身も壽は直前で行かないことを選んだので、「わー…ピンポイントで私へのメッセージだ…」と思いました。

    そしてもうひとつ、これは私の無理矢理なこじつけかなー?どうかなー?と思う部分なんですが、

    『水清ければ月宿す』
    『水清ければ魚棲まず』(うろおぼえ)の曲のところ

    この水心子が魚棲まずと自分を内省?するところ、これは田沼意次を追い落とした白河侯松平定信の政治のことを指しているのかもしれないなと思いました。

    田沼意次は収賄の咎で定信公に政治の世界から追放されたのですが、その後の政治はあまりにも民には潔白すぎて、正直あれも駄目これも駄目と規制されすぎて窮屈すぎて『白河の水の清きに住みかねて元の濁りの田沼恋しき(でしたっけ?)』と皮肉たっぷりに読まれたんですよね。

    それってちょっとコロナ禍の現状にも似てますよね。

    これもだめ!あれもだめ!!感染症対策のために出かけるのも人に会うのも一緒にご飯を食べるのも話すのもだめだめだめーー!!と言われている現状の苦しさになぞらえているのかな…

    医療従事者の方で人の多く集まるところには行けない方とか、地域の人の目が厳しくて、周りから冷たい目で見られることを自分以外の、例えば会社の人とか家族が恐れていて身動きが取れないとかそういう息苦しさにも気付いて認めてくれているのかな…とか思ったり……

    そしてもうひとつ、田沼意次は私の学んだ頃の教科書では、ずぶずぶの賄賂政治をした人という悪のレッテルを貼られた御仁なのだけど、実はとても美男子で頭もキレて、女性を中心とした民衆の人気を集めていたという説がここのところ浮上しているようですね。賄賂のダーティなイメージは田沼意次の人気を妬んだ松平定信が流した政治的な悪評だったと。

    つまりそれは残っているダーティなイメージ、政治の敗者としての側面、

    三日月や水心子が心を寄せずにはいられない正史の影に埋もれた、悲しい役割を背負わざるをえない人物そのものなのでは?

    その2つの要素をこの『清き水』に込めていたとしたら、本当にひとつの公演に込められた意味は七重八重、どころじゃなさすぎてヤバイな。もっともっと何重にも、どんな人の思いも全部掬って救うぞっていう意志と配慮が何重にも張り巡らされたとんでもない公演だなと思いました。



    浅慮にお付き合いいただきありがとうございました。

    『誰かに聞いてほしかったひとり言』ではない『問わず語り』でしたが、この解釈でどなたかの心を少し軽くできたらいいなと思わずにはいられません。
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    Hoopono41030595

    DONE鶴田さん(@ayanenonoca)からのお題「くわぶぜ、お互いの弱いところ」をようやく書きました。遅くなってごめんなさい。

    バカなぶぜくんが性癖なので。このあと塩対応しながらくわわがめっちゃ甘やかしてくれると思います。
    「今日こそは教えてもらう!」
    「もう~、またなん?毎日しつこいなぁ。」

    部屋で横になりながら、本を読む桑名に豊前はドーンとその胸にダイブするように飛び込んだ。
    自然に桑名が受け止める。

    「そうだよ。教えてくれるまでは毎日聞く。」
    「だから、僕の弱点なんて、教えないってば。動物は弱点を知られたら死んじゃうんだよ。」
    「刀だからでーじょぶだよ。」
    そんなやり取りが続いていた。

    ◇◇◇

    桑名の弱点を知りたい。
    豊前がそんなことを言い始めたのはつい数日前のことだ。
    きっかけは何だったか覚えてはいない。
    なんだか、話の流れで「豊前には弱点が多いよねえ。」と桑名がつぶやいた。
    「俺に弱点が多い?」
    「そ、小さい虫は嫌いだし、ピーマンは食べられない。それに……。」
    桑名が豊前に背後からのしかかりおなかや脇をくすぐる。
    「やめろちゃ、こちょばい!」
    豊前は逃げようとするが、体に力が入らないのか上手く桑名の腕から逃れられない。
    「こしょぐられるのも弱いし……。」

    その言葉に豊前はむっと口を結んだ。
    「桑名には弱点はねーのかよ。」
    「どーかな、自分じゃよくわからないけど。」
    「よーっし、俺が弱点 1118