ワンライお題【告白/コーヒー】
社長宿×学生伏
「ん…」
目が覚める。
ぼやける視界の先、恋人の姿は無い。
またか…
そう思いながら居たであろう形跡、シーツの乱れた場所へ手を伸ばしさらりと撫でる。
案の定温もりなんて優しいものはなくて朝の空気に晒されて冷たい布の感触がするだけだった。
はぁ…
あいつはこの虚しさを知っているのだろうか。
夜、勘違いするほど優しく抱き締められ、快感を与えられ、甘やかされる。
所詮ベッドの中だけの優しさ
気に入ったと連れてこられて身体を重ねて、気付いた時には絆されていた。
俺が絆された頃にはあいつの興味も薄れたのか、、、
歳も違う、立場も役割も
社長と学生じゃあ比較の対象にもならない。
それこそ男同士で、一種の性欲処理
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