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    秘みつ。

    @himi210

    @himi210 小説 / 毎日更新12:00〜21:00 / 凪茨右茨ジひジ▼感想質問お気軽に📩 http://bit.ly/3zs7fJw##ポイピクonly はpixiv未掲載ポイピク掲載のみの作品▼R18=18歳以下閲覧禁止▼##全年齢 for all ages▼連載一覧http://hi.mi210.com/ser▼連載後はpixivにまとめ掲載http://pixiv.me/mi2maru▼注意http://hi.mi210.com/guide▼フォロ限についてhttps://poipiku.com/19457/8988325.html

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    POIPOI 1582

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    凪茨▼ケーキバース、ディープキスいちゃいちゃ、※凪砂くんが茨の爪を食べる描写があります※モブが出ます

    ##凪茨
    ##全年齢

    きみはごちそう3「爪の垢を煎じて飲むの、美味しいんだね」
     茨の爪を咀嚼しながら、その紅茶を飲み干した。
     茨は私の《ケーキ》で、《フォーク》の私は茨にしか味を感じなかった。極上のお菓子。あまいあまい私の茨。茨は自分を切り売りしようとするけれど、ずっとそばにいたい私は、ほんとうに食べるようなことは、しない。
     だからこうして茨は自分の一部を、私に分けてくれる。
    「爪は消化されますが髪は消化されないので多量に摂取しないほうがいいですよ」
    「そうなんだね。砂糖菓子みたいに甘いんだけれど」
    食毛症ラプンツェル症候群のようになれば毛髪胃石を形成しかねませんので我慢していただきたく……」
    「うん、わかった」
    「かわりに……俺の唾液なら、いくらでも……」
    「……ふふ、うん、いいのかな」
     茨がもじもじしてそんな誘い方をする。
     その甘露を湛えたくちびるを、そっとなぞった。
     甘い香り。茨の匂い。
     それが嬉しくて、わたしぬはゆっくり抱きしめながらくちづける。
    「ん……はぁ……」
    「おいしい……茨……」
     澄んだ泉に似た透明感のある甘さが、とろとろと色づいて果実感が増していく。茨の口腔を愛撫して、極上を飲み干していった。
    「あ……♡ あう♡ ふぁ……♡」
    「かわいい……甘くておいしくて、大好きだよ、茨……」
     ちゅぷちゅぷと愛して、もっともっとと手を深くしていった時――、コンコン、と早めのノックが聞こえた。
    「っ! は、い!」
     お時間です、とスタッフがドア越しに告げる。
    「了解であります、」
     上気した顔で、茨はドアに叫んだ。
    「すみません閣下……」
     私の腕を抜け出して、鏡に向かった。真っ赤な耳をどう隠そうか、悩んでいるみたい。
    「……続きは夜にね」
     そっと頭にキスをした。甘く麗しい、私のケーキの味がした。

     ***

     生放送のそれぞれのテーブルに、先ほどのVTRのケーキが出された。限りなく雲に近いというコンセプトで、くちのなかでとろけてしまう繊細なケーキ。試食タイムである。
    「美味しいでありますな、まさに芸術品! 特にこのクリームの――」
     閣下は食べ物の味はわからない《フォーク》だから、俺がコメントをして抜いてもらうしかない。俺が触れられれば味がしただろうに、そんな機会はなかった。
     だけれど――おかしい。カメラは何故か閣下を抜いている。司会も閣下に話題を振って――まさか。
    「……おいしいね、ふわふわでやわらかい」
     ここで、後ろからドッキリの看板を持った芸人が現れた。
     リアクション薄いですねぇ――激辛平気ですか!? と囃し立てられた。
    「うん――そう、なのかも」
     味がわからないとか、まさか《フォーク》だったりして――と、発言されてしまい、サッと血の気がひいた。
     閣下はよくわかっていなかったようだけれど、《フォーク》は猟奇的殺人事件を起こす人種だと予備殺人者のレッテルを貼られている。だからそれを公表するのはリスクが大きすぎた。
     七種くん、襲われちゃいますよ――と俺に絡んでくる。わらって流れていく中で閣下はにこやかに、はっきりと発言してしまった。
    「私のケーキは茨。だから問題はないよ」

     ***

     号外が出てしまった。Adam禁断のフォークとケーキ。俺はもともとケーキだということは隠してはいなかったが、閣下の方が問題だ。これはプレスリリースをして印象操作をしないと今後に悪影響が出かねない。
    「……ごめんね、茨」
    「いえ、なんとかしてみせますので。本日の握手会に集中しましょう」
     ファンからは応援や励ましの言葉が多く、閣下もにこやかに上手く対応してくださっていた。あと数人のところで、事件は起きる。
     わたしをたべて! と、そのファンがいきなり閣下に抱きついた。
    「……!」
     何が起こったかわからなかったが、閣下の目の色が変わって状況がわかる。その女は《ケーキ》なのだ。
    「閣下っ!」
     まずい、これで噛みつきでもすれば大惨事だ。
     閣下は、くちを押さえてその誘惑に耐えていた。
     スタッフが女を引き剥がして、俺は閣下を取り返す。
     ブースの裏に避難して、乱れた呼吸の閣下の、その背中をそっと撫でた。
    「大丈夫ですか……、流石は閣下であります、よく耐えられました……」
     はっ、はっ、と息をして、閣下は俺を、ぎゅっと掻き抱く。
    「私、モンスターなんだね……」
    「いえ……そんな」
    「でも、私、茨がいるから、絶対襲わないよ」
     閣下の指先が震えているのがわかった。押さえきれない衝動を飼っている。一番怖いと思っているのは閣下で、それは俺なんかじゃなかった。
    「俺だけを食べてください……、俺を、食べてしまっても構いませんから」
    「やだ。ずっと、ずっと一緒にいたいから」
     触れるだけのキス。それもきっと閣下にとってはごちそうなのだろう。そこには恐怖も不安も残っていなくて、ただ最強のアイドル乱凪砂がただずんでいた。
    「ファンが待ってる、いこう、茨」
    「……アイ・アイ!」
     Adamはフォークとケーキだ。だから二人で生きていく。危険も飼い慣らして、命を賭して、二人だけの世界を。
     どう生きていくかを示そう。孕む危険はないと、世間に教えるのだ。

    (220420)
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    Elocy

    DOODLE·以赛博朋克2077边缘行者动画为背景的俊日同人作,副cp为凪茨,其他皆为CB向。
    ·作者的游戏是云的,如果有与游戏的任何出入,请当成是作者的私设
    ·分级是NC-17,请了解该分级后再选择打开。
    ·不是什么愉快的,细想后仍旧不是很愉快的故事
    ·有角色死亡,还有会剧透所以无法打出的预警,请看之前做好心理建设。
    【纯日和&凪茨】赛博朋克2077——衰败乐园001“纯君。”
    夜幕好似寡妇漆黑庄重的裙摆,黑夜中有绚烂精美的烟花裂出划破长空的星流,巴日和站在无数绽放的焰火前,浅绿色的发丝被火光照耀,透着温润又晶莹的光。他的笑容柔和,紫眸里倒映出他的身影,漂亮的嘴唇微张,明明是震耳欲聋的烟花声响,涟纯却清晰地听到了巴日和说出的话。
    “要去做不会让自己后悔的事呢。”


    赛博朋克2077·衰败乐园

    “跑快点!跟上!”

    乌泱泱的武装队伍手持枪械,步伐整齐又急促地朝着同一方向前进。在他们前方是一道肉眼几乎无法捕捉的身影,索性军队也不是吃素的,集体安装过的电子义眼可以捕捉到他几秒前留下的残影。队员的机械眼眸在瞄准镜的后方不断变幻着焦距,脑中的信号集结,预判出对方的落脚点。

    红圈刚一框到人影边缘,手指便没有任何迟钝地扣下扳机,接着数十发弹药同时从不同方向发出,染灰的梁柱上顿时便出现了一个极大的深坑,那是所有队员训练有素的象征。
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