APPLE×BLOOD「んぁ……ふっ……!んん!」
二人の接触によりいやらしい水音が部屋に響く。普段仕事部屋として使用しているその部屋は今だけ二人の空間となっている。
「どうした?もっと口を開けろ」
「し……つこい……!」
手袋を外し素肌を晒した指で閉じかけた口を無理やり開かせた。そのまま指が歯茎に、舌に触れ、口内を暴れ回り再び水音がお互いの耳を犯していく。かつて闘った際に自分がされた事を今相手にやり返している。そんな状況に1号は身体中の熱が高まっていくのを感じていた。
「美味かっただろう?」
1号は相手の、悟飯の口に入れていた自身の指を引き抜いた。指にべっとりとついた悟飯の唾液が蛍光灯に照らされまるで宝石の様に輝いている。それを、うっとりとした表情で、まるで目の前にいる悟飯に見せつけるようにゆっくりと丁寧に舐め取っていく。
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