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    あわ…

    @awa_i7

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    あわ…

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    タイトルの通り、初めてモモくんとボイチャする自称おじさん(ハイスペクソイケメンなのに…)の短い話。
    以前ツイッターに掲載したもの(文庫メーカー画像)をテキストにしました。

    ネトゲボイチャ初めておじさん『わぁ、YUKIさんてイケボだ!』
    「いけぼって? momoは声大きいね、でもこれで教えて貰いやすくなる。助かるよ」
    『あははっ、イケメン声ってこと! 落ち着いてるけど通るからめっちゃプレイしやすい! 直結とか思われたらどうしようかって思ってたけど、ちゃんと男で良かったよ~』
    初めて聞いたmomoの声は元気で若く、そしてマシンガンみたいだった。近頃の新入社員って、あんまり喋りかけてくれないから新鮮で、じつのところ、寂しかったんだ。
    「momoはやさしいよね」
    『えっ? 急になに?』
    「ゲーム知らないおじさんの僕につきあってくれて、色々教えてくれるじゃない」
    『開始位置と開始時刻が全く一緒の同期じゃん 同じタイミングでスタートするなんて運命! それにYUKIさんエイムめっちゃ上手いもん。オレ遠距離下手だから組めて嬉しいよ!』
    「ありがとう」
    『こちらこそだよ! さ、新マップも踏破しちゃいますかー!』
    「そうね」
     momoが飛び出して行き、僕のキャラが後を追う。この世のどこか、このキャラを操っているmomoが、この時間に存在しているんだ。声を聞いただけでグッとリアルを感じられて、こそばゆくなった。
     会え……たら、嫌われちゃうかもな。僕は男に好かれないタイプらしいし。だから、今はこうして、画面のなかでだけでも。
    「momoのおかげだ」
    『えっ 今何か言ったー』
     毎日が、楽しいのは。
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