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    清(せい)

    @sei_umi_00

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    清(せい)

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    タル鍾 タルがなんか酔っ払い
    これにエロが続く予定だけど疲れちゃったので続きはまたいつか。

    ※おもらし あります。

    #タル鍾
    gongzhong

    酔っ払いと関わるとろくな事にならない。「公子殿…退いてくれないか。」



    重い。


    酒の匂いを漂わせながら ただいまぁ〜 と間延びした声で部屋へ入ってきて、そのままソファに横たわる俺の上に倒れ込んできた。


    自分もそれなりに鍛えてはいるが、
    彼も立派な体躯を持つ武人だ。
    上に乗っかられたままでは動きづらい。


    胸元で頭をぐりぐりするものだから、
    ふわふわの髪が鼻に触れて擽ったいし、
    読んでいた本の内容も、文字をなぞるだけで頭に入ってこない。



    「公子殿……重い」


    「んー?」


    もはや手に持っているだけとなった本を閉じて
    サイドテーブルにひょいと乗せる。


    ふわふわの髪に さく と指を通すと
    にへへ と無邪気に笑ったその顔が 年相応…というよりも幼く見えた。




    ニコニコと人懐っこい笑みを向けられて、
    まあいいか… と諦めた。


    それからしばらく、安らかな寝息をたてる彼に押しつぶされながら天井と睨めっこした。





    「………公子殿」


    彼がこんなになるまで酔い潰れるのは珍しい。
    良いことがあったのか、はたまたその逆かは分からないが。



    「公子殿、」


    もう1度呼びかけ、ぽんぽんと頭を軽く叩くと
    「んー?」と やはり間延びした声で応えた。



    「退いてくれ………手洗いに行きたいんだが」


    「ふーん、そっかぁ」


    やっと身体を起こした彼に続いて、席を離れようと上体を起こすと ガシっと腕を掴んだかと思えば、そのまま腰を引き寄せられ、足に自分のそれを絡められて拘束された。


    「?、公子殿、」

    「ここで」

    「は?」

    「ここでして」

    「何を言ってるんだ」



    冷や汗がつたっていくのを感じた。
    焦れば焦るほど じわじわとせり上がってくるものがあって、拘束から逃れようと身じろぐ。
    頼むからわかってくれ、そんな気持ちで目を合わせたのに、ニコリ と人のいい笑顔を向けられただけで
    催したものを促すように、下腹部をぐりぐりと押す。


    「待っ、 公子殿、 押すな…!」

    「ほら」

    「ほらじゃないっ」


    だしていいよ なんて笑うな。
    怒りなのか焦りなのか最早よく分からない。
    こんな風になるまで飲ませたのは誰だ。


    「ふ、…うぅ、 出る、出るからっ」


    じたばたと拘束から逃れようともがくけれど、
    酔っ払いのくせに存外力が強く、
    尿意を我慢している自分の方が力が抜けて逃れられない。
    いやだ、 と伝えてみたけれど聞いちゃいない。


    「や、……ぅ、」


    じわ、と生暖かい水分が下半身に広がる。
    スラックスは色を変え、布地が吸収できなかった分が
    ソファを伝い、床にもシミを作る。
    ソファが革製で染みないのが、良いのか悪いのか。


    「ははっ いっぱいでたね。」


    そういって目元を拭われる。
    下ばかり気にして、目からも水が出ていることに気が付かなかった。


    拘束が解けたその隙にするりと抜け出した。
    力なく頬を叩いて ぺちり と弱い音が鳴る。


    「お前が片付けろ」

    そう言い残して、シャワーを浴びるため浴室へ向かった。
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