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    せんぽー

    @Senpo122

    🦚🌟載せていくよ!!
    R18のアベ星を猛烈に書きたいっ!!

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    せんぽー

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    アベ星🦚🌟 学パロ続き

    ルート1 第16話
    仲直り?する2人のお話

    #アベンチュリン・タクティックス
    #アベ星
    Avenstelle
    #アベンチュリン(崩壊スターレイル)
    Aventurine (Honkai: Star Rail)
    #星(崩壊スターレイル)
    Stelle (Honkai: Star Rail)

    アベンチュリン・タクティックス ルート1 第16話:失いたくない 組長や姫子、丹恒、なのかは星にとって大切な人。みんなはいつも近くにいてくれた。彼らが“一生いなくなってしまう”と具体的に考えることはなかった。

     だから、今まで人を失う恐怖を知らなかった。

     時々、アベンチュリンはぼっーと遠くを見つめていることがある。どこかに行ってしまいそうな寂しい目だ。

     彼の本心は分からない。疲れてぼっーとしていただけかもしれない。
     だが、星はどうしてもそうには思えなくって、彼がふとした瞬間に消えてしまうのではないかとずっと怖かった。

     酷い時には自分を庇って彼が逝ってしまう————そんな悪夢を見ることだってあった。

     そんなのは嫌だ。
     アベンチュリンは絶対に失いたくない。

     だからかもしれない。
     あの時は勝手に体が動いていた。彼の前に立っていた。

    『星!!』

     ナイフで切られた瞬間、遠くから聞こえてきた声。姿は見えない。しかし、あれは確かにアベンチュリンの声だった。

    『星゛!!』

     ほんの少しのかすり傷。狼狽えるほどのものでもない。しかし、アベンチュリンはまるで重症を負っているかのように、必死に星の名前を叫んでいた。

     同居が解消され、実家に戻される。その不安もあったのだろうが、星のことが心配で心配で仕方なかった。

     その思いは星も同じ。大切な人の傷ついた姿なんて、たとえかすり傷一つであっても見たくない。

     でも、心配してくれたのに怒るのは間違っていた。冷静に話し合うべきだった。

    「アベンチュリンと話さないと……」

     星は素早くトーク画面を開いた。



     ★★★★★★★★



    『ごめんなさい、私が悪かった』
    『昨日は無茶をし過ぎた』
    『でも、あの敵は放っておけなくって、あんたをまた襲うかもって心配になって……』
    『いなくなってほしくないし、傷ついてほしくなかった』
    『そう思うと勝手に身体が動いてた』
    『心配かけてごめん』

     連続で送られてきた彼女からのメッセージ。

    「………」

     アベンチュリンは1人葛藤していた。あの時怒らなかったら、今後も星が一生自分よりも他人を優先してしまうのではないかと。

    『このまま死んでいたかもしれないんだ………それを大丈夫って、君は無茶をし過ぎだ!』

     あんな言葉が出てしまったのだが、強く言い過ぎたのは間違いない。先に謝罪するべきなのは自分だった。

     はぁとため息をついて、人気のない廊下の隅でしゃがみ込む。彼らしくない情けない姿だった。

     彼女のことは分かっている。出会った頃から変わらない、無条件に誰かを助けるその優しい心を持っていることに。

     今回はその心配が大きくなって星にぶつけてしまった。

    『ごめん、星。僕の方こそ悪かった……君を責めるべきじゃかった』

     すぐに返信すると、早くも既読がつく。

     元は自分たちを襲ってきた敵たちが悪い。あいつらがいなければ、星が傷つくようなこともなかった。彼女は全く悪くない。

     彼女の声が聞きたいとアベンチュリンは星に電話をかけた。

    「ねぇ、星」
    『なに?』
    「今、会える? 会いたいんだ」
    『うん。私も…会いたい。ご飯食べてないなら、一緒に食べたい』
    「もちろん。星のお気に入りのレストランを予約しておこう」
    『今日はお店でじゃなくって、テイクアウトしない? 星空を見ながら食べるのとかどうかな……できれば、静かな場所で食べたい』
    「いいね。じゃあ、公園にしよう。僕が買って来るからどこかで待ち合わせしようか」
    『私、公園に近いところにいるから、先に行って待ってる』
    「了解。また後で」

     電話を切ると、アベンチュリンはスタンプを押す。星のお気に入りマスコット“パム”がハートマークを作っているものを送ると、星からもパムスタンプが返ってきた。

     そうして、アベンチュリンは星のお気に入りの1つバーガーを購入し、車に乗り込む。しかし、渋滞に捕まってしまい、車は一向に前に進まなくなった。

    「爺や、走っていくよ。これ以上彼女を待たせるわけにはいかない」
    「ぼ、坊ちゃま!?」

     アベンチュリンはリムジンから下車し、公園に向かって夜の街を駆ける。渋滞のせいで他の車もほぼ停車状態に近かった。こっちの方が彼女に早く会える。

     星に会いたい、会いたい、会いたい————。

     それでも遅れてしまうと、アベンチュリンは星に電話を掛けた。

    「?」

     応答なし………これは気づいていないかもしれない。一応と思い、チャットも送ってみるが返事はない。スマホをマナーモードにでもしているのだろう。

     でも、なんだろうか。この胸騒ぎは………。

     約束場所の公園に到着し、アベンチュリンは見回すも星の姿は見つからない。オレンジの街灯で照らされたレンガの道を歩き星を探していると、ベンチの上で光っていたスマホを発見。

    「これは………」

     映し出されるいつか2人撮った写真のロック画面。着信履歴とアベンチュリンが送った大量のチャットの通知。せいのスマホだった。ベンチの隣には荒らされたようなバッグが落ちていた。

    「星………?」

     そこに星の姿はなかった————。
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