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    ego.

    @ego723
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    ego.

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    らくがきミスオエ

    #ミスオエ
    misoeye

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    ada

    REHABILI盗賊時代のブラネロの話 / 捏造注意 / 身体の関係がある遠い噂で、西の国で絢爛豪華な財宝や金品が展覧されると聞いた。筋は確かな情報のようで、近頃街が色めき立っている。こんな美味い話、頭が聞き漏らす訳もなく作戦は決行された。
     盗むのは自らの手が良いと宣う頭に付き合うのは相棒であるネロの役目だ。招待された者しか入れないというその会場である屋敷に、招かれた客と偽り出向く事になった。
     普段は見てくれから粗暴なのが分かるような男の出立ちだが、今回は仕立て屋で身を整える気の入り様から、潜入すらも楽しんでいる事が分かる。正直、動き易ければ拘りのないネロだが、ブラッドリーは長考し続けネロを着せ替え続けた。
    「よし、いいんじゃねえか」
    「これが駄目でももう着替えねえぞ」
    「なにくたびれてやがる、早えんだよ」
    「俺は今回従者なんだろ? なら別になんだっていいじゃねえか」
    「あのなあ。従者がどんなモン着てるかで主人である俺の程度が分かるだろ」
     従者の装いという事で首が詰まっているのが息苦しい。仕上げと言わんばかりにタイを手際良く締めるブラッドリーはずっと上機嫌だ。
    「よし、あとはお前が俺様に傅きゃ完璧だな」
    「馬鹿言え、やんねえよ」
     頭の機嫌がいいに越し 2630

    zo_ka_

    REHABILI大いなる厄災との戦いで石になったはずのネロが、フォル学世界のネロの中に魂だけ飛んでしまう話1俺は確かに見た。厄災を押し返して世界を守った瞬間を。多分そう。多分そうなんだ。
     だけど俺は全て遠かった。
     ああ。多分、石になるんだ。
    『ネロ!』
    『石になんてさせない』
     ぼんやり聞こえてくる声。クロエと、後は、ああ……。
    『しっかりしろ、ネロ!』
     ブラッド。
    『スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク』
    『アドノポテンスム!』
     はは、元気でな、ブラッド。早く自由になれると良いな。囚人って身分からも、俺からも。
    『ネロ……‼‼』
    「……」

    「なあ、ブラッド」
    「何だよネロ」
    「今日の晩飯失敗したかもしんねぇ」
    「は? お前が?」
    「なんか今日調子がおかしくてよ。うまく言えねぇんだけど、感覚が鈍いような……」
    「風邪か?」
    「うーん」
     おかしい。俺は夢でも見てるんだろうか。ラフすぎる服を来たブラッドがいる。それに、若い。俺の知ってるブラッドより見た目が若い。傷だって少ない。
     何より俺の声がする。喋ってなんてないのになんでだ?
    「ちょっと味見させてくれよ」
    「ああ、頼む」
     体の感覚はない。ただ見ているだけだ。
     若いブラッドが目の前の見たことのないキッチンで、見たことのない料理を 2283

    mhyk_tow

    DONEオーエン視点。
    一月のミスオエ新刊のミスオエになるまでの長い道のり。
    まずはリケから堕とすオーエン。終末教団と司祭様殺し。
    不義を喜ばないで、真理を喜ぶ。5.不義を喜ばないで、真理を喜ぶ。

     手袋の下に隠れた指輪を、もう片方の指で確かめながらオーエンは鼻歌を歌って、市場を眺めていた。箒のうえから見下ろす人間たちの忙しない動きを見ているのは活力が湧き出てくるものだ。
     中央の国の人間はいい意味で平均的だ。南ほど平和ボケもしていないし、西のように狂ってもいない。東のように根暗で陰湿でもないし、北にいる人間ほど屈強でもない。どの文化もそれなりに育って進んでおり、よく見える欠点とすれば身分の差や貧困の差であろうか。城下町の近くは、それなりに栄えてはいるが、遠くなっていけばいくほど、王子様の知らないような問題ある場所なんて、たくさんある。
     オーエンはミスラとの久しぶりのごっこ遊びに浮かれていた。賢者の魔法使いになる前も、一緒にこうやって遊んだことがある。あそこの魔法使いを仕留めるのは、どちらが早いかなんて競ってみたり、レアな魔法具を見せ合って、どちらがより高値で売れるかでマナ石をかけたり、そんなくだらないことでよく遊んでいた。今回の遊びは、一番面白いかもしれないと思った。純粋で美しいものを汚していくのは、生まれながらに生き物が抱く背徳感なのかもしれない。
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