「作戦概要は以上です。何か質問は?」
「…スネイル、レイヴン一人にこの配置は…少々危険ではないか?」
「貴方には聞いていませんよ第4隊長」
ここはアーキバスの作戦室。卓上に表示されているモニターの明かりが薄っすらとこの場にいる3人を照らしている。
621は先の任務で確保した物資の輸送をし終えた直後に新たな依頼を申し込まれた。
それは惑星封鎖機構の特別拠点の強襲作戦で、急遽決まったものだった。独立傭兵を囮として主力部隊を釣り出し、別方面からアーキバスの部隊(今回はラスティがメインで抜擢された)が拠点を叩く。主要拠点ではないことから配置されている敵の数はそこまで多くない。とは言え、一人で捌くには並大抵のAC乗りでは死にに行くのと同義である。
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