契約書と首飾り主従の間には、契約書というモノが存在する。
それは、特殊なモノで仙術を使いながら互いにたいする禁忌と許可を記すのだ。
主従といっても、主に仕えたり従えたりするような関係ではない。あくまで対等であり、性質の話なのだ。
それを理解しない主も多く、無理強いをする者が多くいる。その為の契約書となる。
従の意に沿わない事を主が命じるとすれば、それを拒絶する言霊を従は使う事できる。
それは、主への力不足を認識させて屈辱にも値するようなモノであったが、信頼関係を構築するには大切な言霊だ。
「私に何かしてほしい事ってある?」
「いっぱい褒めて欲しい」
「うん?」
「必ず頭を撫でて欲しい」
「う、うん?」
「抱きしめて…ほしい」
「????うん???」
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