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    あらうみ

    れんごくさんが好きな腐った字書き。

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    あらうみ

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    キメステ(遊郭潜入)について思ったことをつらつらと😊
    解釈違いはスルーしてくださいませ。

    キメステ(遊郭潜入)感想キメステ今回もおもしろかったので、備忘録的に感想など。七千字を超えたのでお時間あるときにどうぞ。

    ※TOKYO DOME CITY HALLで生観劇1回、映画館でのライビュ1回行っただけなので抜けやらなんやらあると思います。すべて個人の感想&解釈なので、合わないところはスルーしてください。

    ※これを書いた人間は普段、100人も客が入らない箱で当たり外れの激しい小劇場演劇ばかり見ていて、大型の商業舞台をよく知りません。的はずれなこと言ってたらごめんなさい。


     * * *


     本番前から舞台上を役者さんがウロウロしているのすごく楽しかったです。ワクワク感が高まる!

     開演直前、アンサンブルの俳優さんから「スマートフォンを切ってね」などのアナウンスがあったのですが、その人がはけていくとき「ヒロさん!」と男性のツレに呼ばれていて、ああああなたがあの堕姫ちゃんの帯に建物ごとすっぱりやられて「ギャアアッ、ひ、弘さん、嫌ァァ!」と遊女に叫ばれていた、あのヒロさん! まだお元気そうで……案内までしてくださって、ウッ、頑張ってください(?)という気持ちになりました。

     *

     そして、生で人間が演じていると、遊郭のあの格子越しに女を選ぶシステムのえぐさがビンビンに伝わってきますね。ペットショップでの展示販売すらアニマルライツで廃れてきている昨今ですし。堕姫ちゃんの「この街では女は商品なのよ」がビジュアルでわかりました。

     この張り見世で格子越しに女を選ぶシステム、大正5年には禁止されるんで、鬼滅の舞台は大正になったばかりなんですね。手鬼が「年号が変わってるぅ!!」って驚くのも当然というか、年号、改まってからあんま経ってない。あの最終選別のときまだ大正2~3年とか? 山に閉じ込められてる鬼さんにはリアルタイムに情報届かないよね。

     格子で思い出しましたが、そもそもご一新で明治になってより、政財界の華やかな顧客や文化人は新橋を中心とする粋筋(芸者文化)に流れて、吉原は凋落の一途を辿っております。大正ともなれば、吉原はすでに江戸期とは違う単なる風俗街で、余裕のある遊び方をするお客さんはあんま来なくなっていたと思われる……(そういう人は新橋で芸者さんと遊ぶので)。最高位の太夫とは一見さんは寝られないっていうルールもほとんどの店で崩れていたのでは。

     堕姫ちゃんたちもだいぶ、そういう変化にイラついていただろうな、と。あの兄妹唯一の居場所がどんどん痩せ細っているわけですから。
     だって堕姫ちゃんは「キラキラした大店で花魁になる」夢しか持てなかった女の子じゃないですか。狭い郭に囲まれた中しか知らないあの兄妹にとって、花魁こそが世界のヒエラルキーのトップ(楼主にはなれないだろうし)。江戸時代が永遠に続くならよかったのでしょうが、吉原自体がインスタントなセックスだけしに行く場所になりつつある中で、遊女の格付けも形だけになって(大正中期あたりから、太夫も切見世女郎もひとしく「おいらん」と呼ばれるようになった)、そんな価値観の変化に、思考力に柔軟性のない鬼がキャッチアップできるとは思えないんですよね……長生きゆえの悲壮感というか……人間は衰えて死んで世代交代するから、全体として時代についていけてるんだと思います。

     そういう意味でも舞台設定が大正初期っていうの絶妙だと思う。まだ多分ギリギリ、有名店には吉原の格式が残っていたでしょうから。

     雑談が長くなってきた……閑話休題。

     *

     生宇髄さんが舞台上に登場したとき「ギャー格好いいぃ!!」ってときめきました! 洋顔タイプのイケメンじゃなくて、すっきりと整った涼やかイケメンさんなところが解釈一致~~! きれの長い目元がお美しい。堂々たる立ち姿と、横顔のカーブがきれい! かまぼことの絡みも楽しい!

     そしてオープニングダンスになるんですけど、遊郭編って本当に舞台化に映えるなあと思いました。女性キャストが多くて、それはもう華やか。アンサンブルの人たちみんな美人! 遊女姿でお美しい人々がひらひらと踊る様に心もっていかれて「ふわぁぁぁ!」と……舞台ってええなあ……このシーンだけでお金払った価値あるわ……って、前から三列目での鑑賞だったこともあって夢見心地でした。その中でも、ふんわりとした存在感のある鯉夏さんと、ど迫力美女の堕姫ちゃんがキラッキラしてました。期待が高まる!!

    (宇髄さんが蝶屋敷からさらおうとしてアオイちゃん抱えてる映像シーンの合成はもうちょっと頑張ってほしかった気もするけど、予算もあるでしょうし、まあ些細なことです)

     *

     おばけ化粧のかまぼこたちを売って歩く宇髄さん、赤みがかった紫の着流し姿がめーっちゃくちゃ男前で、またトスッと心臓をやられちゃった。「悪ぃな、奥さん」が、舞台とのときとライビュのときとちょっと言い方が違っててどっちも好きだった……! 舞台のときはちょっと間を取って言ってて色気がすごかったし、ライビュのさらっと何気ない感じも天性の色男という感じで。もっと着流し宇髄さん見ていたかったなー。何度でも言う、格好よかった。遊郭編まるごと舞台1回に収めなきゃいけないから駆け足なんですよね。比喩ではなく、みなさんとにかく走ってハケていく笑。大変です。

     *

     長くなるのでここからはパッと思いついたことだけ書いていくけど、化粧を落とした伊之子とっても可愛かった! 舞台でも可愛いと思ったけど、お顔のドアップが見られるのはライビュ(というか映像化)のいいところ。イケメンな俳優さんなんですね。ほとんどイノシシの中にいるけれど。

     炭子ちゃんは、黒子さんが後ろで荷物持ち上げてるの可愛かった。ほんと2.5次元って、現実では再現不可能な事象との戦いですよね。
     善子の三味線シーンの掛け声、舞台のときは「手拍子するなら今ですよ!」で、ライビュでは「あんたたち手拍子しなさいよ!」でした。どっちも可愛い。善逸のシーンはいつもハイカロリーで楽しいね。

     *

     蕨姫花魁が登場してからはもう、堕姫ちゃんに目が釘付けになってしまいました。なんてきれいな人なんだろう、本当に二次元から飛び出してきたみたい、これが芸能人か……! と、存在にもう拍手したい感じ。
     堕姫のあの鬼の格好をしてキマるって相当のスタイルがないと難しいですよね。とくに腕の長さ、細さ、美しさは、ヒールなどでごまかしようがない。堕姫ちゃんは指の先まで本当にきれいで、ポーズを決めるたびにうっとりしました。シルエットになってもきれいなんだよ~~。

     姿だけでなく、声がすんごくいいの。「おにいちゃーん!」って泣くところは細く高くて、少女のように愛らしいのに、「ババァ!」「ガキ!」って怒鳴ってるときはマジで鬼。逆らえない圧を感じました。個人的に「お三津」の言い方がねっとりとして超こわかったです。あと、「ねえ、鯉夏」も怖かった……。
    (余談だけどライビュで見たら、お三津役の人がめちゃ正統派の美人で全然ババァじゃなかった……堕姫ちゃん喜んで食べると思う)

     歌もとてもお上手でした。声に張りがあってキラッキラしてるの。こちらの動画で何度も「残酷謡」聞いちゃってます。
    https://www.youtube.com/watchv=zgFH64tP3dc

     堕姫ちゃんは全編の途中から出番が多くて、出てくると高い確率でアクションかダンスか絶叫か歌が入るという、ものすごい運動量の役なんですけど、一度も息切れせずに伸びやかに歌いきっておられた。かまぼこが「作戦変更だ、三人で堕姫を斬ろうと」話し合ってるシーンでも、堕姫ちゃんが背景で休むことなくパラパラみたいな可愛いダンスを踊っていて、「ちょっとご休憩されたほうが……!」と心配になっちゃったわよ。でもあのダンス超かわいかった。ライビュだとかまぼこにカメラが向いていて、舞台のように堕姫ちゃんダンスの全貌が見られなかったので、あれは舞台で見ておいてよかったです。
     あと、堕姫ちゃんポーズ(目はいいね、きれい、のところの、おまた開いてヤンキー座りするやつ)ちゃんとやってくれて嬉しかった……座り姿が美でした。あの座り方しても美が崩れないってただことではないぞ。
     はあ。熱くなってしまった。もう、私的に100点満点の堕姫ちゃんでした!! 佐竹莉奈さん。お名前覚えました。メインで出られるミュージカルがあるなら見に行きたいです。

     *

     最初に堕姫ちゃんの蚯蚓帯がバーンと出てくるのは、まきをさんが捉えられているシーンなのですが、生身の女性であのシーン再現されると、言ってはなんですがえっっっちだなと思っちゃいました。帯がちゃんと舞台の四方八方から伸びていて、短時間の転換で実現できたことに驚き。鬼滅って、無限列車でも思ったけど、舞台転換が鬼ですよね。短時間でパッと切り替える技がすごくて、何がどうなっているのかさっぱりわかりません。

     *

     まきをさんついでに、宇嫁ちゃんずについて。
     再現度がすごかった!! ビジュアルも話し方も雰囲気も、まさに宇嫁ちゃん。雛鶴さんは凛として美しく、まきをさんはハキハキしていて、須磨ちゃんは癒やし要員で可愛い。
     雛鶴さんは美しくも深い谷間をお着物の間からご披露なさっておられて……須磨ちゃんは動く度にお胸がたゆたゆとお揺れになり……で、全員が天元様ラブなわけです。宇髄さん、これは善逸や妓夫太郎じゃなくても、ふざけるなよ! ってなりますよ。マンガよりもアニメよりも、しみじみと嫁三人の贅沢を感じました。生身の巨乳美女三人に囲まれている色男の図、刺激的すぎる。音柱様がどんな技を使うか知らない下級隊士でも、あの三人を従えている姿を目にしたら「なんかすげーなー……さすが柱……」って畏怖を覚えたと思います。絶対。男として、強い!!

     切見世の雛鶴さんをギュッとするとこ好きだったなあ、やさしさが溢れてた……。蚯蚓帯いる地下壕で、さすがは俺の女房だってふたりの頭を撫でる所にポム、ポムっと音響被せてくれたのも可愛かった。奥さんたち大事にしてるんだね。尊い。

     *

     帯が襲ってくるアクション、よく考えられていたと思います。たくさんの黒子さんが上へ下へと帯を動かして炭治郎を襲う。ここで炭治郎役が入れ替わったので、阪本さんは、潜ったりジャンプしたりする動作に不自由が出るお怪我をなさったのかもしれません。
     帯をあやつる黒子さんたち、前方宙返りしたりと、とっても身体能力が高かった! 楽しい! ライビュではカメラが炭治郎に寄るので、何人もの黒子さんが前宙してるのはわかりにくかったかも。全体がつねに目に入っているのは生舞台の良さですね。

     *

     心を燃やせ! のところとか、俺は煉獄のようにはできないとか、パパ上の回想とか、要所要所で出てくる煉獄さんにうるうるしてしまいました……本当に素晴らしかったですよね、列車の舞台の矢崎寿郎さん😭 映像で出てくるたびに、無限列車での熱演を思い出して涙腺が緩んで仕方なかったです。
     熱くて凛々しくて頼もしくて強くて、格好よくて格好よくて、最高の煉獄さんだったなあ……歌声もお美しくて……。たまらなくお会いしたくなってきたので、今夜は無限列車の舞台ブルーレイ見ます。

    (宇髄さんが二人同時に斬る条件を語るところでオーバーラップしなかったのはちょっと寂しかったけど、タイミングが難しい感じではありました)

     *

     禰豆子役の高橋かれんちゃんは、本当にそのまま禰豆子ちゃん! 可愛らしさはそのままに、一年前よりもお美しく成長なさっていて、ハイキックなどのアクションもキレがよく、これからが本当に楽しみな俳優さんだなと。
     鬼化が進んで、グワーッと遊女に襲いかかっていくところ、体当たりの演技で迫力がすごかったです。
     炭治郎の子守唄でおかあさんのことを思い出し、そしておそらく鬼の性分が出てしまった自分の身があさましくて、幼子のように「うわーん!!」って泣いちゃうシーンでは、こちらももらい泣きしてしまいましたよ……禰豆子ちゃん……!!

     舞台が終わったあとのご挨拶のときに、腕をうしろに振って礼をする姿も超かわいかった。炭治郎とおてて繋いではけていくのも可愛い。

     *

     妓夫太郎の遠山さん、はちゃめちゃに歌がうまくて魅力的な方でした! なんなんだ鬼滅の舞台、歌うまい人ばっかりか!!
     最初に登場したときは、妓夫太郎にしては背が高くてガタイも顔も良すぎるのでは~と思ったんだけど、演技と歌が始まった途端に、もう一秒で妓夫太郎にしか見えなくなった! あの、猫背で膝を曲げて上目遣いに宇髄さんを睨めつける卑屈な歩き方、ひねくれた声音。これがプロフェッショナルの力か~~!

    (それまで迫力の鬼だった堕姫ちゃんも、おにいちゃんが出てきたとたんに「私がんばったのにぃ~!」って泣きついて、こちらも幼い少女に見えてくるからすごい)

     飛び血鎌の演出、よく考えられてましたよね! 光るブレードをぐるぐるぶん回すという。舞台だと黒子さんがはっきり見えるけど、ライビュで引きの場面では背景に黒子さんが溶けていて、本当に飛んでる感じが出ていてよかったです。こういう工夫が見られるのも舞台の面白いところだなあ。ぜんぶプロジェクションマッピングでやってもつまらないんですよね、ある程度人力だったりアナログだったりするところに良さがある。想像で補いながら見るのが楽しいんです。

     *

     戦闘シーンがたっぷり長くてよかった。もう、二人同時になんて首、ぜんぜん斬れない。「竈門炭治郎、おまえに感謝する」のセリフ大好きなんだけど、あそこではまだ斬れないんだよね~~知ってたけど手強い。上弦、強すぎる。猗窩座くんってこのコンビより強いのか……飛び血鎌みたいなビックリ血鬼術が全然使えない武闘一本の鬼なのに、どんだけ拳が強いんだろう。などと推しに思いをはせたり。

    (雛鶴さんが戦闘に参加する演出はちょっと厳しいなと思ったけど、妓夫太郎が突然二階に飛び上がるわけにいかないから「俺はお前に構うからなああ」のシーンをやるには仕方なかったんだろうと理解。生身の制約は大変だ)

    「自分がやって嫌だったことを人にやって取り立てる、それが俺たちのやり方だ」という、堕姫と妓夫太郎の声がオーバーラップするところゾクゾクしたなあ。遠山さんと佐竹さん、二人の声のトーンがぴったり合っていて、本当に堕姫が妓夫太郎と重なっている感じ。あそこもう1回見たい!!

     *

     最後、斬られた兄妹が言い合いになって、炭治郎が口をふさいで「嘘だよ」っていうシーン、涙があふれてきて……なんという主人公力。やさしくて強い! 「その境遇はいつだって~」のセリフがカットされてたのは寂しかったけど、阪本さんがすごく心を込めて陸兄妹を見送るシーンを演じてくださったから、炭治郎のフラットなやさしさがあそこだけでしっかり伝わってきました。胸に響いた。

     そこから先の、二人で地獄へ向かうところはもう、号泣、滂沱ですよ……。鬼の格好のままで、でも中身はいとけない少女に戻ってしまった堕姫ちゃんの、名演技につぐ名演技。鬼って何百年生きようと、人間時代の状態で心の成長が止まっちゃうんだね……。子供時代の二人もとてもよかったな。

     前にも書いたけど、「禍福は糾える縄の如しだろ、いいことも悪いこともかわるがわる来いよ」って言っちゃう妓夫太郎、本当に切ない。だって「禍福は糾える縄の如し」って、一般的にはそんな、憧れるような状態を表す言葉じゃないもの。子供なんて普通、幸せばっかり来いって思うのに、妓夫太郎は「せめて」かわるがわる来てくれ、禍福は糾える縄の如しであってくれって思っちゃうんだよね……涙。

     映像や黒子に頼らず、妓夫太郎がしっかりおんぶして客席に背を向けるという演出もぐっときました。何度生まれ変わっても鬼になる妓夫太郎と、その妓夫太郎にどこまでもついていく覚悟の堕姫ちゃんらしい最期でした。

     *

     伊黒さん、出番ちょっとだけだけど、柱が複数揃う絵はやっぱりウキウキしちゃう。 「若手が育たず死にすぎるから」ってまだ生きてる隊士達を睨んじゃう伊黒さん、ハッパかけてるつもりかもしれないけどプレッシャーがえぐい。隊士さん達は気まずそうに下を向いてました。この人たちも柱稽古で縛り付けられたのかしら。炭治郎のこと本当に嫌いっぽい感じも笑っちゃった。
     そして若干二十一歳の伊黒さんが後輩に「若手」って使っちゃう鬼殺隊、マジで短命な人が多いというか、みんな急速に成長せざるを得ない組織なんだなあ。

     *

     前回、無限列車のとき、テマソンの『残酷謡』を魘夢くんから歌い出したのが好きだったんですよ。「血は匂い、死は揺蕩い、残酷が立ち込めん」っていう歌詞、たしかに鬼にぴったりで、雰囲気があって。
     今回、オープニングで残酷謡をやらなかったので、今回はないのかな、大好きな曲なのに……と思っていたら、ラスト! なんと無惨様からの歌い出しでした!
     上弦を集めると宣言した直後だったので、「えっ、シルエットとかで上弦たちが出ちゃったらどうしようどうしよう」とドキッとしたところで、最高にうっとりする形でエンディングが始まって、緊張からの盛り上がりというか、うわーっと涙が出てきちゃった……!! オープンとエンドの全員集合での歌と踊り、舞台の多幸感が詰め込まれてて本当に好き!! 円盤出たら繰り返し見るぞー!!

     *

     アンコールのご挨拶のところ、最後はみんな可愛く手を振ったり頭を下げたりしてくれて、ああ、終わったなあ、でもみんな元気で嬉しいなー、って。

     スタンディングしながら胸いっぱいになりました。見に行ってよかった……。夢の時間でした。

     しかし本当に、この世の中には、顔がよくて運動神経がすぐれていて演技力があって歌のうまい非凡な人たちがたっっっくさんいるんだなあ。芸能界とはなんと競争の厳しい世界なのでしょうか。
     そして、そういった才能だらけの人たちの中にあって、頭角を現している俳優さんの魅力というのはとんでもないものだなと、あらためて思ったりしました。おしまい。


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    ※これを書いた人間は普段、100人も客が入らない箱で当たり外れの激しい小劇場演劇ばかり見ていて、大型の商業舞台をよく知りません。的はずれなこと言ってたらごめんなさい。


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     本番前から舞台上を役者さんがウロウロしているのすごく楽しかったです。ワクワク感が高まる!

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