Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    はんちょー

    らくがきだったりいろいろ

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 43

    はんちょー

    ☆quiet follow

    いずれテスデイになるS〇Pパロ、デに関する方の報告書 進捗
    書きかけだしこれ単体だとテスデイの欠片もない

    SCP-2355 天使の遺物アイテム番号:SCP-2355

    オブジェクトクラス:Safe

    特別収容プロトコル:SCP-2355は、一日の死亡者数が最も多いサイトに収容してください。現在はサイト-86の5m×5m×5mの特別収容室に収容されています。収容室内の四方には監視カメラを設置し、担当職員は交代で24時間体制の監視を行ってください。

    担当職員は、SCP-2355を中心とした半径20km以内の一日の死亡者数を毎日必ず集計してください。範囲内で死亡者が1人でも確認できた場合は、その旨を報告してください。午前0時から23時間30分が経過した時点で死亡者数が0人だった場合は、特別担当管理者であるヴォイド研究員に通達後、Dクラス職員1名をただちに終了してください。
    サイト-86が何らかの事由で上記の条件を満たさなくなった、または継続的に満たすことが困難になった場合は、ただちに別の候補先へSCP-2355を輸送してください。それに伴ってヴォイド研究員も異動となり、引き続きSCP-2355の担当管理者となります。輸送先のサイトの職員は彼の指示の下、収容プロトコルを厳守してSCP-2355の再収容を行ってください。

    上記の条件を満たしているにもかかわらず、SCP-2355の活性化またはその兆候が見られた場合は、ただちに全ての監視用映像機器の電源を落とし、ヴォイド研究員に連絡してください。SCP-2355の異常性の暴露者とみられる人型実体が存在する場合はただちに確保し、抵抗する場合は拘束してください。暴露者は身体検査及び精神分析、ヴォイド研究員による聴取を受けた後、同サイト内の標準人型収容室に個別に収容されます。
     


    説明:SCP-2355は過去改変能力を持つ非生物オブジェクトです。
    直径10㎝、厚さ1cmの正円の輪型で、未知の木材で構成されており、あらゆる破壊行動に対する耐性を持ちます。内円部を通しての視界は白い空洞であるかのように知覚され、いかなる映像機器を以てしても空洞内の景色を視認することは不可能です。

    SCP-2355は通常は非活性状態にあり、周囲に影響を及ぼすことはありません。SCP-2355は半径20㎞以内の一日の死亡者数が0人だった場合に活性化し、不可逆的な過去改変を引き起こします。
    SCP-2355が活性化すると、■■■■㏈相当の白色の光を発し、周囲のあらゆる映像機器の機能を5秒~10秒間停止させます。これにより、SCP-2355による過去改変が発生する瞬間を記録する試みはすべて失敗しています。

    SCP-2355の活性化時、その近辺に人間(以下、暴露者)が存在した場合、SCP-2355の過去改変の影響を受けて消失します。暴露者が消失する直前まで存在していたとされる地表には、暴露者の身体的特徴と一致するとされる人型の影(以下、SCP-2355-a)が出現します。SCP-2355-aはいかなる手段を以てしても除去できません。
    この過去改変は公式・非公式を問わない記録、文書、個人の記憶にまで影響し、暴露者の存在したあらゆる記録を抹消し、不都合のない記録に書き換えます。通常、暴露者が消失したことを認識することは困難ですが、暴露者がある特定の分野に多大な功績を残していたなどで、消失による影響が大規模になると、改変後の記録等に矛盾点や不自然な空白が発見されることがあります。これらを調査することで暴露者の存在を証明することが可能となっています。SCPー2355の暴露者であり唯一の生存者であるヴォイド研究員は、SCPー2355の過去改変の影響を受けません。


     
    補遺:SCP-2355は、19■■年にアメリカ合衆国ネバダ州建立の■■■■大学にて最初に発見されました。
    発見当時、■■■■大学において原因不明の激しい発光が観測されました。この報告を受けた財団が職員を調査に向かわせたところ、空き室となっていた研究室にてショーケースに納められた状態のSCP-2355、成人男性1人分と子供1人分のSCP-2355-a、そして当時10歳の氏名及び戸籍不明の少年を発見しました。
    関係者や目撃者には事情聴取後、記憶処理が施されました。研究室は速やかに封鎖され、カバーストーリー『不始末によるボヤ』が流布されました。
    異常性を発揮したと思しきSCP-2335はただちに確保され、当時のサイト-■■に輸送のち収容されました。SCP-2355と共に発見された少年も現地のエージェントに保護されました。この少年が財団の観測下によるSCPー2355の最初の暴露者である、後のヴォイド研究員となります。

    その後の聴取によると、当時のヴォイド研究員は、■■■■大学に勤務していた父親の職場を見学する目的で当研究室を訪れ、その研究対象であったSCPー2355の異常性に暴露したものと思われます。SCPー2355は『天使の遺物』と呼ばれており、彼の父親が研究していたセム族に伝わる遺物であるとされています。
    当時の財団は聴取の内容についての調査を行いましたが、当時のヴォイド少年とその父親についての記録は確認できませんでした。また、彼らの住居とされるネバダ州[編集済]にある貸家は空き家となっており、人が生活した痕跡は確認できませんでした。
    また、当時のヴォイド研究員に対する身体検査及び精神分析の結果、身体機能には一切の異常がないにも関わらず、1日の内の5分間分の事象しか記憶できないという記憶疾患があることが判明しました。当時のヴォイド研究員の供述によると、この疾患はSCP-2355への暴露以前には存在しなかったと推測されます。

    以上により、発見当時のSCP-2355は「暴露者に何らかの記憶障害を引き起こすオブジェクト」ではないかと認識されていました。しかしサイト-■■への収容以降、SCP-2355は同様の異常性を発揮することはなく、一方でSCP-2355-aを収容室内に不定期に出現させ続けました。当時の財団はその原因を特定できず、SCPー2355を暫定的にEuclidクラスオブジェクトとして認定し継続的な調査を続けていました。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤❤❤💘💘💞👏💞💞💘👏👏💖💞💖💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    Haruto9000

    DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。
    ※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。

    【あらすじ】
    無事に息子を出産したクー・フーリンだが、スカサハに息子を殺されかける。
    信頼していた師の行動にショックを受ける彼女。
    それでも、兄弟子のフェルディアや女王オイフェ、スカサハの娘・ウアタハたちに支えられながら、子どもを育てようとするが…。
    ミラーリング #10(影の国編:後編)猛犬の息子
     轟く怒声。馬のいななき。赤く染まる川。
     バシャバシャと水しぶきを上げながら浅瀬を渡る。枯れた森を抜けたところで、空に向かって激しく燃え上がる火柱が目に飛び込んでくる。城だ。城が燃えている!
     ──助けて!
     誰かの叫び声が聞こえ、その方向へ向かって走る。
     ──助けて、誰か!
     バチバチと音を立てて炎上する城壁を見上げれば、誰かが自分に向かって手を差し出している。
     ──お願い、誰か。誰か、助けて!

    「……きろ、クー! 起きろ!」
     強く揺さぶられ、目を開けた。オイフェが心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。
    「ひどくうなされていたぞ。大丈夫か?」
    「あ、ああ……」
     いまだ動悸はおさまらない。嫌な夢を見ていた気がする。呆然としながら汗をぬぐったところで、クー・フーリンは慌てて起き上がった。
    34100