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    竜樹(たつき)

    ちょっとR指定のある絵やBLのイラストを描きます。
    結局描いたものはちょくちょく載せるかも。
    よく描くものは
    FF7 のヴィンセントとクラウドです(=^ェ^=)

    リクエスト募集開始してみたけど秒でやめたので通知行ってしまった方すみません💦
    値段設定恐ろしく高かったのでやめてしまいました💦

    よろしくお願いします🥺

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    竜樹(たつき)

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    漫画に起こそうとしている話
    ヴィンクラ
    詳しいことは漫画で語るつもりなので割愛

    #FF7
    #ヴィンセント
    vincent.
    #クラウド
    cloud
    #ヴィンクラ
    vinkla

    子どもの頃、度胸だめしとかいって、神羅屋敷に忍び込んだ記憶がある。

    あれはティファとニブル山に行くより前のことだ。



    でも、地下への入り口を見つけたところから記憶が朧げではっきり思い出せない。




    それは、「人形だった」せいなのか
    「魔坑」のせいなのかはわからない。



    ある時、彼はうっかり口を滑らせた。
    俺の前で
    「あんなに小さかったというのに
    たくましくなったものだな。」
    と。


    俺がヴィンセントを見上げ
    「どういう事だ?」
    と問うと、彼は明らかに“まずい”という
    顔をした。


    「いや、忘れてくれ。私の言葉の誤だ。」

    言うなり、彼は消えてしまった。



    怪しい。
    怪しすぎる。
    しかも多分、それを自ら自覚しての立ち去り方。

    問い詰めることを避けている。


    その様子に
    どうしようもなく不安になった。


    「ヴィンセント?
    お前はいったいなんの話をしてたんだ…?」







    それから何日かが経った。

    元々そんなに逢瀬をしてたかというとそうでもなく、ふと用ができたついでに会う感じの関係性だったから、あれから全くヴィンセントに会うことが出来ずにいた。



    それでも。

    今までに会わない期間より、長い時間だった気がして。
    クラウドはとてつもなく寂しい気持ちでいた。


    寂しい、なんて誰にも吐き出せなかった俺を
    唯一赦してくれる、そんな存在だったのに。









    「クラウド!?大丈夫?ぇと、涙が…」

    ティファが驚いたように俺を見ている。
    まずい、無意識に溢れたものを見られてしまった。
    ……恥ずかしい。

    「や、大丈夫だ。睫毛が入っただけ、だ。」

    自然に誤魔化せただろうか?
    ティファは、まだ少し心配している様子ではいたが、多分気遣ってくれたのだろう。
    それ以上は問い詰めては来なかった。
    彼女も、俺の胸の内(弱さ)を知っている人間だからなんでも話してしまいたい気持ちはある。

    だけど

    俺はやっぱりティファを護る側でありたい。



    「ティファ、もう大丈夫。先を急ごう。」

    「・・うん、わかった!」

    ティファは、明るく頷いてくれた。
    もしかしたらまだ、疑ってるのかもしれない。
    だけど、触れずにいてくれるのもティファの優しさであることを
    俺はよく知っている。





    さて、どうしたものか。


    きっと会いに行けば、普通に会えるとは思う。


    だが、

    また同じように避けられたら?
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