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    bill_1124

    @bill_1124

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    bill_1124

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    ーアテンションー
    この話に関してはミラの髪の毛が何故光るのかという内容と何故、両親から戦わないで欲しかったという言葉や海で笑っていて欲しかったって言われたのかという理由の話
    幼い頃の話です。

    ミラの話ー1ー

    俺の髪の毛は小さい頃は両親と同じで金髪だったんだよねって言うと大抵の人は若干驚いた顔をする。
    染めたんじゃ無いの?と聞かれたときに俺は笑いながら言うんだ、この毛先はある時から淡い青色をしてるんだよと。
    大体はそこで話が終わるんだけどさ?たまに詳しく教えて欲しいって言う人もいるんだ・・・教えたいと思わない限り俺は教えたことが無いんだよね?だって、突拍子も無いし嘘だと思われるのがいつもだからね?ねぇ、本当に聞いて後悔しない?
    俺、この話をして友人が去った事があるから、後悔しないって・・・・離れないでいてくれるって分からないと話したくないんだ。
    ・・・・分かったよ、覚悟はあるんだね?なら、話すよ・・・リヴィエラさん。

    ー2-

    あの時は些細なことだから気にしなくて良いと笑っていたミラだが、どうしても俺は気になったのだ。
    水鯨の中で眠るミラの毛先が淡く光って綺麗だった事に驚いたのもあるが、それ以前に悲しそうに笑ったミラが何を抱えてるのかを知りたいと思ってしまった。
    そして、後悔をしないかと聞いてきたミラの表情は泣きそうな顔をしていて、そんな表情は見たくなくて抱き寄せれば大人しく俺の背中に手を回して、最後に小さな声で話すよ・・・リヴィエラさんと言われた。

    ー3-

    じゃあ、どこから話そうかな・・・・俺はね、昔から海が好きだったんだ。
    家からも海が近かったのもあるのかな?だから、本当に小さい頃から海で遊んだりする事が多かったんだ。
    ある日、父さんに海で遊んでくると言った日に普段は止めておけと言わない父さんが「今日は高波が来るかも知れないから止めておきなさい」って言ったんだ・・・でも俺はどうしても海で遊びたくて、父さんが書斎で読書をし始めて母さんが昼食を作ってる隙に外に抜け出して海に行ったんだ。
    ちょっと、そこで父親のいうことは聞いとけとか言わないでよ。
    海に着けば、波なんて一切無くて静かな浜辺でさ?父さんも冗談がキツいなって思って、何時もみたいに靴を脱いで海に入ってのんびりとしてたんだ。
    目を瞑りながらのんびりと海に浸かってた・・・数分か数十分はいたのを覚えてるんだけどね?
    突然全ての音が聞こえなくなったんだ、そして強い何かに引っ張られる感じがして目を開いたら、高波に飲み込まれてたんだ・・・流石に幼いながらにも死んだなって思ったよ。
    その後は意識が途切れてさ?本当に死んだな、終わったなって思ったんだけどね・・・どれくらい経ったかなんて分からないけど、目が覚めたんだ。
    大きな何か、いいや・・・あれは鯨が俺を助けくれたんだよ。
    驚いて一度目を閉じて次に開いた時にはとても綺麗な人がいたんだ・・・可笑しいと思うだろ?でも、忘れられない記憶なんだ。
    その淡い青い髪をした綺麗な人は俺に対して「鯨に愛された者か・・・貴殿の死を悲しんだ鯨が一度だけ、助けて欲しいと願った」って言ったんだ。
    あははっ、そんな驚いた顔しないでよ、リヴィエラさん。
    漠然とやっぱりあの高波に攫われて死んだんだなって10歳だった俺は理解して泣きたくなった。
    「鯨に愛された者よ・・・貴殿は確かに死んだが、とある鯨が助けてと願い命を差し出した・・・その命を貴殿に与えれば、生き返るだろうが少し変わるかもしれない、それでもお前は生き返りたいか?」なんて言われたらさ、生きたいって言いたくなっちゃうじゃない?だから、俺は生きたいって言ったんだ。
    「叶えよう・・・次に目が覚めた時には生き返って浜辺にいるだろう・・・ミラ・ケートス、次に死んだ時は俺の眷属だと言うことを忘れるな」って綺麗な顔をして嗤ったんだ。
    そして、綺麗に嗤った人はこう言った「俺の名はウェール、お前を影ながら見守ろう」と耳朶に触れて、その後は意識が遠のいたんだ。
    次に目を覚ませば、俺は浜辺に横になってたんだ・・・大勢のレスキュー隊と泣いてる両親が見えた。
    あぁ、俺はあの綺麗な人に本当に救われたんだなって思ったけど、やっぱり人ならざるモノって怖いね・・・ピアスなんてしてなかったのに左耳には水鯨の様に青くて、ウェールと名乗ったあの人みたいな、青色のピアスが開いてたんだ。
    後は微かに見えた毛先が淡い青色になっている事に気がついたよ。
    変わった事は海がもっと好きになったのと、溺れなくなった事かな?

    「まぁ、こんな感じかな・・・気持ち悪いでしょ?」

    リヴィエラさんがどんな顔をしているのか、気になったけど俺はリヴィエラさんの顔が見れなかった。
    だって、気持ち悪いという表情をしていたら立ち直れる気がしないから、だから俺は静かに立ち上がればいつものように明るい声で言うんだ。

    「それじゃ、俺はそろそろ部屋に帰るよ・・・またね?リヴィエラさん」

    歩き出すけど動き出す気配がないから、やっぱり話さなきゃ良かったなと思いながら部屋から出ようとすれば思い切り手を引っ張られて、そのままリヴィエラさんの腕の中に収まっていた。

    「気持ち悪いなんて思うわけ無いだろ」
    「あはっ、無理しなくて良いんだよ?一度死んでるなんて怖いでしょ」
    「怖くない、むしろミラ・・・お前がいなくなる方が俺は怖いよ」

    そう言ったリヴィエラさんの腕は微かに震えていて、あぁ本心から言ってるんだなって分かって思わず笑いそうになったけど嬉しさを噛み締めて言葉を紡ぐ。

    「リヴィエラさん、俺が死んでも泣かないでよ?」
    「泣く自信ならある」
    「あははっ、最期の時まで側にいるよ」


    ー4ー

    何故、戦わないで欲しかったと言われたか
    いつの日か死んだら神様の眷属になるという事があるというのを知ってるのはミラだけの筈なのに、両親は何となく、ミラが何かに愛されたからこそ戻ってこれたのだと分かったからこそ、死ぬかもしれない仕事について欲しくないと思っていたという事からの
    ミラには戦って欲しくなかったという言葉。
    そして、ミラを助けて欲しいと願った鯨は(ディフダ)である。
    その鯨の願いを叶えたのが海にいた鯨の神様(ウェール)だったというね。

    だから、ミラのサブスタンスの名前は2つのディフダウェールって名前なんだよね。
    なんの縁があったのかな?という話。
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    Replies from the creator

    bill_1124

    MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。
    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してる 2902

    bill_1124

    MEMOジェラルとリーファにゲームして欲しかったの

    視点はモブ。
    配信者であるジェラートという人物はどんな人なのか。
    たまに見てくれてる視聴者とマルチで遊んだりと色々とするのは知っている。
    そう、これはある日のジェラートの配信にての出来事である。
    先に言っておこう、俺はただのモブでジェラートの配信が好きでよく見てる視聴者の1人で最近はヒーローがたまにゲーム配信やってるのを見るのが好きな一般的な男だ。

    『それじゃ、今回も視聴してる人とマルチしようかな?誰かいるかなー?今回は強いとこ行くから誰か付き合ってくれる人いるー?』
    《そんなに、強くはないですが良ければ俺行きますよ》
    『お!誰かなー?リーファさん?よろしくね〜』
    《はーい、えっとマルチ参加すればいいですか?》
    『うん、それでいいよ?あ、リーファさんはボイスチャットとかはいける人?』
    《あ、一応大丈夫です…同室の人に許可取れば良いかな》
    『あ、誰かとルームシェアしてんのか、大変だね〜』
    《あ、許可出たのでボイスチャットいけます》
    『はーい、いつでも入ってきて良いからねー』

    リーファと言う名前を聞くと最近たまにゲーム実況をしているヒーローの1人であるリーファ・グレイアスを思い出すが、彼の戦闘狂なと 1535

    recommended works

    bill_1124

    CAN’T MAKEリーファさんが何故親族が嫌いになったのか。
    何故親戚をあそこまで毛嫌いをしているのか、そんな話。
    両親が死んだ。
    サブスタンスの事故に巻き込まれて亡くなったと聞いた。
    病院に運ばれた両親の死体を確認したが、表情は苦痛ではなくて良かったと思う。
    ディアとルナには見せられないなと思えば布をかけて貰った。
    廊下で待っていた2人は泣いていて、そうだ…まだ12歳なのだから気持ちも何もかも追いつかないだろう。

    「ディア、ルナ……確認してきたよ」
    「お兄ちゃん、どうして…パパもママもいなくなっちゃったの?」
    「ねぇ、寝てるだけなんだよね?何で僕らは入ったらダメなの?」
    「父さんも母さんも事故で亡くなったんだ…」

    2人と視線を合わせて話していれば、聞こえてくる声が耳障りだと感じてしまった。

    『リーファ・グレイアス!!!お前のせいだ!何の為のヒーローなんだ!お前がやる仕事だったんだろ!返せ!!息子を返せ!』
    『可哀想に、ディアくんもルナちゃんも優秀だったお父さんとお母さんとこんな早くお別れする事になって、ヒーローの癖に何も出来なかった役立たずな兄が残るなんて!いつ死んでも可笑しくないのに!』
    『ところで、2人の遺産はどうなる…』
    『こんな、20歳になったばかりのガキなんかに…』

    あぁ、父さん 1371

    bill_1124

    MOURNING本当はこんなに長くなるつもりなかったし、たた会議に対しての不満があって呆れているエリックが書きたかっただけなんだ!!!!
    だが、気がついたらロキさんが書いてた漫画から浮かんだエリック視点の話になってました。
    供養します。
    ーエリックさんは静かに呆れているー

    メンター会議があるからと会議室に向かっていればリファちゃんとスノウが歩いているのが見える。
    あの二人は同期だったし、アカデミーでも同室だったのを思い出せば懐かしさも感じる。
    今じゃサウスとウエストでわかれてるが、交流は続いてるのだろう。

    『それで?リーファはメジャーにはならないの?』
    『悩んでるよ、ずっとな』
    『どうせなら僕はリーファと同じメジャーになりたいけどね』
    『一足先にメジャーになってる奴が言う事か?』
    『それは、わざと合格しないようにしてるリファちゃんが言ったらダメな言葉だな』
    『エリックさん…知ってたんですか』
    『そりゃ、知ってるだろ……お前の実力なら確実にメジャーになれる、分かってるだろ?』
    『気が乗らないんですよ…それに、今のままでもそれなりに給料は良いですから』
    『まぁ、メジャーとAAAの差はそこまで無いからな』
    『という事でこの話はここまでにしてメンター会議に出ないとでしょう』
    『席は決まってないし久々にリーファの隣座ろうかな』
    『俺は何処でも良いけど』
    『リファは俺の隣な』
    『アルム、もう来てたのか?』

    楽しそうに話してる 2902

    途綺*

    DONE🐑🔮//綺羅星の微睡み

    甘やかされてふわふわしてぼんやり眠くなる話。※実際にある睡眠導入法を軽くアレンジしています。
    「ふーふーちゃんのばか」

    足を抱えて小さく丸まった浮奇の声は、深く潜り込んだベッドの中でくぐもって響いた。ファルガーがドッゴの夜の散歩から帰ってきた直後という、浮奇にとっては有り得ないほど早い時間にベッドへ入っているのは低気圧に負けて痛みを訴える頭のせいだった。

    外の雨が強くなるにつれて突き刺すような痛みが徐々に強くなってきたこめかみをさすりながら眉根を寄せていた浮奇は、見兼ねたファルガーに鎮痛薬を飲むよう促された。当然の対応だとは分かっていたが昼前から痛んでいた頭は疲れ切って正常な思考を保てず、浮奇は鎮痛薬を差し出すファルガーの手を拒否した。ふーふーちゃんが抱きしめてくれれば治るだとか、脳みそを取り出して壁に投げたいだとか、キスして甘やかしてよだとか。とにかく悪態をついた覚えはあるが何を口走ったのか記憶にない。ただ、話を受け流しつつ浮奇の手を引いてキッチンへと向かったファルガーが唐突に顎を掴んできて、優しく重なる唇に安心したのと同時にぬるい水と薬が口内へ流れ込んできたことで浮奇はようやく正気を取り戻した。
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