映画金カム感想・尾（ツダケンさん）のナレで始まるのが既にやばい。

※というか名前とか文字が出てくる度に金カムって感じがして胸が熱くなる。

・二〇三高地凄い。戦争ものの映画を見てるかのクオリティと臨場感。解像度が爆上がり。そりゃこの地獄の中を生き抜いた杉や師団たちの腹が据わりすぎてるわけだ…と思わせてくれるくらいの凄まじさ。多少の鉄火場で動じるはずがない。あそこに突撃とかただただ絶望。一人でロシア軍の塹壕に突っ込んでいく杉が正気とは思えないレベル。

※弾がぴゅんぴゅん耳元を掠めていくし、とりあえず撃たれる。日本兵ロシア兵関係なく撃たれまくる。血しぶきは普通に冷たかった！

・監督曰く、二〇三高地のシーンには師団の軍人全員いるらしいけど、全体の迫力に圧倒されすぎて全然気付けなかった。

※IMAXに比べて人の顔が判別しにくい…けど尾だけは分かった！スローで見たい。谷も分かったという人が多かったけど、私には見つけられなかった。

◎三回目にして漸く谷を見つけた。でも正直あとは全く分からない。尾は指揮官みたいな人を撃つの、ほんとこれぞ狙撃手って感じでめっちゃいい。

・キャラの肌感がめっちゃいい。服が綺麗だとかは公開前に言われてたけど、服なんかよりも肌の質感が凄い。

・後藤のおっさん、まんま後藤のおっさん。

・脱獄囚のシーン、刀振ってるのは当然じっじとして、すかさず銃を取って撃ってるのが二瓶、馬乗りで滅多刺しにしてるのが辺見ちゃんかなぁとか考えるだけで楽しい。

※じっじのあと、屯田兵投げ飛ばしてるのが牛先生か。

・IMAXだからというのもあるのか、ヒグマの迫力が凄い。怖い。

・リパさんめっちゃ綺麗。美人。でもなんとなくちょっと幼く見えるのがいい。

・熊を倒した後、出されたリパさんの手を取ろうと伸ばされた杉の手の傷の断面がめっちゃ生々しい。

※４DXだと傷の断面は見えるけど、やっぱりそこまで生々しくなかった。

・先生が投げ飛ばした遊女が原作に忠実に回って飛んでいくのにちょっと笑ってしまった。

・先生のおっぱい凄い。思わず目がいった。ガン見してから、そういえばついったでも先生のおっぱいが話題になってたことを思い出した。

・でもこれ、じっじが最初に先生を勧誘する辺り、ほんと囚人としては（話も通じるし）最大戦力なんだよなぁと思うとちょっとにやにや。

・それにしても「男子はいくつになっても刀を振り回すのが好きだろう」はほんと名台詞。

・リスに対する2人の見解の違い、ほんと好き。大好き。

・笠原と白石が一緒に出てきた瞬間、原作ってどうだっけ？別々だったよな？と一瞬考えて、2人並んで吊るされてるシーンで「あ、やっぱ原作は一人ずつだ」ってなった。白石もシュパァされちゃう。

※笠原が捕まった瞬間、迷わず逃げ出すのがほんと白石。そういうとこ好き。笠原と一緒にいたのも、いざというときの囮にするためってのもあったんだろうなぁ。

※尾にヘッショしてもらえるの最高すぎる。

・銃剣を支えに銃を撃つ尾ちゃんカッコいい。「当たるわけがない」というセリフいいなぁ。あと銃剣を抜く姿もカッコいい。ボルト抜きもカッコいい。というか坊主尾カッコいい。

・原作に忠実な二話尾、素敵です。

・「どれだけ危険な博打に手を出しているのか分かっておらんのだ」のセリフいいよね。

・やっぱり尾も別に弱いわけじゃないんだよなぁ。ちょっとやり合う相手が常人離れしてるだけで。

◎相手が杉でなくてそこらの兵なら普通に制圧できてそうな気がする。身のこなしがもうね。

・やっぱり「手に負えん。片腕だけに」という尾、渾身のダジャレはカットか…。

※尾と一緒に杉と戦って、腕を折られて落とされるの…追体験してるみたいで嬉しい。

・白と杉の追いかけっこが楽しそうすぎて普通に笑ってしまったし、自然すぎて原作にあったシーンかと錯覚してしまった。勿論川に落ちて以降の2人にも笑った。仲良いなぁ。杉とリパさんのコンビも好きだけど、杉と白のコンビも好き。

◎白の動作一つ一つが解像度高すぎるんよ…本当に野生の白。

※焚き火あったかぁい…。

・尾ちゃん…鶴の手を取って、その手に直接指で「ふじみ」って書いたのね…ちょっとどきどきしちゃった…。

※このシーンは何度見てもドキドキしちゃう。

◎尾を覗き込んでるの、特典のおかげで野かと思っちゃったけど二だったな。クソ尾形が痛い目にあってにやにやしてるのか。造反組に尻を剥かれた尾ににやにやしてるのか。

・造反組が出てきたときの喜びをどう表現したものか…何かこう…めっちゃ嬉しかった。

◎登場して最初の造反組三人の表情がほんとそのまますぎて感動するレベル。というかこの三人…文字で名前出てこないのか…。

・伍長の「もういい撃とう撃とう」に関しては語り尽くされてるけど、その後の「本物ならば死なんのだろう？」と銃を撃つのもめっちゃ好きなんだ。…このとき谷がこっちにいれば、どうなってたんだろうなぁとちょっと思う。谷なら熊の穴だって絶対分かるもんなぁ。

・顔ぺろんちょ。

※もちろん一緒にぺろんちょされちゃう。

・何の配慮もなく、三人とも原作通りの死に方なのが素晴らしい。

・熊の赤ちゃんめっちゃ可愛い。

・和田大尉が出てきて、鶴が指を噛み切って、そこから「撃て！」「はい」で月が和田さんを撃つまでの流れはもう完成されてるから。満足。

※月、原作では一部を除いて徹頭徹尾「月島軍曹」なのに映画だとちゃんと「月島基」で出てくるの、新鮮でときめく。

◎何度も確認するけど「私の部下」なのよなぁ。軍隊のこの辺の指揮系統が分からない。鶴中も含めて部下だから？尾たちの直属の上官は鶴でいいんだろうか。尉官以上が将校なわけで…ううん？

・知ってはいたけど、フチもまんまフチ。

・リパさんの幼名が変わってる。じいちゃんの尻の穴じゃなくなった。腐ったうんこの塊になっちゃった。

・杉がフチを見てアイヌの風習を真似するの、間の開け方や動きの緩急のせいか、漫画とかよりも凄く丁寧でアイヌ文化を尊重してることが伝わってきて凄く良かった。

・この村では年寄りしかしないというトゥレンペへのお供え、杉がしてるのをみてオソマも真似してるのめっちゃ可愛い。

・カワウソの頭のシーン、めっちゃ好き。

・ちっさいリパさんめっちゃ可愛いし、一緒に泣いてしまった…。

・小樽の町中での先生と白の追いかけっこのドンパチ。普通に面白かったんだけど、多分IMAXだからなんだろうけど後ろからも銃を撃つ音が聞こえてきてめっちゃびっくりした。思わず後ろ向いてしまった。

※正直先生に投げ飛ばされるの、めっちゃテンション上がった。楽しい…。

※あの、ダイナマイトみたいな爆弾。よへとこへが目も向けずに投げ渡して投げ飛ばす、あの息のぴったり加減が良き。

・鶴とジッジの初対面、めっちゃ好きなんだよなぁ。二人共嬉しそうというか楽しそうに笑うの。

◎ふと気付いてしまったんだけど…この刀が結果的に尾の命を奪うことになるのよな…。

・鶴と杉が話してるの、少し離れてるとは言え、一番近いところで月が身動ぎ一つせずにじっと立ってるのが最高すぎる。

※ここの月、杉の一挙一動を監視してるのか。

◎というか坊主というか短髪なのがね！いいよね！

・団子の串を持ったまま鶴が杉の横に歩いてきた瞬間、これはやるなと思ったらやっぱりやった。杉もだけど師団のメンバーも誰一人ぴくりともしないの凄い。

・二階堂兄弟、こうして改めて見るとこいつらもなかなか悪どいよなぁ。とはいえ、ここから杉と浩平の長い長い因縁が始まるのかと思うと胸熱。

◎どこぞで見かけた「二階堂兄弟は鶴にしか御せない」とかいうのが納得出来るほどの暴走っぷり。

・椅子に座ったままジャンプで回転する杉が見れたので満足です。

・杉を取り押さえながら二階堂を見る月の目つきがめっちゃ月。何あれときめく。

※というかね！杉を抑えるのが月っていうのがもうね！堪らんよね！

・レタラに噛まれ、毒矢で脅され、ヒグマの油を塗ってぬたぁと入り込んでくる白、好き。

・洋平と浩平の今生の別れの瞬間だと思うとちょっと切ない。

※いやでもやっぱりどう見ても自業自得すぎるんだよな。洋平の殺され方がちょっとあれなだけで。

・死にかけ（と思ってる）とはいえ、不死身の杉元に月をつけた映画鶴の判断が素晴らしい。死ぬ前に刺青人皮の場所を聞き出すとかめっちゃ重要な任務だしね。

・ここの映画オリジナルの橇上での戦いが素晴らしすぎた。杉対月が見れた。無駄口一つ叩かず、無言のまま容赦ない月が解釈一致。橇から杉と一緒に落ちたときも、そのまま転がっていくことなくちゃんとロープ掴んでるのが最高。後に谷を追いかけるときのターミネーターっぷりを思い起こさせてくれた。これは原作のあのシーンがあってこそだろうなぁ。キャラに対する監督の解像度がめっちゃ高い。

※月に膝蹴りされ、馬乗りになって殴られるという体験をありがとう…めっちゃ興奮した…。夕張では尾になって月に蹴り飛ばされるのかと思うと、興奮しすぎて鼻血が出そう。

・そこからの対浩平戦。ちゃんとここで、五体満足のうちに杉と戦わせてくれるの嬉しい。この後四肢がなくなっていくのが分かってるからこそ。浩平の杉に対する怒りと執着の原点みたいなのがあって良かった。

※強敵の月を退け、怒れるこへをも退け、ほっとする間もなくラスボス登場の絶望感って結構凄いよね。ほんとここの橇のシーンは個人的に映画の最高潮。原作にないシーンなだけに余計にテンション上がる。

・馬から転げ落ちて、そのままノンストップで起き上がる動きのまま走ってくる鶴が漫画のまま過ぎてビビる。あんな動き、本当に人間が出来るんだ…。

・軍服姿の白、ありがとうございます！人皮探してる姿も好き。

※この辺に宇が写ってるという説を聞いて探してみたけど、それに該当しそうな兵は見当たらず…。

・人皮服を着てる鶴を見て「変態」という白。このあと変態が出すぎて、これのどのへんが変態なのかも分からないんだけど、確かにここまででは変態って出てきてないのか。

・ここで杉の過去話か。順番も上手いなぁ。

※火のシーンで毎回あった匂いがEDでもあるの、何かこれからの波乱を予感させてくれて好き。

◎三八かな？を手にする月が怪我してるの、杉とやりあった痕だと思うと何かときめく。

・初めてオソマを食べるリパさんの表情も本当にいいなぁ。

・傷あり尾ちゃんが一瞬出てきた！

・二瓶も辺見ちゃんも家もマッちゃんもキロちゃんもいるじゃん！！！絶対続編あるよね！？！？

・ウイもまんまウイだったけど、のっぺらぼうとして出てくると迫力が凄い。



個人的には月と白と鶴が良すぎた。時点で尾と伍長。

人生初４DX。完全にアトラクション。面白いけど確かに１回目ではあまり映像に集中できない気がするので2回目以降がいいかも。とはいえ爆発の振動とか、全キャラが受ける攻撃を全て我が身で体感出来るのが最高すぎた。アクション映画にはもってこい。
でも感動度としてはIMAXの大画面と映像の綺麗さの方が上だった。

IMAX、４DX、通常版と全て見て思ったこと。
私、割と大音量ゆえの振動が好きなので、そういう意味ではやっぱり４DXでなくてもいいかも知れない。個人的な好みとしてはIMAX最強。でもやっぱり尾にヘッショされあｔり月に殴られるという貴重な体験ができたので４DXも素晴らしい。