Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    カーケンメテオル山田

    まほやく小説 いらすと

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💡 🚔 🍗 🍴
    POIPOI 86

    第二話 荷物の届け先はどこ?第一問の答えを入れよ(ローマ字・大文字で四文字)
    →第三話へ
    https://poipiku.com/1803236/6574355.html
    →もくじ
    https://html.co.jp/nteater_

    #そういうブラネロ
    thatKindOfBranello.

    Tap to full screen (size:1371x1500).Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    時緒🍴自家通販実施中

    TRAININGお題:「昔話」「リラックス」「見惚れる」
    盗賊団の伝説を思い出すネロが、ブラッドリーとの初めてのキスを思い出すお話です。軽いキス描写があります。
    かつての瞳 ブラッドは酔うと時折、本当に時折昔話をする。
     普段はそんな様子など見せないくせに、高慢ちきな貴族さまから後妻を奪った話だとか(彼女はただ可哀想な女ではなく女傑だったようで、しばらく死の盗賊団の女神になり、北の国の芸術家のミューズになった)、これもやはり領民のことを考えない領主から土地を奪い、追いやった後等しく土地を分配したことなど、今でも死の盗賊団の伝説のうちでも語り草になっている話を、ブラッドは酒を飲みながらした。俺はそれを聞きながら、昔の話をするなんて老いている証拠かなんて思ったりして、けれど自分も同じように貴族から奪った後妻に作ってやった料理の話(彼女は貧しい村の出で、豆のスープが結局は一番うまいと言っていた)や、やっと手に入れた土地をどう扱っていいのか分からない領民に、豆の撒き方を教えてやった話などを思い出していたのだから、同じようなものなのだろう。そしてそういう話の後には、決まって初めて俺とブラッドがキスをした時の話になる。それは決まりきったルーティーンみたいなものだった。
    1852