教会に迷い込んじゃった話22章に続く
「あなた誰なんですか?僕らになんか用でもあるんすか?!」
埜は叫んだ
「…アッハハハハハハハハッ!!」いきなり笑い出した男は不気味な笑顔を浮かべている。
「君たちはもうここから出ることはできないよ、特に君、丞くん…彼を必死に追っているようだがね君はもう追われてる側なんだよ
「は?」
「君はなかなか興味深い……」
「っ……!」
咄嵯に後ろへ飛び退くと、先程まで俺がいた場所には無数の刃物が刺さっていた
「ハハ……ハ……ハ……ハ……」
またあの榊の笑い声が聞こえる
どこからか、俺達を囲むようにたくさんの人が歩いてくる みんな虚ろな目をしている、まるで人形のように。
「もう…帰っちゃうんですかぁあ?皇さぁぁん?」
狂った声で榊が笑う
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