朝に弱いトーヤ(書きかけ)カツカツカツとアタシのヒールの音だけが、昼夜関係なく薄暗い廊下に鳴り響く。今は朝で、アタシは今から寝起きが悪いトーヤを起こしに行くところだ。
他の奴らでもいいんじゃねぇのって思ったけど、
セイコー達が言うには、歳が近くて一番トーヤが頼りやすいらしい。
アスミン「おーいトーヤ。朝だぞ〜」
トーヤは上半身を起こしてはいるものの、背中は丸まり首が垂直に曲がって項垂れている。こんな体勢じゃ姿勢が悪くなるじゃねぇか。
肩を揺さぶるって顔を除く。
死んだ目の真っ暗な瞳と視線が合わない。
アスミン「トーヤ〜?ほら、起きるぞ。」
手首を掴んで引っ張ると、素直にベッドから出てきてはくれる。手を離せば着いてくると思ってたけど、この間離した地点でその場に座り込んだからそのままカフェテリアまで引っ張って行く
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