玲人の園①　気だるい夏休みが終わり、校舎に人が戻ってくる頃だ。残暑は残りつつも、時々涼風が陽射しをすり抜ける。赤く染まった蜻蛉が、つ、と小芭内の顔に掛けた英字新聞に止まった。

　伊黒小芭内。藤ヶ枝高等学校の三年生だ。怜悧な知性と白く優婉な美貌、そしてクッソ面倒臭い毒舌の冷笑家で鳴らす彼は、校内一の人気者である煉獄杏寿郎と組んで、ミステリー研究会の頭脳を務めている。

　「はは、赤蜻蛉なぞ乗せて、すっかり秋の風情だな！」

　部室の椅子に収まって本を読んでいた杏寿郎が、面白そうに笑って、向かいの長椅子に寝そべる小芭内に声をかける。

　煉獄杏寿郎。藤ヶ枝高等学校三年生。小芭内が書生として身を寄せる煉獄子爵家の嫡男にして親友でもある。剣術に秀で人望を集める彼は、あちこちの部に熱烈に誘われながらも弱小ミステリー研究会の部長を譲らずにいる。曰く小芭内との“愛の巣”を手放す気は毛頭ないという。

【彰冬】吻青柳冬弥非常喜欢亲吻。


并不一定是混杂强烈情绪的那种接近发泄的吻，有时浅尝辄止更能勾起他的心绪，手指总是一遍又一遍的不自觉摩挲两人短暂接触过的唇瓣，反复品味那个瞬间的心跳。
他真的很喜欢这个吻，喜欢给予他这个吻的东云彰人。
最初的感情是怎样萌发的呢？
那个温暖的，在心中轻轻发芽露出苗头的爱意，是因为什么诞生的呢？
拉他逃出古典乐的彰人，邀请他组队的彰人，说着自己是最棒的搭档的彰人，舞台上游刃有余歌唱着的彰人，不管怎么看都是人群中最耀眼的存在不是吗？
也是在那个时候，他意外了解到恋人的相处方式，里面的每件事都不太能让他提起兴致，那些事朋友关系就能做到，想必自己就算现在提出这些请求，以他们两个的关系必然能获得彰人的同意。