脇毛ってなんだろう前提として、人間は体毛が少ない生き物だ。
哺乳類は皆モフモフした奴が多い。
あの洞窟の中で逆さにぶら下がって引き篭ってるだけのコウモリでさえ、何故だかふかふかした印象がある。その防寒機能要る?その毛皮は自然界にもうちょっと還元されるべきではないだろうか。毎日電車に揺られて寒々しい夜空を帰宅するサラリーマンとかにちょっと分けてあげてほしい。
話が早速逸れた。
そう、人間には毛が少ないのだ。
局地的に濃い部分が幾ばくかあるだけで、全身モッフモフの人間って見たことが無いかもしれない。(私の経験上ないだけであって、ギネスブックには「世界一毛深い男」とか普通に居そうだけども)
それなのにその選ばれし毛深ゾーンの中でひとつ納得がいかない部分がある。そう、脇毛です。
頭髪はすごくわかる。頭には脳みそがある。それを守る頭皮を毛で完全ガードするのは火を見るより明らかに大事な心掛けであると言える。
眉毛も睫毛もわかる。目を守るための二層構造。額から垂れる液体を防ぎ切るために、睫毛だけでは飽き足らず眉毛という屋根まで付けてくれた上、サービス保証80余年。太っ腹である。
鼻毛も全然わかる。粘膜のあるところだからと、陰ながら積極的に私達をバイ菌から守る役目を果たしてくれている縁の下の力持ち。
顎髭はちょっとよく分からないが、顔の中でも割と尖っている部分だから、いざと言う時クッション材になってくれるんだろう。
腕や脛、そして陰毛は最も大切な毛と言える。手脚は身体の中で一番動かす部分だし、陰毛は言うまでもない。
前置きが長くなったが、ところで脇毛って要るんだろうか?
私は脇を守るべき瞬間にまだ直面したことがないので、こればかりは本当にわからない。
ワキガは汗腺から引き起こされるらしい。しかし脇汗をかく原因を作ってるの、貴方じゃないですか?脇毛さん。
それどころか人間はデフォルトで腕を下ろしているのだから、一番守られている箇所とも言える。そして局部のように汚れるべき機会がある訳でもない。(下品な話で申し訳ない)
本当になんのためにいるんだろうか、脇毛。
私にはこれが本当にわからない。
深夜の勢いでそるてぃ♡ぷいぷいnoteの初投稿をこんな話題で汚してしまって申し訳ない。
しかし私も本当は一介の作家らしく、「産みの苦しみ」なんてものを語ってみたかった。
むしろ私にnoteなんて洒落たエッセイ集を勧めてくれた方々はそっちを期待していたことだろう。わかってはいるつもりです。
でも今の私には脇毛がどうしても気になって気になって、自分でもどうしたらいいのかわからないのです。
大人しく寝ることにします。ではまた次回。
(あることを願います)