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    miumiu

    何か描いて置いていきたい気持ち

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    miumiu

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    どんな読み切りなのかな……(金盛くんが出てこないことは確かだと思う)

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    recommended works

    かつみぽいぴく

    PROGRESSトップ2の恋愛事情は〜 続きの冒頭ぶぶん。
    今回はホが炎さんをカメラで撮影しにいくデートをしたりヒーローぽく捕物したりする予定です。
    カシャッ、とシャッターを切る小気味よい音と手応え。
    少しおいて背面に映し出されたそれを確認した俺の口の中に、しゅわりとメレンゲが溶けたみたいな嬉しさが広がった。
    「エンデヴァーさん、またいいの撮れちゃいましたよ。ほら」
    すぐさま共有したくて被写体であるあなたに小走りで駆け寄る。
    穏やかな陽気、空模様は薄曇りで光の加減がころころと変わらないのがビギナーには有難い撮影日和だ。ここに立ってくださいとリクエストした七分咲きの桜並木の下、俺を待っているエンデヴァーさんの顔の前をふわりと薄桃の花弁がそよぎ通っていった。

    ――俺とエンデヴァーさんがお互いに肌を教え合った記念すべき一回目からちょうど一ヶ月後。俺はまた彼の管轄である静岡に来ている。

    エンデヴァーさんのすぐ傍にくると、あなたのすぐ近くだけほんのりと他所よりあたたかいのが分かって、どうしたってお忍びの為のマスクの下では顔が笑んでしまう。
    一つの画面を一緒に見る為に肩を寄せ合うようにすれば、あなたのに届かない俺の肩はスプリングコートの胸元をやんわりと押した。
    「どうですこれ」と差し出した一眼レフの背面液晶に映るのは、今しがた撮った恋人の姿 9748