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    nntbasashi

    @nntbasashi

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    nntbasashi

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    注意!暴力表現ありです。
    ※続きます
    AZ親子の話ですがまだA兄さんは出てきません。

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    nntbasashi

    DOODLE3周年おめでとう!!!
    その星々はご唱和する その星は、突如飛来した怪獣に埋め尽くされてしまった。
     星の中には身長が1メートルにも満たない大きさの生命体が文明を築いていた。建造物も犇めき合っていたが、生命体より何十倍も大きい角と牙がある怪獣がやってきて、その星の生命体の住処は破壊された。
     生命体は突然の事象に、文明の終わりと星の終わりを予感した。星の奥の奥へ逃げ隠れた生命体は、そこを終焉の地とするべきか議論が行われたが、結論が出ることはなかった。
     生命体の一人が、食糧確保のために隠れ住んだ場所から這い出たとき、怪獣が目の前に現れた。
     終わりだ、と生命体の一人は思った。
     両親は宙を飛ぶ怪獣が着地した衝撃に当てられて、体を飛ばして死んだ。高く飛んで強く地面に叩きつけられた体は、もう生命体の下の形を成していなかった。友人たちは怪獣が踏みつぶした建物の下敷きになって死んだ。避難が優先されて、遺体は運び出せなかった。隣人は怪獣に立ち向かう為に武装して向かい、怪獣の手に払い落された。一緒に逃げていた妹は体が弱かった。避難先の環境は生命を維持するには少しばかり寒すぎた。探し出した食事も岩の苔程度しかない。みるみる内にやせ細ってある晩、熱を出してころりと死んだ。
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    MOURNINGある女性の回想録
    シングルファーザーが見たくて……カッとなってかいたやつです
    インカーネーション物心ついた頃には母は居なかった。とうの昔に亡くなったと父が言っていた。

    父は元々海兵だったそうで、愛想は無いながらも、町の人たちからは尊敬され慕われていた。再婚の話など、娘である私の耳にさえ何度か入るほどだったが、それはもうきっぱりと全て断っていた。母のほかに伴侶を持つなど、頑固な父には考えられないようだった。
    それほど母を想っているわりには、父の薬指は空いたままだったが、作る機会がなかったんだ、という言い訳のような理由しか教えてくれなかった。母とは海兵時代に出会ったらしいが、馴れ初めを訊いても、血腥い話もあるからな、などとはぐらかされた。

    はっきりしているのは、私の髪は母譲りだということだった。長く伸ばした金髪を、父はたいそう大事にしてくれた。美容に疎い父は三つ編みにさえ苦戦したが、手際の悪さに私が文句をつけると、あいつと同じことを言うなあ、と心底嬉しそうに苦笑するのだった。九つを数える頃には自分で髪を結うようになったが、父の大きな手で髪を梳いてもらったことは、幼少期の幸せな思い出のひとつだ。
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